風のとびら

二巻目スタート！

  八王子丹木の丘の連句の教室。半歌仙（18句）満尾。発句（最初の句）には拙句「遥かなる頂白き初夏の富士」を使い、3グループに分けて「遥かなる」の巻、「頂白き」の巻、「初夏の富士」の巻と3巻を巻きました。1人ずつ順番に句を付ける「膝送り」という方法で。進行役の捌きは、教室をウロウロしながら3巻ともわたしが務めました。   季節は初夏から仲夏へと移り、先週は、池あり丘あり谷あり、植え込みだらけのキャンパスを散策し、発句に挑戦。捌きも学生さんに任せてみることにしました。今度は、「出勝ち」で付けていきます。出勝ちは、付けをみんなで考えて、その中から捌きが1句を治定する方法。式目をみんなで確認し合いながら、これが良いな、と捌きが選ぶ感覚をメンバー全員で共有しているようすを外から見ているのも楽しい！   普通、連句会では初心者だけで座を組んだり、捌いたりということはあまりしません。でも、今時の学生さんはアクティブラーニングの洗礼を受けています。安心で安全な「場」を教師が作りさえすれば、文字通り付かず離れずのトポロジーがうまく働いて、連句は理想的なワークショップになりうることに気がつきました。そのあたりの連句アルゴリズム、見える化してみたいなー！

真心十割

　我が家でむかし買っていたミニー（左、雌）とジョン（右、雄）です。ジョンが１歳弱先輩で夫婦でも兄弟でもありませんが、仲良く暮らしていました。14歳でジョンが多発性の筋肉の腫瘍で亡くなったとき、ミニーはどこも悪いところがなく、医師にも「この犬は長生きする」と言われていました。でも、ジョンがなくなって1週間後の朝、ミニーは冷たくなっていました。 　いろんなつながり方がありますが、丹木の連句の教室では、ことばをつなげる練習です。 　初めて間もない頃のお題は、『連句　学びから遊びへ』（おうふう、2005年）の記事を参考に、「春日和手話に答える手話の愛（小関光代）」という句に、蕎麦屋になってつもりで付けを考えるというもの。どの付けも味わい深かったのですが・・・ 春日和手話に答える手話の愛 蕎麦は二八で真心十割 という付けにホッコリしました。下の句が字余りで音数律がイレギュラーな四三ですが、連句の教室の滑り出しとしては幸先が良いなーと思ったことです。

小島ケイタニーラブさん「ミーツ連句」

連句の教室＠八王子

​　​いよいよ連句の教室＠八王子がスタートです。受講生は15人。先週は３つのグループに分かれて、「新三つ物」にチャレンジ（発句脇句第三から成る三句仕立ての連句）しました。　その日の朝、キャンパス内に「Wisdom Load」なるものがあるのに気づいたので、「智の道を踏みしめて行く春の朝」という句をひねり出し、これに自由に付句を考えてもらいました。　ひとりが「桜地に満ち学問の未知」という付けを出してくれました。　　智の道を踏みしめて行く春の朝　　　桜地に満ち学問の未知　「michi」というサウンドとキャンパスの景色やわたしの話を取り込んでみごとです。　別のグループで完成した三つ物はこんなふうでした。　　智の道を踏みしめて行く春の朝　　　桜が祝う俺の始まり　　午前二時まだまだ続く長電話　時分打越ではありますが、転じも効いているし数字のパンチ力もありみごとな第三です。　今後の展開がとっても楽しみです！　​　​

ウソとホント（虚実皮膜）

​　　連句はもちろんフィクション（虚構）です。事実と異なることでもアレコレ想像（妄想）して句を付けていきます。1巻の中には月の座、花の座、恋の座があり、春夏秋冬の句を織り込みもするので、自分の体験だけに基づく句を出すことは不可能だし、そうする必要もまったくありません。 　ところが、たまたま1巻の流れの中で、つい最近の経験がフッと思い出されることがあります。そんな時は不思議とパッと付け句を思いつきます。連句の神様が「チョンチョン」と表現中枢を突っついてくださるのでしょうか。 　今から2年ほど前のことです。緩和ケア病棟に母が入院していました。平日はわたしが泊まり込み、週末は遠方の妹が来て交替で付き添いをしていました。ある日曜日、気分転換に連句会に参加しました。前後の句は忘れてしまいましたが、「笑いの絶えぬ緩和病棟」という付けを出しました。「ホントにそうよね」、とやはりお父様をホスピスで看取られたことのあるお捌がおっしゃり治定（採用）してくださいました。 　翌月、長野で善光寺門前連句会がありましたが、出席できませんでした。欠席を伝えるメールに駄句をしたためました。 会のメンバーが、その句を発句にして一巻を巻いてくださいました。　　　母の逝く弥生望月沈む頃　　香織　　　　　　山もと遥か遠霞立つ　　　千惠子　　 　　　書見台都忘れを傍らに　　　竹仙 　自分は同座していませんが、忘れられない一巻のひとつです。　　​

