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ある先生と金曜日の夜からご一緒していました。博多空港で会い、簡単な食事をして特急列車で移動。目的地に着き、焼肉やさんへ。初めてのお店でした。飲みながら話す中で、「金曜日の夜は楽しいが、土日はあまり楽しくない」といった内容がありました。どちらが話したことなのかは覚えていませんが・・・。金曜日の夜は連休前で確かに楽しいが、土日は子どもがいないので(学校が休みなのでクラスの子ども達に会えない)楽しくない、という内容です。しばらくそんな教師の感覚?について話をしていました。話はその後も盛り上がりました。。。(ビールがありましたから・・)・・・・そして、「子ども達とあれこれしている平日は確かに楽しい。 でも、そのような毎日をもっと中身のあるものに していくために、土日も『自主研修』に使おうでは ないか。そういう1週間にしていきましょう。」という確認をしてお店を出ました。朝の3時を過ぎていました・・・。(元気だ・・・)
2004.05.29
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学級メルマガ発行の準備をしています。発行できるだけの「基礎体力」をつけているのです。その方向・内容は、3つあります。1つ目。作文指導。読んでもらえるような文章が書けないといけません。すぐにはそれも無理なので、書き慣れるところから始めています。鉛筆を速く動かすことができるようにしています。「はい。3分間。5行以上書きます。」「10行目の最後まで書けた人から立ちます。」・・・・・・・・・・等と鍛えています。少しずつ「おっ」と思えるような内容が出始めています。2つ目。ローマ字打ち。5年生の最初は、1分間に10文字も打てない子どもが大半でした。5月中に30文字以上、6月終わりまでに40文字以上にすること、と話しています。ひらがな50音の仕組み、ローマ字とキーボードの関係、これらを指導し、今は特訓中です。休み時間もパソコン室に来る子どもが増えてきました。3つ目。協力しあう態度、行動。これが基本であると考えています。以前の日記にも書いたことですが、・みんなのために・自分から・できることをするように、すべての教科や活動の中で指導しています。・みんなでみんなのことをメルマガにして・みんなで発行し、みんなで続けるというためには、このような態度や行動ができる子ども集団にしておかなければいけないのです。もうすぐ「2代目メルマガキッズ」が誕生します。お・た・の・し・み・に♪
2004.05.28
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「努力は限界がない。・・・」京セラ名誉会長の稲盛和夫氏の言葉だそうです。「逆に考える人が成功する」轡田隆史著の中にありました。「成功」した方達の生き方や考え方が書かれています。おもしろい・・・・。自分への刺激になります。「そこまでしなくてもいいかな・・・(もともとやる気がない)」「いつかできればいいから・・今のところは・・・(後からもしない)」「それは無理だから、できるところから・・・(できることもしない)」・・・・・・・最近、このような状態になりがちな自分にとっては、この種類の本は「刺激」になります。たまには必要です。以前は、もっと刺激的に研修をしていました。少しかげりが・・・・と心配しています。(正直・・・今の若い先生方にはその刺激を感じません! なぜ?若いのにしないのかなぁ???と不思議にさえ思います)少しこの本を読んで元気も出たので、今まで以上に刺激的にやっていこうと思っています。あきらめることなく、中途半端になることなく、挑戦し続けていこうと思っているのです。
2004.05.27
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久しぶりに・・・本当に久しぶりにジュリーを聴きました。実は、ジュリーのファンなのです。もう○十年も・・・。いつかジュリーのことを書きたい書きたいと思っていました。「沢田研二ベスト・アルバム」を聴いています。いいですね・・・。一つひとつの歌に思い出があります。今の心境と重なるところがあります・・・。「時の過ぎ行くままに」「勝手にしやがれ」は名曲だなぁ。体が動きます。輝いていたジュリーのあの頃が鮮やかに蘇ってきます。。。。「時の過ぎ行くままに」のあのけだるい感じが好きでした。「勝手にしやがれ」の本当は弱い男の強がりが好きでした。何年か前までは、毎年のようにコンサートに行っていました。いつも「プロ意識」の伝わってくる姿に感動していました・・。・・・・「危険なふたり」が流れています・・・・。知っている人いるかなぁ・・・。ここに、歌詞とカラオケが、http://www.dtmtown.com/fin/st_page/FiN~kiken.htmありました。・・・カラオケにいこうかなぁ・・・。(今までと全く違う内容も「日記」らしくていいかな?)
