杏子のKIMAGURE缶

阿蘇旅日記パート1



 9月頃から計画していた阿蘇温泉旅行に行ってきました。天気が危ぶまれたのですが、この日は全国的に好天ということで前日の夜、予報をみたときはほっとしました。
 前夜は10時には寝て明日に備えました。翌日は、朝4時半過ぎ(ほんとは4時に時計をセットしたのに少し寝過ごした)起床。
支度をして5時半頃、まだ夜空に星々が瞬くなかを出発しました。今回は、徳山港から出ているカーフェリーに乗っていくことにしたのですが、その出発時刻が朝の7時で、30分前にはついて手続きをしなければならかったのでこんな時間になりました。
 ついたのは6時過ぎ。少し早いけど、手続きをすませました。フェリーの案内所の入り口にいた猫の親子がかわいかったです。子猫が3匹もいて、猫好きな息子は大喜びでした。
 息子は船に乗るのははじめてです。それだけにちょっと心配もありました。あちこち走りまわって、船から落ちでもしたらどうしようとか(^^;)。案の定、船に乗っている間ずっとあちこち歩き回ってくれて、ついてく方は大変でした。車から降りる時、カメラのフィルムを忘れたので、その様子を写した写真はありませんけど、ビデオに撮ってあります。(いつか大人になったら見せてやろう…)

 大分の国東(くにさき)港についたのは、9時ごろ。ほぼ2時間の船旅でした。天気もよく、一番上の甲板に出ると気持ち良かったです。しだいに遠ざかっていく本州・山口・・・そしてこんどは近づいてくる九州・大分。
 大分よ、コンニチワ(なんてね)。じつは、大分ってなんか親しみがあるんです。私がよく訪問するWebサイトの製作者の方が大分県の方なんです。といっても、今回は時間がなくお会いすることは最初からあきらめていましたが。ああっ、同じ大分の地を踏んでいるんだ、という感慨がわくことしきりでした。
 が、感慨を十分かみしめる間は私にはありませんでした(^^;)。フェリーを降りた時に騒がれて、ついうかうかと子供を膝に乗せたのが間違いで、それっきり私の膝の上でないと眠ってくれませんでした。
 そのままずっと膝の上でよく寝てくれました。そうこうするうちに私の方も眠くなっちゃいましたけどね…。ふっと気がついたら、旦那はガイド本見ながら、運転してました(^^;)。いつもナビがつとまらない私です、地図音痴だから。
 別府~湯布院~阿蘇に至る通称やまなみハイウェイ(ホントの名称は阿蘇登山道路なのかな?)をずっとたどって行きました。そこは本当に景色がよいところでした。
 なだらかな山並み、牛や馬が草を食む、のんびりとした牧歌的な草原・・・温泉が出ているのか山の中腹に出る湯気が、印象的でした。時間が無いので、ゆっくりと車を降りて満喫することはできませんでしたが、車中からの眺めだけでも十分でした。
 とくに山をだんだん高く昇っていくところは、圧巻でした。下をのぞきこむとふらふらしてしまいそうなほど、ぐっと深く落ち込んだ谷あいはすごかったです。そして、紅葉がすすんで赤や黄色に染まった山々。それらを見ているだけでも楽しく、来てよかったとつくづく感じました。(ビデオを回したけど、タイミングが合わなくて上手く撮れなかったかも~~)
 だけど時間はかかったです。細々した道路だから追い越し禁止になっていて、前にとろとろした車がいようもんなら悲劇です。(その悲劇だった!)阿蘇についたのはお昼過ぎてました。明け方5時半に家を出てから、ほぼ7時間!長かった!!
 高速を使ってきてたら、もっと早くついたはずだけど、フェリーで旦那も寝ることができたし、こんなきれいな景色を見ることもできたし・・・ということで、よしとしました。