連衆心と興新荘

​​　​​ずっとむかし、このブログでも紹介した興新荘という大学時代9年間を過ごした賄い付きの下宿。春のソフトボール大会、夏の七夕花火大会、秋の芋煮会、冬のクリスマス会と連句の季語さながらに春夏秋冬のイベントがありました。今思えば、そこで下宿のおじさんとおばさんに育ててもらったわれわれ興新荘OBが一番学んだことが、「連衆心」だったと思います。そもそも、おじさんの方針で、男女混合社会人学生同居の20人の下宿人というのが、老若男女身分に関係ないく集い一座する連句のお仲間（連衆）さながらでした。　　今でも語りぐさになっている「飛びっこ事件」というものがあります。大学院1年目ぐらいの年だったと思います。干支で言うと壬戌（みずのえいぬ）の年。宴会の時に、大きな寿司桶の中に飛びっこの軍艦が１カン残っていました。Sくん、Yくん、そしてわたしの3人でじゃんけんをして勝った人がそれを食べてよいということになりました。　「最初はぐー、じゃんけんぽん！」　１回目のじゃんけんで負けたわたしは、SくんとYくんのじゃんけんを見ていました。膝立ちになって二人はとても真剣です。「あいこでしょ」あいこでしょ」「あいこっしょ！」なかなか勝負がつきません。「ここでわたしがこのトビッコを食べたらどうなるだろう？」といたずら心を抑えきれなくなったわたしは、すーっっと手を伸ばして「パクリ」と食べてしまいました。「あああああーーーーーー」（一同絶叫）　　江戸時代の人たちは、一句一句に点数を付けて得点を競い合う点取俳諧という連句スタイルも楽しんでいました。一巻の中でとくに印象的な句には高点が付いて、評者（点数を付ける連句の指導者）が「抜き句」をして、特別にその高点句を抜き書きし、「よくできました」というハンコを押します。　飛びっこ事件は興新荘連句「壬戌」の巻の高点句だったと自負しています。　起承転結、序破急、玉を転がすような流れ、などとさまざまに言われる連句の流れですが、一期一会のメンバーと一座建立をしたならば、そこに安心と信頼の表現が許されています。わたしは、下宿時代も、そして、今もなお、安心と信頼で結びついた興新荘の仲間たちと連衆心でつながっています。　（写真は同じ年ぐらいの芋煮会。オレンジのトレーナーがわたし。このときはあっちむいてほい大会で、不正無しで優勝）　

漢字一字の魅力

​​連句​​​​​　　月1回の和漢連句の修練会に参加しました。　和漢​連句​は和句（漢字仮名の一般的な句＝長句５７５と短句７７）と漢句（漢字五文字の五言句）半々。今回は歌仙（36句構成）なので和句18句＋漢句18句。お捌が漢句の場所を指定します。漢句が偶数句に来るときは押韻します。韻字は発句に使われる漢字の２つ目の字。​　今回は和句の発句（​ほっく​​​最初の句）です。​​​若駒や新元号を駆けるらん​​　2つ目の漢字「駒」を漢和辞典で引くと、虞が四角く囲み文字で表記されていて、上平声の7番目の「虞（ぐう）韻」であることがわかりました。韻字として使えるのは平韻だけなので、第一関門突破です。次ニ『詩韻含英異同弁』という韻字字典で虞韻の文字数を確認。たくさんあるので句作に困らないだろう、ということで第二関門突破。めでたくスタートです。　17句目の枝折の花句のところで、お捌が「次は冬の花、漢句でお願いします」とおっしゃいました。ひぇ～～っ、縛りがたくさん。漢句で冬で花！　冬の正花は「帰り花」と「餅花」。「餅花は新年ですからね～、ここは帰花でしょうか」「狂花ってのはちょっといただけませんしね」などとおしゃべりしながら苦吟。　ちなみに前句も漢句です。​喧噪倫敦烏　　（「烏」が虞韻の文字です）​　たった5文字に苦心惨憺。やっとこさ「帰花揺聖堂」と出してみました。　「揺」が漢句の姿にふさわしくないというので、お捌はじめ一同再びの長考（和漢連句錬成会なので漢句のたびにそうなります）。漢詩人をたしなむ御連衆から「残！」という声があがりました。おぉ！​喧噪倫敦烏帰花残聖堂​　ちょっと世上に倦んだ大都会倫敦の景色がさ～っと広がります。漢字一字の展開力に一同快哉。表と裏の折が終わったところでお時間となり、解散。　連句の魅力のひとつは、（共同作業の文芸なので）自力ではなく他力によって新しい世界がめくるめく展開していく快感にあると思います。和漢連句の座では、漢字一字が投じられることで、まるでその一字がカラーボールであったかのように（ちょっとたとえが変ですね）、パッと新しい色が広がる瞬間に立ち会うことができます。　ちゃんと最初から漢句の姿が整えられるように、もっともっとお勉強しなければ、です。​​