2004.05.26
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社会科の時間に「なぜ、新潟県の六日町は米作りがさかんなのか?」という学習をしています。まず、予想を立てさせました。つまり「意見」を出させたのです。なかなかおもしろい意見が出てきました。それらをほめた後、「これらが本当かどうか確かめたい。 何があればいいですか?」と問いました。子ども達は、それらを証明する「事実」が必要であると気づきました。そのためには教科書や地図帳などで調べないといけないことも理解しました。意見と事実の関係は難しいものがあります。証明するという作業が理解できない子どもも多いのです。そこで、「意見の段階は、毛利小五郎のようなものです。 予想で話すから真犯人が分かりませんね。 みんなにはコナンになって欲しいです。 本当のことを一つひとつ調べて、 真実を見つけていってください。 毛利小五郎からコナンになるのです。がんばりましょ う。」と話しました。子ども達は、にっこりと笑って聞いていました。大人の言葉を子どもに分かるように話すということは、「ようするにどういうことか」が分かっていないといけないので、指導する時の大きなポイントです。難しい・・・。
2004.05.25
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今日は温泉に行きました。いいものです。のんびりしてきました。水着で入るところです。横になっていたら・・・寝ていました。。。運動会、打ち上げで疲れていたので。帰りに小倉の駅近くにある「立ち飲み」の店に行きました。以前はよく行ったところです。ビールがおいしかったですね。久しぶりに演歌を聞きました。。。温泉、演歌、・・・日本人だなぁ・・・・・。
2004.05.24
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運動会が終わりました。2週間の練習の成果をよく発揮しました。最後の教室での話が終わったさよならの後に、「先生、さようなら」と、わざわざあいさつをしに何人も来ました。子どもらしい明るい声でした。満足感があったのでしょう。2週間前の練習開始の時に、「何のために練習をするのか?」と、5年生全員に聞きました。考えさせました。「立派な演技をするため」『それもあるだろうけれど、違う』「スポーツに親しむため」『そのようにも考えられるが、違う』・・・・・・・・・・最終的には、『自分の成長のため』ということを確認していました。そして、『自分のどのような力を成長させるのか?』と聞いていました。例えば、・みんなと協力する力・きつくても最後までやりぬく力・ビシッとする時は、ビシッとする力・・・・・・・・・などでした。やり終えた子ども達は、誇らしげでした。どの子も自信を持って帰っていきました。
2004.05.23
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「菊池先生ですよね?」そう言われて、振り向くと、「中央小学校でお世話になった○○です」と、見覚えのあるお母さんがいました。前任校の保護者でした。自主出張から帰って、久しぶりに小倉に行きました。やはり北九州の中ではにぎやかです。いいですね。。。少し前によく行った前々任校の保護者のお店に行きました。居酒屋です。「かしわ」がおいしいからです・・・。「昔はよく来ていたなぁ。今は一人か・・・」などと思いながら飲んでいると、「菊池先生ですよね?」と、声をかかられたのです。数年前がよみがえりました!「先生は相変わらずですか?」の問いに、「そうです。変わりません。ますますです。」と答えました。「やっぱりそうでしょう。普通の先生とは違っていましたから・・・」そう言われて、うれしいやら恥ずかしいやら・・・。
2004.05.22
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教室では、みんなのために自分がしたことを小さなカードに書く、という活動を行っています。・男子のトイレのスリッパを並べた・友達の書いた文字の間違いを教え、一緒に辞書で調べた・ぞうきんがそのままになっえいたので片付けた・○○君の落としていたノートを拾ってあげた・・・・・・・・といった自分のしたことを、教室備え付けのカードに書くのです。そして、それを私のところに提出し、コメントをもらって教室後ろの掲示板に掲示するのです。先日のこの日記にも書いた、・みんなのために・自分から・行動するという取り組みの一つです。その私のコメントには、いくつかのパターンがあります。もちろんほめることが中心ですが、「挑発する」という内容もあります。例えば、・1週間続けられますか?・行動のレベルを2ランク上げることはできませんか?・その行動は君の全力の何パーセントですか?・・・・・・・・・などです。ほめて、挑発して、・・・・その子のその時に合った言葉を考えています。
2004.05.21
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教育界の大先輩の言葉です。最近、お気に入りの言葉です。研修は、意図的に行わないと意味がないのです。我流ではダメなのです。今日は、久しぶりのサークル勉強会でした。普段は何気なく読み飛ばしたり、聞き流したりするようなことも、議論をとおして改めて考え直すことができました。そして、最終的には「意図的に学ばなければ成長しない」という結論になりました。とても刺激的な時間になりました。「学ぶ」はそもそも「まねる」から来ているのですから、意欲的な人たちと勉強会をしてまねをし合うことが大切です。(「意欲的な」がポイントです。)・・・話しつかれた後のビールはおいしかったです。。。
2004.05.20
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「みんなの前であいさつをしてくれる人?」と呼びかけます。教室前に出て、みんなの前であいさつをする人を決めるのです。朝と帰りです。4月当初はモジモジしていた子も多かったのですが、今では、一斉に勢いよく手が挙がります。『1歩前に出なさい』ということです。簡単なことのようですが、・自分から手を挙げて・みんなの前に出て、・「起立」「気をつけ」の号令をかけて、・全員がそうしたことを確認し、・はっきりと「おはようございます」(「さようなら」)と言い、・みんなからのあいさつを全身で受け止める。ということをするのは、なかなかできるものではありません。『1歩前に出る』ことができる子どもにしたいものです。このことは、・みんなのために・自分から・行動するということです。1年間全てにおいて要求することです。学級の柱です。
2004.05.19
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先日、代表委員会がありました。4年生以上の各クラス代表2名と各委員会の委員長が参加していました。話し合い終了後にコメントを求められたので、少し厳しく3つのことを話しました。1.今することを考えなさい 「意見はありませんか?」と聞かれているのに、メモをしている子どもが何人かいました。黒板を写しているのです。「書くという行為に逃げている」子ども達です。 考えて話す時と写す時の区別をしなさい、ということです。 女の子に多い現象です。 次からはしないということを確認しました。2.「なぜ?」と考え質問しなさい 意見は判断ですから必ずその根拠となる理由があるはずです。 その根拠をしつこく聞いてより質の高い判断をしようとしないのです。 「なぜ?」の質問ができないのです。学年が上がるほどできないような気がしました。 実際の意見をもとに質問例をいくつか出して考えさせました。3.水が流れるように意見を出しなさい 「2分間考えてください」という司会者の言葉が何度かありました。が、意見はあまり出ませんでした。 意見の数=学年×時間(分)であると教えました。 次回の話し合いは、大丈夫でしょう・・・。楽しみです。