 お腹がすいてきたので、お昼にしました。行ったのは、阿蘇ファームランドという健康体験施設です。ガイドブックによると、東京ドームが21個も入るという敷地内に、温泉に地ビール園、工芸体験に物産販売と何でもそろったところでした。
 アスレチックなどもあって、子供には魅惑的なところでしょう。うちの子もじっと興味深そうに見つめていて、しきりに「あっち!」を連発してそちらの方へ行きたがりました。もう少し大きい子でないと、危ないから遊ばせはしなかったですが。この次に、もし来ることがあったら、ぜひそちらの方へも行ってみたいものです。
 お昼を食べたのは地ビール園です。といっても二人ともお酒飲めないのでビールはパスです。(たとえ飲めても旦那は運転者!)ここはバイキング形式になっていて、好きなものをとっていきました。ソーセージにスペアリブにサイコロステーキに・・・と迷ってしまうほどたくさんありました。なかでもパイ皮つきのスープみたいのがあって、即これを取りました。だって、かの有名なオリー婆さんのあのスープみたいじゃないですか。(注:グイン・サーガ読者だけに限って、有名なツボ焼きシチュー・・・です)
 食べてみたら、パイ皮というよりもパンだったけどね。まあそれはいい・・・。とくに美味しかったのは、チーズ入りのソーセージでした。名産の高菜を入れたソーセージも美味しかったけど。あとチーズ冷奴です。去年ハウステンボスに行ったときにはじめて食べてフリークになってしまった味です(^^;)。旦那はあっちの方がチーズくさくなくていいとか言ってあんまり食べなかったので、ぜんぶ私が引き受けました。ハウステンボスのが上かもしれないけど、十分美味でした。ご存知無い方のためにご説明すると、クリームチーズの上にかつお節、ネギをのせてしょうゆをかけて食すのです。ハウステンボスのものは、専用のしょうゆが売ってました。冷たくて、クリーミーでじつに美味いです。どこかで見かけたら、即お試しすることをおすすめします。チーズ嫌いの旦那でさえ食べれたんだから、味は保証付き!?
 期待してた高菜めしはいまいちでした。味がうすくて、物足りなかったです。元祖高菜めしの店へ行かなきゃだめだったかなぁ? 行列ができるほどの人気店だそうだから、まず行けないだろうけど。
 スペアリブやサイコロステーキはその場で焼いていて、すごかったです。焼けたサイコロステーキに、ふりかけたお酒(何かな?ブランデー?)にオレンジ色の炎がばあっと盛りあがって・・・うちの息子もびっくりしたように見つめてました。
 スペアリブも美味しかったです。油っこくないし、自然な味という感じで。高原にぴったりの味ですね。お酒を飲まれる方なら、地ビール片手にさぞや楽しめたでしょう!しっかし、こういう骨付き肉を食べてると、じつに原始的な気分になれますねえ(^^;)。よくアニメなどに出てくる骨付き肉そっくり!と旦那が感動してました。うちで焼いたんじゃ、こうはいかないですね…。
 そんなこんなで私たち二人はお腹がいっぱいになりました。がっ!!困ったのは息子です。車のなかで騒ぐのでつい、ぺこちゃんキャンディをあたえたら次から次へとご所望されて・・・(;_;)、気がついたら3~4個は確実に食べてました。
 そのせいでお昼はほとんど食べてくれなかった(>_<)。せっかく息子のために一品多く取ったのに。無駄になってしまった!
 なんでもイヤ!の一言のもとに却下してくれて(^^;)。生オレンジジュースすら、イヤだと言って飲まなかった(;_;)。
 おまけにおとなしく椅子に座って、ひとところにじっとしてくれなかった。となりの子供がそのへんを歩き回るのをうらやましそうに眺めてました。離したらとんでもないことになるので、そうならないよう止めとくのが大変でした。

 お昼が終わって、物産店を少し見ました。ハーブショップがあったので、ハーブティを2種類買い求めてきました。ここのはいろいろな処方箋みたいのがあって、おもしろい。羊を数えてしまう眠れない方にとか、最近「でたーっ!!」がない方・・・つまり便秘ぎみ(^^;)の方にとか。心身双方にわたったハーブティのミックスがおいてありました。私が買ったのは、ひとつはピーチ&カモミールのもの。もうひとつはヒミツ。心を落ち着かせるようなハーブが入ってるものでした。
 ソーセージやベーコンのかたまりなども売っていたので、それは翌日またここへ寄って買うことにしました。まだまだ見たいお店がいっぱいでしたが、時間がなかったので後ろ髪をひかれる思いでそこをあとにしました。

 そうして―――目指すは阿蘇火口です。

  はんなり、ゆったり?・・・パート2へつづく

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