喜久蔵blog

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十章:しょぞ



ワンウェイで働いていたものの、住む所をまだ決めていなかった僕にショウゾウというルームメイトをケイジが紹介してくれた。

ショウゾウはシュモン、ケイジの共通の知り合いである。

ショウゾウはオールドアメリカンが大好きなダンディスト。

博多の漢(おとこ)を感じさせるナイスガイだが、救いようのないオタクでもある。

ショウゾウは親戚の所有するアパートに一人ですんでいた。

彼の部屋にはこれまでに発売された家庭用ゲーム機の保々全てが揃っており、また数台のパソコンがフル稼働している。

筋金入りのゲーマーだ。


彼の家に住み着いて1ヶ月が過ぎた頃、なぜかショウゾウと僕はノリノリで天神にあるマンションを借りた。

しかもなぜかワンルーム。

男二人のワンルーム。

不思議と苦にはならなかった。

都心での新しい生活はとても楽しかった。


僕は昼に出版社で働き、夜はワンウェイという生活を始めた。


第十一章:第二のママ(1)

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