2004.05.18
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「再び」というのは、以前の学級で考え実践していたからです。子ども達の質問力を鍛えようとしていたのです。必要な学力だと考えています。「積極型」の子どもに育てる上でも必要だと考えているのです。今の新しいクラスになって、もう一度考えています。全ての時間の中で、「なぜ?」と問え、と話しています。よくいわれる意図的・計画的な指導が必要です。楽しいやりがいのある指導です。
2004.05.17
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表現することの喜びを教えたいと思っています。表現するということは、自己拡大と他者理解が進むということです。技術的な指導だけではないということです。特に小学校の場合は、「表現することを通して自分を豊かにし他者との結びつきを強いものにする」という視点は重要であると考えています。『スピーチ指導の評価をどうしているのか?』という質問をよく受けます。多くの場合は次の5つの話をします。・内容について これは、「何を」話したかということです。 ポイントは、その子らしさとユーモアです。 自分らしく楽しくです。 子どもらしい「個」を育てたいと考えています。・構成について 「どう」話したかということです。 基本的には「型」に入れて話させます。 「型」→「自由」→「型」→・・・のくり返しです。・声について 「出る声」ではなく「出す声」になっていたかということです。 「ちょうどよい大きさの声で話す」というめあてで1時間の指導もします。 それほど声についての指導は重要です。 他者とのつながりは声によって行われるからです。・表情について 姿勢との関連もあるのですが、私は表情を特にほめます。 笑顔で話せる子どもを育てたいからです。 ですから、ほんの一瞬の笑顔も大きく取り上げてほめるのです。 一歩前に出ようとする本人の気持ちを読み取るのです。・聞き手として 聞き手もほめます。話し手と一緒になって楽しんでいる様子を 具体的にほめます。 感想には、話し手としての自分と聞き手としての自分の両方を書かせます。 そして、自己理解や他者理解が進んでいる子どもの感想を紹介します。
2004.05.16
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学級の子ども達が発行しているメルマガ「教室からのプレゼント『メルマガキッズ』」からです。(昨年度の卒業生「初代メルマガキッズ」)購読登録先は、http://members.jcom.home.ne.jp/s.kikuchis/newpage9.htmです。本年度の子ども達のメルマガは、もうそろそろです。朝日新聞社の取材も決まり、「加速」し始めました。・・・・まもなく発行、お楽しみに♪☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆☆ 教室に入る前の関所☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆☆こんにちは、ほし子です。今回は、「教室に入る前の関所」を紹介して、みなさんに私たちのクラスのことを知ってもらおうと思います。朝、教室の入り口に100円ショップで買ったミニホワイトボードがたくさんかかっています。そこにはいろんな問題が書かれています。その問題をとかないと教室には入れないのです。簡単には教室には入れないのです。だから、「教室に入る前の関所」なのです。漢字の書き順や小数の掛け算などの問題が多いです。最近は英語の問題が増えてきました。今日は、「カタカナの『ヲ』は何画でしょう」「『複雑』を3回空書きしましょう」「大きな声で『おはよう』と言って入りましょう」と言う内容でした。分からない問題があるときは、近くにいる友達に聞きます。この朝の関所で問題を解かないで教室に入ろうとすると、「○○くん、やった?」と、先生が少し笑って注意します。(本当は怒っているかもしれない) もちろん、していない人は私たちも知っているので注意します。だから、全員解いて教室に入っていると思います。毎日解いていると勉強にもなるので得です。問題を毎日出す担当の友達は大変だけど、役立っています。朝からみんながんばっているのです。(えらいなー)明日はどんな問題が出るかとても楽しみです。 (ほし子)16日の日記 (AM 11:52)表情をほめる表現することの喜びを教えたいと思っています。表現するということは、自己拡大と他者理解が進むということです。『スピーチ指導の評価をどうしているのか?』という質問をよく受けます。多くの場合は次の5つの話をします。・内容について これは、「何を」話したかということです。 ポイントは、その子らしさとユーモアです。 自分らしく楽しくです。・構成について 「どう」話したかということです。 基本的には「型」に入れて話させます。 「型」→「自由」→「型」→・・・のくり返しです。・声について 「出る声」ではなく「出す声」になっていたかということです。 「ちょうどよい大きさの声で話す」というめあてで1時間の指導もします。 それほど声についての指導は重要です。・表情について 姿勢との関連もあるのですが、私は表情を特にほめます。 笑顔で話せる子どもを育てたいからです。 ですから、ほんの一瞬の笑顔も大きく取り上げてほめるのです。・聞き手として 聞き手もほめます。話し手と一緒になって楽しんでいる様子を 具体的にほめます。 感想には、話し手としての自分と聞き手としての自分の両方を書かせます。 そして、自己理解や他者理解が進んでいる子どもの感想を紹介します。
2004.05.15
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「携帯電話(メール)のコミュニケーションについて・・・」というテーマで、新聞社から数日前に取材がありました。昨日の日記に書いた新聞社とは別です。(この取材はN新聞社、昨日はA新聞社の方です)担当の記者と数回話しました。私の結論は、携帯のデメリットは、・言葉を吟味しなくなる・公の衰退、私の肥大化ということでした。実際の教室現場で感じることを中心に話しました。記事になるのが楽しみです。自分自身、携帯メールには今はいい思い出はあまりありません。好きですが・・・・。スピードばかりを求めて、逆につながりを薄くしているようで・・・痛い思い出がよみがえってきます。。。(・・・・や。。。。の書き方もその影響かなぁ・・・参った!)
2004.05.14