そしてまたお久しぶりです

胴長の猫と一緒に台東区にお引越し。職場は盛岡から八王子へ。夫はつくば勤務。22年ぶりに夫婦同居し、東西に分かれて通勤。 この十年どっぷり連句のお風呂に浸かって心も体も温まったので、これからは連句のことを中心に綴っていこうかと思います！

擬宝珠

ここは陸奥城下町お江戸も都も遠く離れて擬宝珠の橋 擬宝珠ぼしぼし撫で撫で撫で回そう筋肉もりもり盛岡藩のお武家も撫でたかっぽかっぽ闊歩のお武家が撫でたすたすたスタイル器量よしよしお武家と撫でた擬宝珠撫でればあしたは天気擬宝珠撫でれば雨あがる擬宝珠撫でれば鮭上がるこここは南部の城下町みんなで撫でよう撫で撫で擬宝珠擬宝珠を撫でてあしたも天気！    

お久しぶりです

　びゅーんびゅーんびゅーーんと飛んできた回文２１面相　kaori in morioka　かおりもりおかなんなん南部片富士カタカタ仰いで仰いで200日１０　１００　１０００　５０００時間　思へば遠くへきたもんだ　んだんだんだなっす　秋茄子一番何しに来たかと北上川吹き来る風に聞かれてもとんとお答えできませぬ！沐浴斎戒ブログ再開祝再会 

タイガー

 芸術は爆発に違いありません。  言述は爆発させなければなりません。剣術も爆発してしまいました。滾々と清正井汲めども尽きずひっそりと涼やかに

鴛鴦

どうして　どうして　そんなに　セクシーこうして　こうして　こんなに　あなたに　胸きゅん　Ｓｏ　キュート　はははん　はははん　はははは　ぱぱぱぱ　ハンパなく　ハンサム　びっくり　ぴったり　びくびく　ぶるぶる　震えるくらい　ビューティフルフル　どこ　どこ　どこ　どこ　どこから　来たのか　北野からそら　そら　そら　そら　そらみてごらん　空見てみたよ仲良しこよし　よしよし　よしよし　なかなか良いよ　仲良いね   

犬族猫族

　　　　　　　　　　　　　　  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  コンニチワン　コンバンワン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　汁椀飯椀手腕辣腕　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いただきますワン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ワン　ツー　スリー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ワン　バイ　ワン 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニャんだって？　　     　　　　　　　　ニャんでもニャいワン　　　　　猫でもない　犬でもない　とんでもない　　　　　　ニャい　ニャい　ニャい　ニャい　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カリポリ　カリポリ　カリポリ　カリポリ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カリカリ　カリカリ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ポリポリ　ポリポリ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カリ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ポリ　　　　　　　　　　　

桜さくらサクラsakura

さ～くらくらっと　楽々っと　サクラ　咲いた差 さくさくさくっと　咲いた桜　上野の桜山盛り桜　人も山盛　お酒も山盛　てんこ盛り  ブツブツ　ぶつぶつ　どうよ　どうなの　どうする　ブツブツ　動物園ぺっぺっぺっぺ　ぺぺぺのぺ　ペリカン桜　ペンギン桜  　そうかい　そうかい　咲いたかい　了解　了解　海津城お城の桜　待って　待って　待って　松って　祀って　奉る  行き過ぎ　行き過ぎ　行きも帰りも　雪も蛙も　ひっくり返るびっくりの雪桜　雪さ　桜さ　さーさーどうする　どうこうするさ  はーはーはーはーはー　ハァハァハァハァ　ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ晴れたやれた　晴れたや　やれやれ　やっと晴れ 桜晴れなば　晴れなば桜　桜咲くなら晴れねばならぬ　晴れねば咲かぬ桜なればなれ　 悠々と　優優と　優雅に　Hi you!　Happy Birthday to You!!

母校

実に、お久しぶりの母校です！  いち、に、さん、はい兄さん　はいはい い、い、い、い、井の中なかなか　なかなか　からっぽ　胃の中に、に、さん、はい兄さん　はいはいか、か、か、か、かかかか　かかかか　蛙わずかに　わずかに　わずかに　買わずさん、に、さん、はい兄さん　はいはいよん、に、さん、はい姉さん、はいはい大海　大海　大海　大海知らず　知らずに　知らずに　ずらすされど　されど　されども　どどどどどみどみ　どみそ　そそそそ　そらそどれみふぁ　そそそそ　そらそら　そらし空の　空の　お空の　高さ　を　知っている高さ　高ささ　高いさ　さささ傘　傘　傘を　さっと差すかさこそ　かさこそ　かさこそ　そそそ 　 

上野のお山

 上野のお山大寒小寒千手観音弁財天寒緋桜大寒桜こそこそこっそり忍んで忍ばず芽張柳ゆらゆらゆらゆらゆらゆらり鴛鴦すいすいすいすいすーいすい上野のお山大寒小寒西郷隆盛岩崎弥之助パンダ小パンダオカピおかぴーあかんよあかんアカンサスユリノキつんつんつんつんつーん鴎カモカモカモカモカモーンベイビィ   