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昨日の日記を書いています。(笑)なぜ、書けなかったのか?・・・・飲みすぎていたのです・・。以前からお世話になっている新聞記者の方と、取材の打ち合わせなどをしていたのです。現在の教育の話になり、盛り上がりました。・作文指導を研究するメーリングリストをつくること・作文、インタビューなどに関するワークショップを定期的に行うことがその場で決まりました。新しい学習の場が増えたことになりますからうれしいことです。詳しくは、また近いうちに・・・。
2004.05.13
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教室の入り口に、100円ショップで買ったミニホワイトボードが何枚かかかっています。子ども達が問題を出しています。例えば、・「様子」を3回空書きしましょう。・大きな声であいさつしましょう。などです。昨日、「おやっ」と思う問題が書かれていました。それは、 「菊池先生は、何の先生でしょう?」という問題です。小学校ですから教科領域はないのですが、「国語」というのがおそらく「正解」なのでしょう。(まさか・・・「音楽」はないはずです・・・。1度ぐらい言われてみたいのですが・・・・)「ふ~ん、なるほど・・・」いろいろ考えるところはあったのですが、そのままにしていました。。。。子ども達は、得意そうにその問題を眺めていました・・・。授業中や休み時間、放課後に、「この言葉いいね。○○さんらしい」「ここが1番すごい。誰も気づいていない」「前よりも上達した。やるじゃない」「ハキハキしている。合格」「○○について作文を書いてくれる?」「ここが上手。どうしてかというと・・・」「いいね。さすが。普通の5年生じゃないね」「今ぐらい話せると、君のよさが伝わってくる」・・・・・・・・・・・そう言ってほめます。その言葉や内容、タイミングなどが子どもにとって「国語」だと思わせているのかもしれません。書く、話すなどは、教科領域関係なく同じ作業なので、国語とは限らないのですが・・・。子ども達は、その言葉に安心しているようです。子どもなりに期待があるのでしょう。子どもはほめてもらいたがっています。認めてもらいたがっています。よい人間関係を作って、私の発する言葉が子どもの中に「スッ」と入っていくように、私自身がもっと努力しなければならないと思っています。
2004.05.12
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第1回のスピーチをさせました。原稿を書かせた後は、「明日、全員にスピーチをしてもらいます。覚えるぐらいに練習しておきなさいね」といっただけでした。さぼる子どももいるだろうとは思いましたが、・素直な子ども達であること・スピーチの形式が決まっていたこと・したい子どもから前に出てスピーチをする、という形式だったので 準備不足の子も自分が前に出る間を上手に使うだろうと考えていたことを考えれば、大丈夫であると判断したのです。「全員合格」にさせないといけないので、確かに少しは心配しましたが、1ヶ月の子ども達の「伸び」を見ていて、まかせても大丈夫だと判断したのです。スピーチが始まりました。初めての経験でもあったのでしょう。話し手も聞き手も楽しそうでした。やはり、友達を知ることになるスピーチは、子ども達にとって魅力があるのでしょう。クラスみんなが楽しそうでした。話の内容に合わせてニコッと笑う姿がたくさんありました。私は、一人ひとりにコメントをつけました。全て「+(プラス)」のコメントです。絶対に子ども達では気づかないようなその子の「よさ」を探し出し、簡単になぜよいのかを話しました。一人ひとり違う内容を話しました。どの子も精一杯にがんばったからでしょう。私のコメントをうれしそうに聞いてくれました。「菊池先生は、すごいぞ!」という噂は子ども達の中にもあったでしょう。その先生から「ほめられた」というのがうれしかったのでしょう・・・・。私の話の内容が「+(プラス)」だと分かると、顔の表情が大きく変わりました。
2004.05.11
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(5月7日の日記の続きです。)子ども達に書いたことを発表させました。たくさんの意見が出されました。・・・・・結論は、以下のようにしました。(「しました」というのは、教師がある意味強引に「まとめた」ということです。 子ども達に任せても現時点では無理だと判断していたからです。)スピーチとは、○あるひとまとまりの内容を、決められた時間内に、筋道を立てて話すこと○聞き手に正しく伝わるような声で話すことである。「学級」のスピーチの定義です。<内容>と<声>とにまとめたのです。子ども達の意見は、それなりに「かすって」いました。ひとまとまりの内容、時間、筋道、声の全ての面に、子どもなりに気づいていたのです。このようにして、普段の会話と、人前で改まって話すスピーチとでは、大きな違いがあるということを確認しました。そして、人前でスピーチができるようになるには、少しずつ段階をふんで勉強していかなければならないということを話しました。ここまでを確認して、その次の時間にスピーチの準備をしたのです。
2004.05.10
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熊本から帰ってきました。刺激をたくさんもらって帰ってきました。「自分から・身銭をけずって・勉強する」ということの価値を再認識しました。6月には地元北九州でイベントを行います。第2回学級づくり改革セミナーです。講師は、○土作彰先生(奈良)○赤坂真二先生(新潟)と私。子ども達のために勉強しなければなりません。このような機会を大切にしたいと思います。
2004.05.09
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お休みにしていたのですが、ホテルから書き込んでいます。とてもいい天気です。元気を出して、今から出発です。昨日の夜は、土作先生、赤坂先生と飲みすぎました.....「元気」な方と一緒にいると自分まで・・・・・。アンテナを高くして、これからも頑張っていかないと!!!
2004.05.08
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人前で話すには、単に意識の面だけではなく、実際に普段と違う話し言葉が必要になります。このことを子ども達はうっすらと気づいていたようです。・・・・・授業の実際・・・・・『今までにスピーチという言葉を聞いたことが ありますか?』という問いかけに、全員が「ある」と答えました。そして、『どんな時にどんなスピーチを自分がしましたか? どんな時にどんな人のどのようなスピーチを聞 来ましたか?』とたずねると、・始業式や終業式の時(校長先生の話)・行事の時(代表の方のあいさつ)・勉強で調べたことをまとめて発表する時(自分達)・・・・・・たくさんの意見が出てきました。今までの経験や体験を思い出させることによって、【普通に話すこととは違うんだな】という意識がはっきりしてきたのです。このことを確認してから、『スピーチというカタカナをひらがなと漢字で 説明しなさい』と、中心の質問をしたのです。 (つづく) ※今日から自主出張・小旅行のために 明日の日記はお休みします。
2004.05.07
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久しぶりの教室はにぎやかでした。元気な子ども達が戻ってきました。尊敬する謎の関係のとおる先生が、「こどもにとっては、1日が大人の10倍大切です。 一瞬一瞬を、いとおしんでがんばってください。」という言葉を、ある先生のHPに書かれていました。そんな気持ちが分かるような気がしました。子ども達と過ごす時間は、とても楽しく幸せを感じました。さて、今日からスピーチ指導が本格的に始まりました。子ども達も新しい教室に慣れてきたことでしょう。私の指導も子ども達に入りやすくなってきました。このような時ですから、1年間の見通しを持ってスタートしたのです。最初は、「スピーチとは?」という授業です。簡単にいうと、「スピーチというカタカナをひらがなと漢字で説明しなさい」という授業です。カタカナの言葉をそのように表現することは、意外と難しいものです。分かってるようで分かっていないからです。子ども達は、「えっ」といった表情を見せました。(スピーチといったらスピーチじゃない・・・)そんな顔をしていました。。。。ノートに向かってあれこれ考え書いていました。そして、発表です。子ども達の書いた内容は・・・・・・・・。 (つづく)
2004.05.06
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「大切にしたものだけが残る」という言葉を見かけました。妙に納得。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・久しく休止していたサークル活動を再開することにしました。しばらくダラダラしていたので復活させたのです。継続して行うことは大変ですが、大切にしていけば何かが残っていくだろうと考えています。人も事柄も同じように・・・。このような仲間との勉強会では、自分の不十分さが自覚でます。私はそのような時間が好きです。私は、よく教室でこの勉強会のことを子どもたちにも話します。『昨日ね、先生たちが集まって、○○といったことの勉強をしました・・・』というふうに。 低学年の子どもは、「えっ、先生も勉強するの?」「休みの日に勉強すると?」というかわいい反応を示しながら、楽しいお話だと思うのかよく聞いてくれます。高学年の子どもは、「すごいんだなー先生たちは!」「私たちのために難しいことを勉強しているんだろうな」といった立派!?な感想を言いながらも、興味を持って聞いてくれます。そして、最後にはいつも次のようなことを話します。『知恵がないものがいくら知恵をしぼっても知恵は出てこないよね。じゃあ、どうするか。自分の頭に知恵がないんだから、入れないといけないよね。そのためには、「本を読む」「人に聞く」ということが大切だと思いますね。先生は、知恵がないから本を読んだり、人に聞いたりしています。これからもそうしていこうと思っています。』こう話すと、低学年の子も高学年の子も「ふ~ん」と納得したような顔になります。そして、『じゃあ、勉強しよう。はい、算数の教科書出して』というと、勉強する顔になって子どもたちは、準備をし始めます。もちろん「えーっ、いやだなーやっぱり」という声が聞こえることもありますが・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なにはともあれ復活させました。前に向かって再スタートです。
2004.05.05
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若い先生方からいろんな相談を受けることがあります。(私もまだまだ若いと思っているのですが)その多くは、学級がうまくいかない、授業がうまくいかない、といった内容です。自信をなくしている様子を見ると、正直こちらも悲しくなります。 以前、私のお師匠さんから教わった「教師の態度」を思い出しました。改めて読み返し、私自身の今を深く反省しました。【せめてこれくらいのことはしたい教師像】1.学級の子どもの前で大声で笑える教師2.子どもとともに遊べる教師3.登校の途中、子どもの前を歩いて後ろから「おはよう」 と声をかけられる教師4.教師にとって都合の悪い意見をうんうんとうなずいて聞 くことができる教師5.叱る前に子どもの考えを述べさせる教師6.「この1週間、○○君には一度も声をかけなかったかし ら?」ということを考えてみる教師7.勉強のできない子どもにもよさがあることを、みんなに 知らせていく教師8.困難を抱えているひとりの問題をみんなで解決するよう にしむけていく教師【学習時の教師の態度】1.一人ひとりの子どもの未熟さ、素朴さを大切にしている だろうか?2.自分の力で問題を見つけ、それを解決する場と機会を大 幅に与えているだろうか?3.失敗にめげないで、納得したり、成し遂げたりするまで のねばりやゆとりを大切にしているだろうか?4.多面的多角的な見方、豊かな発想、思考のやわらかなか まえを大切にしているだろうか?5.体を動かす活動を大幅に取り入れているだろうか?6.ユーモアや笑い、おどろきや感動の雰囲気、つまり情動 を大切にしているだろうか? 1学期ももう5月。楽しく過ごしたいものです。「自分にもできそうだ」ということを1つでもいいから決めて、「徹底」させることで大きく状況は変わるように思います。 私も、「これするぞ!」というものを3つ決めました。決めたらすぐに実行です。
2004.05.04
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以前のサークル勉強会で、次のような「数字」があることを知りました。松原裕代先生に教えていただきました。毎年新しく出会う子ども達と一緒に考えていきたい「数字」です。<問題文>『ビジネススクールを出たどれぐらいの割合の人が、スーパー成功者になったと思いますか?』<答え>1. スーパー成功者(3%)2. まあまあ成功した人(20%)3. 日々の生活に追われ続けた人(60%)4. 人の世話になりながら人生を送った人(17%)この数字を使って下のような指導をしました。今読み返してみると、今の自分を反省し、考えさせられます。問題文を話したあとに、『スーパー成功者は何%でしょう?』と問いました。「50%」「10%」・・・・・『正解は、3%だそうです』少ない数字に子ども達は、驚いていました。そして、一瞬ですが、「じゃあ、ぼくは(私は)ダメかも・・・」という後ろ向きの空気が教室の中に出ました・・・・・。それを気にせず、話を続けました。『まあまあ成功した人が20%、日々の生活に追われ続けた人が60%。 では、残りの17%はどのような人でしょう?』「あきらめた人」「失敗した人」「何もしていない人」・・・・・・・・・さっきの空気はありませんでした。というよりも、「何かは分からないけれども17%にはなりたくない」という気持ちが発言の中にはありました。正解の、『人の世話になりながら人生を送った人』と話すと、その気持ちが1番強くなったようでした。その後、感想を書かせました。「3%を目指す」といった内容の中に、次のように書いた子どもも多かったです。「他の人との競争ではない。自分との競争だと思う。3%のなれるように自分がどれだけ努力できるかということだと思う」
2004.05.03