目をこらそう

じっとじっとじーっとじっと　ずーっとずっとずっとずっとずーっと　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　目をこらす　こらこら　こらこら　こらっと　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　手をかざす　かさかさ　かさかさ　かさっと　　　　　こらこら　かさかさ　こらこら　かさかさ　御覧　御覧　火山　火山　こりこり　かしかし　こりこり　かしかし　コリン　コリン　歌人　歌人  空のかなた　海のかなた　そらそら　そらそら　そーら見ろ　海の底　空の底　海の外　空の外　ソラ見たことか　じっと　そっと　ずっと　ぞっと　嫉妬　卒倒　執刀　粗糖    

メロディー

　　　　　　メロウなメロディ　懐メロメロメロ　メロンパン　　　　トロトロ　トロトロ　トローリ　花の蜜　　スロウなスロット　パチスロスロスロ　サロンパス　　ソロソロ　ソロソロ　ソローリ　鼻の水 キャンドル　灯して　ゆら～り　ゆらゆら　ギャンブル　共して　ふら～り　ふらふらキャプテン　キャンプで　メイキャップ逆転　ギャングの　名ギャグ　ギャップゆら～り　ふら～り　ゆらゆら　ふらふらとろ～り　そろ～り　とろとろ　そろそろ  

駆け落ち

  パパパパ　パリっと着こなして　パパパパ　パリのアバンチュールバンバン　恋して　バンバン　描いて　バンバン　ババン　 それが　画家かも　これが　画家かも パパパパ　パパパっと　パパは駆け落ち　ママと駆け落ちババババ　バリっと丸かじり　ババババ　バリのアンパン　シュール パパパパ　パパパっと　万感　共感　カンカン　感謝　感激　雨霰それが　学者か　これが　学者か パパパパ　ババババ　婆が馬場へ万事休す　用意万端　万歳三唱 駆け落ち息子の落としダネ　駆け落ち親爺の下宿生駆け落ち　×　駆け落ち崖っぷちの楽屋オチ 画家がララララ　雅歌をララララ　ランラララ学者がシシシシ　学舎でシシシシ　　ウッシッシ 

月へ歩いて行こう

月並みな地球の道です月並みにでこぼこしてはいません月並みな地球の町です月並みに深閑としてはません月並みな地球の家です月並みに家賃を払います月並みな地球の土地です月並みにでこぼこしてはいませんだから月並みに歩いて　歩いて　歩いて歩いて　てくてくてくてく　てくてくてくてく月へ行くことはできません でも月並みでなく　月のように　つきづきしく　付き添うように　歩いていけばすー　すー　すー　すー　すーい　すーい　すーい　すーい きっと月へ行くことができるでしょう  

旅行けば

表紙也　裏表紙也 たびたび旅せぬ　お殿様　たまたま旅した　お殿様　ただただ旅した　お殿様たのたのたのしーい　旅をしてたくたくたくさーん　旅つづりたったひとつの　思い旅たっての思いで　旅葛籠足袋履きつぶした　お殿様荼毘にふされた　お殿様信濃は真田の　お殿様旅を綴った　旅つゞらただひたすらにつらつらと松代藩の　幸弘公第六代の　お殿様    

秋田道

　とて　とて　とて　とて　とて　とて　とてとととととととと　とととととととと　とて　ててててててて　ててててててて　とあるあるあるある　歩くあるあるあるある　歩いたあらあらあらあら　歩けばあらあらあらあらあら　歩けとずぶ　ずぶ　ずぶ　ずぶ　ずぶ　ずぶ　ずぶ　ずずずずずずず　ぶぶぶぶぶぶっぶ　ずずずずずず　ぶぶぶぶぶっとしずしずしずしず　沈んでしずしずしずしず　沈んだしずしずしずしず　沈めばしずしずしずしず　沈めどぽ　ぽ　ぽ　ぽ　ぽ　ぽ　ぽ　ぽぽぽぽ　ぽぽぽ　ぽぽぽ　ぽぽぽぽぽん　 ぽぽぽぽん

八坂の唄

なんだ坂　こんな坂　どんな坂　へんな坂あーなんだ坂　こーなんだ坂　どーなんだ坂なんだかさー　こんなだかさー　どんなだかさーなんださ　こんなさ　どんなさ　へんなさえい坂　ほい坂　さっ坂　や坂ひと坂　ふた坂　みー坂　よー坂　いー坂　む坂　なな坂　や坂さっさか　さかさか　さかさか　やさか　かさかさ　かさかさ　傘がない！逆さま　坂様　茶菓さ　肴さ　秋刀魚さ　まんままさか　ましか　マジか　間近　街かママか・・・ 

お昼寝

だんだん　だんだん　だんだん　だんだんだんだん　だんだんだんだんだんだん　だん　だ　ん　だ　　　ん　だんにゃんにゃん　にゃんにゃん　にゃんにゃんにゃん　にゃ　ん　にゃ　　ん　にゃにゃＺＺＺ　ＺＺＺＺ　Ｚ－Ｚ－Ｚ－Ｚ z-z-z-z- zzzz z-z-z-z- z-z- z-z- z-z-z-z-    z-z-         z-z-  ｚ－　ｚ－　ｚ－　ｚ－　ｚ－　ｚ　ｚ　ｚ　ｚ　　　　　　　　　・・・　　　　　　　　　　　　　・    ニャ!?

アロエのうた

アロハな気分でアロエの花咲くロハスな気分でローリエの枝折るイロハな気分で色絵にリングロハスな気分でローエングリンウエハース　ロンパース　エース　ピース　マザーグーススースー寝息の仔猫仔犬赤ん坊グーグー鼾の老猫老犬老人げにげに奇遇　千載一遇逃げ逃げ寓居　千年一日 アロエ咲いたよ咲いたよアロエアロエ咲きなよ咲きなよアロエアロエ良い子だ良い子だアロエねんねんころり　ねんころり ねんねんころり　おころりよ  

雛祭り

  ヒナが日向で雛祭り日がな一日雛祭り日長く伸び雛祭りヒナの鄙びた雛祭り鄙の陽菜日向で萎びて雛祭り日向の陽菜鉈で刈り取る雛祭り陽菜萎び鉈錆びて雛祭り   

ニャン蘭

 ランらんラララ　蘭ららランラン 爛々燃ゆる目だらんと垂れた鉤しっぽ 蘭蘭ララララ　レミファソララシ乱勃発す異郷の地知らん顔して髭のお手入れララララランラン　蘭咲き誇る藍出藍す　ラララ御覧猫の名前は昴ださらば！

愛子と書いて

陸奥の　ひそやかな駅　愛子駅あいこと書いて　あやし駅ちょっと怪しい　その駅に　ぼんやり立った　ぽんたさん生涯の師の　永久の旅立ち　See You Again!含羞の師は　さわやかに　一足お先　Good Bye!　ふらふら乗った　仙山線　ぽっかり浮ぶ　白い雲スマイルタクシー　にっこりとばして　突撃隊長　ぴんぽん鳴らすこういうときは　いつもおばさん　あのときだって　おばさんだったパンパン叩いて　きちんと干した　シーツとシャツぴんぽんるるる　留守電るるる学校帰りの　小学生　こんにちは　こんにちはおばさんの　気配を胸に　吸い込んでまた来るからね　無言で　グッバイ！山回り　橋渡り　スマイルタクシー　愛子駅ちょっと怪しい　その駅に　ぼんやり立って　山を見るあらあら不思議　あら不思議２８年　三昔前に　教壇で　元気一杯　教育法を講じてた　頭の薄いＡ先生ゆっくり急いで　歩いてく書類カバンが　ゆらゆら揺れて　昔と同じ　頭の薄さで　歩いてくあらあら不思議　あら不思議お次はだあれ　誰でしょう　２７年　三昔前の　Ｂ先輩が　スタスタスタと　歩いてく書類カバンが　ゆさゆさ揺れて　昔と同じ前のめり　隣の県に　居るはずなのに　口一文字　歩いてくタイムスリップ　ぽんたさんやっぱり怪しい　愛子駅誰が仕組んだ　集合なのか　なんとも不思議な　愛子駅ぼんやり立って　亡き師を思いぼんやり立って　おじさん思いぼんやり立って　ぼんやり歩いて　ぼんやり電車に　乗りました　　

なんじ

汝　狭き門より　入れ何時に　入る？難事を　解決何字　改変？きょうは　凶も大吉　京は　狂も興がって　汝　みくじ　育児　食事　九時に汝　みくじ　託児　独自　六時に　 　

嬉しいときも悲しいときも

　まいにち　まいにち　おいしい　ごはん　サービス　満点　満点以上　二百点　食べて　食べて　食べて　おかわり　テンコ盛り　山盛り　モリモリ　もぐもぐ　食いしん坊　恋いしん坊　淋ししん坊　んと　んと　んと　んと　んーと　食べて　お代わり　代わるがわる　変わる　変わる　めいっぱい　いっぱい　失敗　失格　失態　でもでも　でもでも　でーんと　食べれば　とっくに　とんと　とにかく　とっても　嬉しい　嬉しい　うきうき　うはうは

須坂動物園

カンガルーがかんがえる～　はてさて　ハッチパッチバッチ　シュワッチ　僕は誰かな？ かんがえるカンガルーはてさて　クラクラクララ　蔵の町　わたしはどこにいるのかな？ 下手な考え休むに似たりよったり　煮たり焼いたり　跳んだり跳ねたりべたな考え休むにふたり四人　三人五人　誤認六人　苦労人 れれれれ　あれれれ　れれれのれ　らりるれ　れれれれ　れれれれれハッチクラッチクララ　らららら　ハッチバック　サンドバック　三度バック　オーライライライ　bokasuka bokasuka bokasuka bokasuka　bokasuka dadadadosu dosu dosu dosu dodododo dosudosu dosudosu dododo