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GW明けから、プラスちょっとした一言週間という取り組みを行おうと考えています。・おはよう+一言・ありがとう+一言・○○君・さん+一言といった感じで、ちょっとした一言を付け加えて友達と接しようという取り組みです。時々教室で行います。この取り組みをしていると、次の二つのことがうれしいことが起こります。1.「プラス」の一言がどんどん増えてくる 「今日もがんばろうね」「大丈夫?」「それいいね」「よ かったんじゃない」 といった前向きな一言が増えてくるのです。2.お互いが一言を添えるようになってくる A「ありがとう。もういいよ」 B「○○さん、よかったね」 といった感じです。 最初に声をかける子どもだけではなく、それに答える子どもも「プラス」の一言を添えるようになってくるのです。教室があたたかい空気に包まれるとうれしいものです。
2004.05.02
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「このネタでどう?」昨日は歓送迎会でした。途中で「指導のあり方・ミニネタバトル」をしました。ルールは、・3秒間程度で出来るもの・話せるもの(3秒はあくまでも「程度」)・子どもの指導に有効なもの(喜んで教室が楽しくなるもの)です。意外と盛り上がりました。「おぉー、これはいい。こんなミニネタを100集めるようにしよう!」とワイワイ大騒ぎとなりました・・・。では、そのいくつかをご紹介・・・・。<その1>☆○○君(さん)と彼(彼女)ほめる時に使います。「○○君の~が素晴らしい」と○○君にみんなの前で言います。そして、みんなの方を向いて、「みんな、『彼』のように~をしようじゃないか」と言います。・・・・・・・・・・・・○○君は、「彼」と言われて 「おっ、オレって意外と大人じゃん」 と胸を張る。(はず・・・です)<その2>☆みんなは知らないと思うけれど・・・じつはこれを~~と言うんだよ何かを見せる時に使います。例えば、ボールを見せる時には、「(教卓にボールを隠しておいて)みんなに見せたい物があります。 多分みんなは見たことがないと思います。知らないでしょう。 見たらビックリすると思います。 ・・・・・・・・(ボールを取り出しながら)・・・・・・・・ 実は、これをボールと言います」・・・・・・・・・・・・子ども達は「何だろう」「早く見たい」 という気持ちになって集中します。 そして、その後、爆笑します。(多分・・・その予定・・です)
2004.05.01
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表現教育の向上を目指して、新しいサイトをつくりました。「学級メルマガを作ろう」というサイトです。東京でIT関係のお仕事をされている藤井さん、コピーライターの菊池徹さん、そして私の3人で立ち上げました。 「学級メルマガを作ろう」↓http://www.mailmagazine.org/ 今までにない取り組みであると思っています。1度ご覧になって下さい。ご意見ご感想をいただけるとうれしいです。 また、サイトのメールマガジンも5月上旬に発行予定です。子どもの作文、作文指導のポイント、情報教育指導のコツ、・・・・と盛りだくさんの内容を予定しています。もしよろしければご購読ください。 MM「キッズ・ネットワーク」購読先↓http://www.mailmagazine.org/mm/index.html まだまだ出来たばかりで不十分なところがあります。皆さんで育てていただきたいと思っています。 よろしくお願いします。 菊池省三
2004.04.30
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「声」の速成指導はしないほうがいいと考えています。継続して根気よく指導しなければならないと考えているのです。子ども達が、「自分の声が変わってきた」と自分で思えるようになると成功でしょう。「楽しさ」を第1に行います。4.「3分間発声・発音」トレーニング国語科の授業の最初に行います。5年生でも喜んで活動します。例えば、「アエイウエオアオ」という口形指導をします。読むスピードを変える、声の大きさを変える、音の長さを変える、口の形の大きさを変える、1音遅れて音を重ねる、・・・・いろんな方法で、楽しみながら行います。「ことばあそびうた」も喜んでします。暗唱させます。聞いてもらい合格するためには、いやでも正しい発音・発声をしないといけなくなります。普段は小さな声の子も、何度も何度も繰り返し練習しています。子ども達も声を出すことはもともと好きなんだなぁと感じます。覚えてすらすら暗唱できると、男の子も両手を挙げて喜びます。5.「公の場面での言い方」トレーニング「公の場面」で使う言い方のトレーニングです。例えば、職員室への出入りの時に必要な話し方、先生方への報告、連絡などの時の話し方、学校に来られたお客さんへの話しかけ方、・・・・・・・・いろんな場面を想定して行います。これらの指導は、朝の時間や必要に応じて行います。モデルを示して、2人組やグループでくり返します。ここでの声の合格ポイントは「さわやかに」です。 (続く)
2004.04.29
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始業式から少し意識して「声を鍛える」指導をくり返し行っています。日常的な指導です。いくつかのポイントはあるのでしょうが、最大のそれは、「昨日(前回)よりもよくなっている」というほめ言葉(評価)であると思います。1.朝の健康観察名前を呼ばれたら、・右手をまっすぐに伸ばして、・「はい。おはようございます。元気です。」と言うようにしています。3つの句点「。」を意識させます。句点がキチンとある子の声は、「凛」とした感じがします。2.発表の前学級目標を達成するための1学期の学期目標に、「書いたら発表をする」というものがあります。ですから、「普通」は全員発表をします。当然、声の小さな子どももいます。その子を指名して席を立って話し始める数秒間(1秒か2秒)に、「はきはきと美しい日本語で」と言います。もちろんできるだけはきはきと美しい日本語で・・・。この私の言葉の後に発表させるのです。声が変わります。3.朝と帰りのあいさつ希望者が教室の前であいさつをします。「起立」「礼」「おはようございます」と一人で言わせます。その後に、全員で「おはようございます」をします。希望者の「起立」「礼」「おはようございます」が小さいと、「無視」してやり直しです。その時に、・ビシッと言いなさい・「は」の字がはっきりしていない・姿勢がそもそもだめ・今の2倍あるとうれしいなどと指導します。何度かやり直しになる子がいますが、不思議と全員毎回手を挙げて希望します。 (明日に続く)
2004.04.28
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現在の子どもの声は、○小さくて○速いという特徴があります。この声を、「ちょうどよい声」にしなければ、聞き手には伝わりません。これからの時代は、人と人をつなぐコミュニケーションとして、話しことばの割合は高くなってきているので、ますます声の比重が大きくなってきています。ところが、先に書いたように、声はそうやすやすと人に伝わるように出てはこないのです。内容があれば声に出るというような簡単なものではないようです。「ちょうどよい声」にするために、日ごろから気をつけて指導していることを明日から何回かに分けて書いていきます。
2004.04.27
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昨日の続きです。「言葉」が子どもに届くということはどのようなことなのか・・・考えています。3.○秒、先生に時間をちょうだい。 秒数を限定するところがポイントです。「分」よりも「秒」の方が効果的です。「45秒間、時間をくださいね」と言うと、チラッと教室内の時計に目をやる子どもが何人も出るほど、先生の次の話を聞こうとします。 慣れてくると、「48.5秒、先生に時間をちょうだい」「30.02秒間、細かいけど先生が話します」と使います。子どももニコニコ笑いながら聞いてくれます。「何か大切な話なのだろう」と身を乗り出して聞こうとします。4.ちょっと○○○の話なのですが、わかるかな。 ○○の中には、子どもの自尊心をくすぐるような、・中学生レベル・大学生レベル・オリンピック選手レベル・プロ選手が気をつけているなどが入ります。子どもは伸びたがりですから、このように話すとその後の話に興味を持ちます。5.芸能人の○○に似ているなぁと思って見ていました。で は、今から話します。 子どもが集中していない時、教師は大声で叱るのではなく、一人の子をじっと見つめます。そうすると、必ず誰かが気づきます。そして、「先生が、さわいでいる△△さんを見ている」とか「はやく静かにしなくちゃ」、「先生が怒るかもしれない」と思ってだんだん静かになります。教室が緊張してきます。静かになったところで、その子を見つめながら、「△△さんが、ミニモニの加護ちゃんに似ているなぁと思っ て見ていました」と言います。教室の中に安心した空気と共に笑顔が広がります。そして、「では、今から話します」とビシッと言うと、子ども達は気持ちを切り替えて話を聞くようになります。
2004.04.26
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年度初めの新しい学級では、集中して話を聞けない状態が見られます。ぼんやりしている子、手遊びをしている子が目につきます。学級のルールが、その子の中にまだ定着していないのでしょう。そのような子どもにも思わず聞いてみようと思わせる、ちょっとした話し方を集めてみました。教師の演技力(?)も少し必要かもしれませんが、子ども達を集中させる「とっておきの話し方」です。(本人はそう思っているのでが・・・)1.今から話すことは、○○ではとてもうわさになっている ことです。知っているかな? このように話し始めると、「えっ、それは知らないな」「ぼくだけ遅れたくない」という気持ちになり、子ども達はしっかり聞こうとします。 同じように、「今から話すことは、この○○小学校では10年前から言わ れていることです。」「今から話すことは、小学生1000人に聞いたら983人 の人が『知っている』と答えたことです」といった言い方も、子ども達には効果的です。(内容によっては、最後に「さっきの数字はうそだよ」と笑 顔で話の後に言わなければいけませんが・・・)2.みんなにはあまり言いたくないけれど、君だけに話そう。 特に集中していない子どもに使うと効果的です。その子どもの近くに行って話すのです。 二人だけの秘密の話のように、少し小さめの声で話し始めると効果は倍増します。もちろん伝えたい中身は、全員に聞こえる声の大きさで話します。 その子は、1対1で話されている状態ですからよく聞きます。他の子ども達も先生とその子の様子を見ながら聞き耳をたててくれます。
2004.04.25
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年間目標「行為を鍛え合う 『加速』する学級」の学期目標に、「『よーし』、という考え方をしよう」というものがあります。「よーし」とその反対の「えー」という2つの言葉の違いを考えさせました。『<よーし>の後にはどんな言葉が続くでしょう』このように聞くと、子どもたちは次のような言葉を考えました。・がんばるぞ・大丈夫だ・負けないぞ・やってみよう・できるまでするぞ・・・・・・全て、+(プラス)の言葉です。『では、<えー>の後にはどんな言葉が続くでしょう』同じように発表させました。・いやだなぁ・したくない・だめかもしれない・またかぁ・なぜしないといけないの・・・・・・どれも-(マイナス)の言葉です。『あなたは、<よーし>と<えー>のどっちの言葉を大切にしたいですか』最後にこのように聞きました。全員が「よーし」に手を挙げました。その瞬間、学級が少し「加速」したように感じました。
2004.04.24
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昨日書いた学級目標の続きです。学級目標は年間目標です。つまり、1年間かけて達成するべき目標です。私の学級では、その年間目標を達成するための学期ごとの目標も示します。「話を聴き合う あたたかい学級」という年間目標を達成するために、1学期の目標は、・パッと反応する・書いたら発表する・「なぜ?」「例えば?」と考えながら聴くという内容にしました。教師や友達の指示や話に、「パッ」と反応できる子どもにしたいものです。よく「作業が遅くて・・・」「学習に時間がかかって・・・」ということを耳にしますが、その多くは取りかかりが遅いのです。「教科書の○ページ、5行目を押さえなさい」と指示されたらパッとそれができる子ども達にしたいのです。子どもは基本的に書いたことしか発表できません。逆に言えば、書いたことは発表できるのです。ですから、まず、書かせます。そして、「恥ずかしい」という気持ちをなくすために、「書いたら発表する」というルールを徹底させます。全員が、発表できる学級にするのです。話し方の指導は、いろいろと工夫されるようになってきました。しかし、聞き方の指導は意外となされていません。「姿勢よくしなさい」「黙って聞きなさい」といったしつけレベルの指導が中心です。このようなしつけ指導だけにならないで、思考力も鍛えるために、「なぜ?」「例えば?」と考えながら人の話を聴くようにさせるのです。
2004.04.23
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学級目標を決めました。1年間をとおしてみんなで達成すべき目標です。「行為を鍛え合う 『加速』する学級」「話を聴き合う あたたかい学級」この2つです。教室前面の黒板の上に掲示しました。「行為を鍛え合う 『加速』する学級」は、生活面の目標です。「行為」「鍛え合う」「加速」という言葉の意味を、みんなで確認しました。「行為」とは些細な身のこなしも含むということ、「鍛え合う」とは互いにけん制しあう注意も含むということ、「加速」の説明では、何事もすぐには変化はみられないかもしれないが、努力を続けていたら必ずその成果があらわれるということを、成長曲線をかいて理解させました。「話を聴き合う あたたかい学級」は、学習面の目標です。「聴く」と「聞く」の意味の違い、「あたたかい」とはどのような学習状態なのかを考えさせました。「聴く」ための体と頭はどのようになっているのか、「あたたかい」という状態とは、話し手と聞き手がどうなっているいることなのか、今までの授業場面を思い出させて理解させました。最後に、目標が単なるスローガンで終わらないように具体的な事実を大切にしよう、ということを確認しました。「加速」し続ける「あたたかい」学級をめざして教室が動き始めました。
2004.04.22