三本

大王様　大王様　大王松様　和尚様お願いします　お願いしますどうか　どうか　願いをかなえてください一つ　二つ　三つ 一本　日本　三本ぷち　ぷち　ぷちありがとうございます　ありがとうございます御恩は一生二生三生忘れません大王様が一年二年三年いついつまでもいつまでもここにこうしていらっしゃる限りわさわさ　わさわさ　一本二本三本の松葉を揺らしてさわさわ　さわさわ　一本日本三本の松葉を鳴らして幸せ一つ幸せ二つ幸せ三つありがとありがとありがととととととありがとございおありがとうございます 

ぬ

ぬ～っと　ぬとぬと　ぬっと　顔出す　ねこ　ねこ　ねんねこ　にょ～っと　にょろにょろ　にょろっと　尻尾出す　し　し　し　し　しーっぽ　しーっ　ぬ～　にょ～　ぬ～　にょ～　ぬにょ　ぬにょ　ぬにょ　ぬにょなにぬねにょ　にょにょにょ　なにぬぬぬねにょ　ぬにょ　ぬにょ　ぬにょ　ぬにょ　ぬ　ね　ぬ　ね　ぬね　ぬね　ぬねねねねね　ぬねのの　のんのん　のののん  なぬっ！？ 

親子

もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐお父さんったらね～　もぐもぐ　まったく　くったく　みったく　もぐもぐもぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐお父さんってばね～　もぐもぐ　ごたく　おたく　くたくた　もぐもぐもぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐお父さんってね～　もぐもぐ　いたく　たたく　じたく　もぐもぐもぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ　もぐ  　んー？　あー？　もーぐ　もーぐ　もーぐ　もーぐ　　あー　うー　もーぐ　もぐ 

ぺっぺ

　　　　ぱぴぷぺ　ぺぺぺぺ　ぺぽぺぽ　ぺぺぺ　　　　　　　　ぺんぺんぎんぎん気をつけ！ 　　　　かきくけ　ここここ　こらこら　こここ　　　　　　　　こっち向け向け右端の君！　　　　ぺんぎんぎらぎら夕陽が沈むぎんぎんぎらぎら　　　　　　　　　　　　こっち向け！！　 　　　　　　　　　　　　　ぺ？　　　　　　　　　　　　　ぺぽ 　　　　　　　　　　　　ぺんぺん  　　　　　　　　　　　　　　　ぺ　　　　　　　　　　　　　　　ぺん　　　　　　　　　　　　　　　ぺーんぎーん　　　　　　　　　　　　　　　すいすーいすーいっと  

かんがえる

考える　考える　考える　考え中肝が獲る　肝が獲る　肝が獲る　コレステロール管が得る　管が得る　管が得る　コステロロックンロール缶がエル　缶がエル　缶がエル　これ捨てろぼくだって　考える　考える　考える　考え中勘が選る　勘が選る　勘が選る　選り好み燗がええ　燗がええ　燗がええ　えりが好み艦が江へ　艦が江へ　艦が江へ　エールこの身

悩める熊さん

かまって　決まって　困って　けけけけ　熊って　ウォー　ウォーかまった　決まった　困った　けけけけ　熊った　ウォー　ウォーかまうと　決まると　困ると　けけけけ　熊ると　ウォー　ウォーかまえ　かまえ　困れ　困れ　けっけ　熊れ　熊れ　フォッ　フォッかまお　かまお　困ろ　困ろ　けっけ　熊ろ　熊ろ　フォッ　フォッかまわん　かまわん　困らん　困らん　けっけ　熊らんらんどうぞ　どうぞ　こちらへ　こちらへ　お互い様　お互い熊どうも　どうも　こちらも　こちらも　お互い様　お互い熊ていうかぁ　とりまー　寝よぉっと意味わかんないしぃ　無理　　

池

隆起する山　流水煌き　柳眉そよぐ　竜神池　　　　　硫化水素　粒子煌き　柳色くすむ　竜女舞　　　　　　　　　柳宗元　流血の肺　柳州寒き　竜宮歌　　　　　　　　　　　　柳亭種彦　留置の腑　柳堤遠き　竜王剣流体力学　　　　　　　　　　　竜が飛ぶ　竜が舞う　竜歌う　筋骨隆々　　　　　竜よ飛べ　竜よ舞え　竜歌え　細工は流々　　　　　竜と飛ぶ　竜と舞う　竜の歌　粒々辛苦竜頭蛇尾　　　　　五大竜王　七大竜王　八大竜王　九頭竜いづこ　　　　　五台の牛車　古代の滑車　後代の花車　広大な火車　　　　　どこへどこへどこへ　いつかいつかいつか竜とリュート　　　　　ティヤヤ　ティヤヤ　ティヤティヤ　ティヤヤ　　　　　フィヤヤ　フィヤヤ　フィヤフィヤ　フィヤヤ　　　　　リュヤヤ　リュヤヤ　リュヤリュヤ　竜や　　　　　　　　

ピカチュウあさま

ぴかぴか　かぴかぴ　ぴかぴか　ぴっかり朝まで　あさまで　さまで　までまでぴかぴか　かびかび　びかびか　ひっかかりあくまで　開くまで　くまでで　かさこそひかりびかびか　ビカチュウ　ちゅうちゅう　宇宙へ夢中ひたいぴかぴか　美化中　渦中の額痛いまあまあ　さあさあ　ああああ　あさま様々 