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新年度が始まって2週間が過ぎようとしていた時に、「10日間で学んだこと」という作文を書かせました。まず、全員を起立させて、「始業式からみなさんにたくさんのことを先生は話してきま した。 『話は1回で聞こう』とか『掃除は自分を成長させてもら っている学校に感謝するために行うのです』とか・・・。 先生が話したことで、『なるほど!そうだな!これは大切 だ。キチンとしよう。自分ががんばらないといけないこと だ。』 と思ったことを3つ思い浮かべなさい。 思い浮かべた人は、最高の起立の姿勢をしましょう。」と、指示しました。全員がビシッとしたことを確認して、「その3つを書きます。」配っておいた紙に箇条書きで書かせました。全員が書けたことを確認して、「その3つの中で、『うん、これが1番だ』というものの番 号に赤丸をつけなさい。」と絞り込ませました。・命にかかわるような危ないことはしない・「おはようございます」の「は」の字をはっきり言う・手をビシッと挙げる・恥ずかしがって何もしないことを恥ずかしいという・すべきことをします。しないでもいいことをするのではな い・正しい日本語を使いなさい・誰とでもいつでもどこででも仲良くしますできます、とい う学級に・・・・・・・1つに絞るという活動が、それまでの10日間とこれからの自分のあり方をより深く見つめなおすことになったのでしょう。どの子も真剣に「考えて」いました。「その赤丸をつけたことについて、今の自分が思うこと、 考えることを書きましょう」子ども達を見ながら、最後の指示を言いました。○「相手の喜ぶ姿勢をする」 ぼくは、「相手の喜ぶ姿勢をする」にしました。4年生までは、相手のことなど考えて席についていませんでした。ただ座っているだけでした。聞く時だけではなくて、話すときもよい姿勢にします。いとも相手がいるということを考えたいです。りっぱな人になりたいです。「がんばるぞ!」○「自分から行動する」 今までは、あまり人とは話しませんでした。今までみんなから「ふつうにしていたらあまり話さない人」と思われていたと思います。このままではいけないと思いました。 今は、自分からあいさつをしています。がんばって続けます。「極微の成長を喜ぶ」という言葉を最後に紹介しました。少しずつ少しずつ成長していく子ども達が楽しみです。(メールマガジン「日刊!小学校発☆『子ども』日記☆」 より~ 購読登録先↓ http://www.mag2.com/m/0000091330.htm )
2004.04.21
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数年前から、「朝のメッセージ」という係を教室の中に作っています。教室前の黒板に、クラスみんなへのメッセージを書く係です。前日の放課後に、次の日の朝のメッセージを書いて帰るようになっています。「さよなら」の後に、黒板を前に数人の子どもが、ワイワイ楽しそうに今日も書いていました。その子達が帰った後に、黒板にはイラストとともに、「 みなさん、おはよう! 男の子5人、女の子5人に 『おはよう+握手』をしましょう。 今日も、がんばろう! 」と書かれていました。「言葉」をとおして少しずつ関係を築いていこうとしているようです。このような取り組みを続けていると、教室の中が「ここちよい」と感じるようになるのでしょうか。教室の雰囲気が変わってきます。「ほんわか」としてくるのです。
2004.04.20
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「教室からなくしたい」と考えている言葉を見ると、「ばか」「あほ」「死ね」という言葉が目につきます。これらの言葉は、年度当初はどのクラスも上位にきます。しかし、実際に教室の中ではそんなに使われてはいないと思います。おそらく、【なくしたい言葉=悪い言葉=ばか、あほ、しね】と頭の中でなんとなく考えたのでしょう。数ヵ月後の2回目のアンケートでは少なくなります。そのような言葉よりも、今は少ない人数ですが、とても気になる言葉があります。・はなれて・目の前にくるな・どっか行け・消えろといった言葉です。「関係を切る」言葉です。「あなたには関係ないでしょ」という冷たい言葉です。子ども達の生活の中で、気がつかないうちに広がっていく言葉です。『1秒』で相手との関係を築くこともできるし、『1秒』で相手との関係を崩してしまうこともできる・・・。『1秒の言葉』について考えさせたいものです。
2004.04.19
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子ども達の考える「教室にあふれさせたい言葉」の中に、少数でしたが素敵な言葉を見つけました。私自身も「大切にしたいなぁ」と強く感じた言葉です。 ☆「どういたしまして」 この言葉を自然に使える子どもはあまりいないでしょう。 私の記憶には・・いなかったような気さえします・・。 自分から何かを人にしてあげるということはあるでしょ う。そのお返しとして言われるお礼に対して、この言葉を 自然に口にできる子どもに育ててみたいものです。 ☆「だめだよ」 先日聞いた尊敬する先生のお話の中に、 「教室とは、ア:教え合うところ、イ:競い合うところ、 ウ:牽制し合うところ」 という内容がありました。 この言葉は、ウの牽制し合う=お互いに伸び合うために注 意し合う、ということと関係しています。 この言葉を大事にし合う教室を創りたいと思います。 ☆「また明日」 子どもらしい無邪気な感じがして好きです。1日が終わり 教室から帰る時に、笑顔でこう言い合える子供どうしの人 間関係を築いていかなければならないと考えます。 言葉は、口先だけのものでも、文字づらだけのものでもなく、自分の全てを出してかかわるものであるということを、子ども達と考えていきたいと思います。
2004.04.18
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5年生の子ども達にアンケートをとりました。「教室にあふれさせたい言葉、教室からなくしたい言葉」という内容です。「あふれさせたい言葉」第1位・・『ありがとう』第2位・・『おはよう』第3位・・『一緒に遊ぼう』「なくしたい言葉」第1位・・『ばか』第2位・・『うるさい』第3位・・『どっか行け』こんな結果がでました。言葉というものは、自分と人との間の関係をつくるものだと思います。知識というよりも、そのための行動のひとつだと思います。美しい日本語の使い手になれるように、日々の教室での指導を充実させたいと思っています。
2004.04.17
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はじめまして。小学校の教師をしている菊池省三と申します。本年度は、5年生を担任しています。「伸びたがりや」の32人の子ども達と出会いました。新学期が始まって10日過ぎました。ようやく子ども達も教室になれてきました。元気な子ども達なだけに、教室の中で耳にする「言葉」が気になります。「美しい日本語の使い手になって欲しい」と願って、「教室にあふれさせたい言葉、教室からなくしたい言葉」というアンケートをおこないました。・ありがとう・おめでとう・・・・・・・・あっち行け・知らんよ・・・・・・・子ども達は、自分(達)の「普段」を見つめ直していました。その結果は・・・明日のこの日記で・・・。
2004.04.16
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