山映

山また山　またまた山　の　山々谷と峰とを越えて越えて山巡り山回り　ひと巡り　ひと回り谷と峰とに風わたり風わたる巡り巡りて　ぐるぐるめぐる　めくるめく　くるめく　巡る糸車山々　峰々　越えて越えて　越えて越えてめぐりめぐりて　巡りあい　お知り合い　忍び合い合言葉　藍言葉　愛言葉　あいことば山また山　またまた山　たまたまの山　　

あいちゃんの詩

  なんだか、わかった気がする。「今」は、「昔」の記憶はある程度しか覚えていない。けれど、「昔」のその一瞬は確かに存在していたもので、その昔の中にもちろんあたしもいて、生きていて、「昔」は「今」を未来と呼んだ。「昔」は「今｣を知らなかった。予想もできなかった。それは死と似ている。私がいる"今現在"がつながってできた"今"それが少しでも過ぎた時、今は消滅、過去となり、死となる。私は死を恐れる必要がない。死におびえる必要もない。なぜならば、何度となく"今"が消滅したのを体験しているからだ。私は、何もこわがる必要がない。死は、いつか来る今であり、明日もいつか来る今である。たとえ肉体の有無の違いはあれど、それ以外はなにも変らない。私が"今"生きている以上、死を迎えるが、死が"今"となったとき、わたしは何かを不自然に意識することはないだろう。

猫寺探訪

ここは　信濃の御朱印地印度の如来が拝　ハイ　はい灰をかぶったた猫が毛を抜き抜き足　差し足　忍び足忍びの里から　一山二山山寺猫塚猫の袈裟今朝の朝日に三拝九拝苦杯舐め舐めナメクジおみくじいい感じ！ 

どうぞ

ケロケロケロケオ　ゲロゲロゲロゲオ無事にお帰りくださいませませひっくり返らないようにびっくりが減らないようにテロテロテロテオ　デロデロデロデオ無理にお帰りくださいませませそっくり帰らないようにそっくりが選ばないようにコロコロコロコオ　ゴロゴロゴロゴオお待ちしてますいついつまでもいつまでもケロ　

温泉

こんこん子狐　子狐こんこんいらっしゃいませ～ここはこんこん　狐のお宿でござる。コンコン　コココンお代はあぶらげ3枚いただきまする。コン　ココン今を去ること三十年日帰り入浴施設が出現ココン　こんこんおじさんおばさんと一緒に日帰り温泉へこんこんコココン　あ～　い～気持ち思えば、今の週一温泉ライフのはじまりはじまりコン　ココンあのころはやりの薬湯　コンコン「打たせ湯は気持ちいいんだけど薬湯は･･･」と口ごもるわたし「沁みっぺ」とおじさんにやり　コーンコンこんこん　ココンこん　ココン　今を去ること二十年温泉サプライズでトン子ちゃんの狐の嫁入りを挙行した一同昔とった狐塚　もとい　杵柄　こんこん温泉同窓会サプライズ企画だ　コンココンおばさんへ　それそれ　びっくり企画だ　コーンコントン子狐苦心の偽孫娘就職祝い温泉企画立案に拍手！サプライズ企画にぴったんこのタイミングで就職決まりの孫娘に拍手！！おじさんの遺影を大かばんにしのばせ「仕事のパソコン持参」の虚言ヒレ子狐、イエイ！コンコン　コンコン　コンココンこけしがコンコンならぶ温泉仲居さんに化けたポンタ狐　コーンまだかなまだかなおばさんまだかな　コーンコン玄関にフォックスファーの襟たておばさん登場　コーンココン「ようこそ～。靴のままお入りくださいませ～」と最敬礼のポンタ狐　コンコン「靴のままでいーんだってよ！」と気づかぬおばさんうしろでトン子狐ヒレ子狐　にやにや　コンコン「早くしなよ、靴のままでいーんだってから」とまったく気づかぬおばさん･･･と、そのとき･･･ぴか～っと光るおでこ！ガラス越しの夕陽がおでこにきらりと反射。コンココン「ん？」と眩しい方向に目をやるおばさん･･･「あれ～～～～！？なんだぁ、佐渡君･･･どして？」ポンタ狐が想像していた「ポンタさんとおばさんの感激の抱擁の図」がガラガラと音を立てて崩れた瞬間。コン　ココン「間の悪い男」度の１２０％の佐渡狐らしい演出に一同なごみまくりの図。コンコン何はともあれびっくりどっきり大成功　コンコン　コンコン　コーンコン大笑い大笑い　大騒ぎ大騒ぎコンコン　こんこん　夜が更けてこんこん　温泉　イー気持ちぽんぽこ　おなかの　イージさんこんこん　こんども　みんなで　乾杯！こんなに　コンコン　おなかいっぱい！コーンコンコン　こここん　こここんコン　ココンコン！

ふふふ

ふふふ　うふふ　夫婦　ふふふ　藤見　不死身　不思議　ふふんふへへ　うへへ　宇宙　ふふふ　不審　腐心　伏見　ふふうふほほ　うほほ　不撓　ふふふ　夫人　不尽　富士見　ふふわ　ふわり　ほわり　ぽわり　ぽかり　ふわん　ほわん　ぽわん　ぼわんふわわ　ほわわ　ぽわわ　ぽかか空へ　空と　空よ　空の　ソラシ　ドレミ　ファソラシ　それよ　それと　それも　これもそれぞれ　どれどれ　　

ゆきこんこ

あかりともり　ひとりしっとり　ゆきこんこあかりたどり　ひとりうっとり　ゆきこんこあかりおもり　てとりあしとり　ゆきこんこあかりみとり　てとりあしとり　ゆきこんこあかりほとり　ふたりはったり　ゆきこんこあかりぽとり　ふたりばったり　ゆきこんこ

春分の空

ひかり　ぴっかり　ぴかぴか　ぴかり ぴたり　ぴったり　ぴたぴた　ぴたりぱたり　ぱったり　ぱたぱた　ぱたりばたり　ばったり　ばたばた　ばたりぱたり　ぱったり　ぱたぱた　ぱたりはたり　はったり　はたはた　はたりぱちり　ぱっちり　ぱちぱち　ぱちり ばちり　ばっちり　ばちばち　ばちり光の春 

魔法の杖

フルートを振る～と･･････？　　　にゃ　　　　　　　　　　　　にゃにゃにゃ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぼわんっ！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　猫変化！　

サプライズ

盲亀浮木　モウキフボク　盲犬浮木　モウケンフボクたまたまびっくり　ほんとにびっくり　うっかりびっくり　うっとりびっくりおんぎゃあ　おんぎゃあ　生まれてびっくり　闇から光へ　あーびっくりおんぎゃあ　おんぎゃあ　生まれてみたら　びっくりどっさり　見物人おんぎゃあ　おんぎゃあ　大学病院　出産実習生まれのぽんたさん盲亀浮木　モウキフボク　盲犬浮木　モウケンフボク生まれた瞬間びっくりどっきり　びっくり大好きぽんたさん興新荘びっくりどっきり仕掛け人あーサプライズ　サプライズびっくりどっきり　びっくりどっきりおじさんおばさんびっくり銀婚式なんてことないいつもの宴会　あっというまに銀婚式に早変り！25年前　番茶も出花　花も恥らう　デパートガールおじさん偽アベック大作戦　もののみごとに大成功盲亀浮木　モウキフボク　盲犬浮木　モウケンフボク洗面器に下駄をつっかけ　銭湯へ　実は　おじさんの下宿にゴールイン米びつからっぽ　愛情満タン　駆け落ち生活裸電球にセロハン巻いて　夜通し二人でチーク　チーク　チーク「決めた　決めた　お前と　道づれに」ベールをつけてブーケをもてば　あっというまに花嫁姿おばさんの目に花嫁涙　ひとすじ　ふたすじプレゼントは銀婚旅行　佐渡へ佐渡へと草木もなびく寿マーク付き予約ファックス　熟年夫婦の顔を見比べ　旅館スタッフびっくりどっきりスイートルームを断って和室に移動　旅館をあげて大宴会あーサプライズ　サプライズびっくりどっきり　びっくりどっきりトン子さんイージさんびっくり結婚式隔年ごとのお泊り芋煮会　あっというまに結婚式に早変り！下宿屋娘と下宿人　なんとめでたい華燭の宴下宿屋娘のびっくり発言　「網はってたのサ」盲亀浮木　モウキフボク　盲犬浮木　モウケンフボクベールをつけて　ブーケをもてば　あっというまに浴衣花嫁うれしたのしのポンタさん　ちょいと飲みすぎ二日酔い花も恥らう乙女ゆえ　オーライ君の乱暴運転ゆえに気持ち悪いと　嘘ついておじさん号に乗り換えて　うれしたのしい　気持ち悪い！あーサプライズ　サプライズびっくりどっきり　びっくりどっきりなんとやられた　ぽんたさん在荘最後のクリスマス会　500キロかなたからやってきた未来の旦那ベールをつけて　ブーケをもてば　あっという間にＧパン花嫁ぽんたさんの目にびっくり涙　ひとすじ　ふたすじ「やった！やった！びっくりどっきりお返しだ！」喜ぶおばさんあーサプライズ　サプライズびっくりどっきり　びっくりどっきり盲亀浮木　モウキフボク　盲犬浮木　モウケンフボクびっくりどっきり　びっくりどっきり

そして

きょうも　ここ　あしたも　ここ　　あさっても　ここ　　　しあさっても　ここ　　　　やなあさっても　ここ　　　　　　　　・・・・・・ても　ここ　　　　　　　　　　　　　ても　ても　ても　でも　ここ　こ　こ　ここ　そこぼく　は　いつ　も　ここ　に　いる　　　　　　　　　　　　　　　きみは？　　ど　こ　？