杏子のKIMAGURE缶

阿蘇旅日記パート2



 阿蘇ファームランドをあとにした私たちは、阿蘇火口に向かいました。けれど、そのまえに有料道路をとおって、草千里のほうへ寄りました。そこには阿蘇火口博物館やオルゴール響和国なんてものもあって、まずはそこへ寄ってからとなりました。
 オルゴールのほうは、パスしてしまいました。この時点で、すでに2時をまわっていたし、火口も見にいかなきゃならないんで時間がなかったからです。でも博物館のほうを見たあとに、オルゴールにしとけばよかったかも、なんて後悔しました。
 博物館はまるでひと昔まえの青少年科学博物館みたいで、置いてあるのは溶岩や石のかけらや、阿蘇山の模型くらいのもので、ちょっと値段に見合わなかったような気がします。(¥840なり~)映画も上映していたのですが、これも作ったのは一体、いつ?ってくらいなものですが、空からの阿蘇山の眺めはさすがにきれいでした。
 画面もパネルがいくつか重なっているもので、ちょっと頭がふらふらしそうだった。ディズニーランド等にもありましたが、この手の映像を見るとたいてい酔ってしまいそうになるんですよね。まあ今回は、そこまではいかなかったので良かったですが(^^ゞ
 あと面白かったのは、リアルタイムで阿蘇の火口に設置してあるカメラで、火口の様子を見られたことでしょうか。いろいろ角度も変えられるので、ほんとに火口を見ている気分になれました。
 草千里は、草・・・というよりも枯草千里のようでした(^^;)。やっぱり夏の緑の草千里のほうがきれいだったでしょうね。このつぎはぜひ夏あたりにいってみたいものです。
 それはともかく、ほんとに広々としていて良かったです。乗馬などもできるようになっていて、親子で乗っている人もいました。私は馬に乗った経験ないし、運動音痴(^^ゞなもので、ちょっと遠慮しましたが…
 柵の向こうに並んでいる馬たちは、つまらなそうでした。ハエを追いはらうのが唯一の動作ってなもんで、身動きひとつしません。競走馬のなれの果て…なのかはわかりませんが、かわいそうな気もしますね。
 前髪が三つ編みしてあるのがなんかかわいかったです。息子も「ンまンま」と連発して、おおはしゃぎでしたし。
 馬に乗れて、優雅に草原を走れたら・・・きっと気分爽快でしょうねえ。ファンタジーの主人公になった気になれるかも、です(笑)。FT世界では、だれもが当然のように馬に乗れたりするんですから。よいですよねえ…。

 さて、おつぎはいよいよ阿蘇火口です。・・・って言っても、それほどのものでもないんですが。
 火口まで、ロープウェイなども出ていましたが、私たちは有料道路を通って上まで行くことにしました。そのほうが安いかな、と思ったからですが、時間があればロープウェイで空からの眺めを楽しむのもよいかもしれない。
 道路の途中に、まるで原始人の住みかのような石でつくったあずまやのようなものが、ぽつんぽつんといくつもありました。それは万一、阿蘇が噴火した場合に避難するための設備だそうです。建物の上にはたくさんの石が積み上げられていて、もしかしてこれって噴火の時に降ってきちゃったりしたもんなの?・・・なんて思ってしまいました。(まさか違うだろ~)
 でもほんとに、危険な時には観光できないこともあるそうです。義父母が10月初めの頃、同じ阿蘇に行ってきたのですが、その時は上に行かれなかったみたいです。
 私たちのときにはそんなこともなく、見れたのでラッキーでした。煙もあがっていませんでしたし、よく晴れていてのできれいに見えました。ただ息子がちょろちょろ歩き回るので、それを止めるのが忙しかった。もちろん火口の近くでは抱っこしてましたが。
 火口をのぞきこむのは、ちょっと怖かったです。きっと落ちたら、骨まで溶けてしまいそうで…。あらぬことを考えてしまう私です。煙自体はあがってなかったけど、硫黄くさい臭いはして、ほんとにまだ噴火する可能性もある火山なんだな…と実感できます。映画でも噴火の様子をやってましたし、そのすごさは十分想像できます。
 喘息や心臓の病気の方は、立ち入り禁止だそうです。アナウンスするお兄さんの声が、妙に女声でおかしかった~(^^ゞ

 写真撮影などしながら、しばらくあちこちぶらぶらと歩いて、(溶岩のかけらや硫黄の粉が売っていた。硫黄、買ってどうするんだろう?)駐車場のほうへ戻りました。カメラを木柵の上などに置いて、三人で写真を撮りました。うちの旦那は、こういう場合、他人に頼んで撮ってもらうのが嫌だそうで、よくこうやって置き撮りします。カメラにオート機能がついているので、手元で簡単に撮れるんですが、この時は調子が悪くて出来なかった。それで止む無く従来の撮り方(ボタンをおして、さっと定位置につくという…)で撮ったら、ピンボケてた~~。ちゃんと合わせてなかったのかしら?
 まあそれはともかくとして・・・私たちはそれから火口をあとにして、本日のお宿のほうへまわりました。

 宿は阿蘇プラザホテル望蘇閣というところです。阿蘇の大観峰真下の内牧温泉にあります。この内牧温泉にはいくつかの宿があり、どれにしようか迷いました。が、第一希望はこちらの宿でした。というのは、このホテルのお風呂が一番充実していたからです。大浴場に庭園風露天風呂に、7階展望風呂にヒノキの露天風呂と男女別にあわせて4種類もの温泉を楽しめるのです。もちろん湯の性質は同じですが、雰囲気が違います。・・・と、こんな理由で楽しみにしていたのでした。
 部屋に案内されてから、さっそく温泉へ行きました。運転疲れのせいかうたた寝してる旦那を部屋に残して、子供といっしょに行きました。まずは、一階の大浴場のほうへ入ってみました。子供がいっしょですので、なかなかゆったりと楽しむというふうにはいきませんでしたが、お湯は温かくてよかったです。例によって例のごとく、息子は湯船へつかるのをいやがりましたが。
 洗い場で、シャワー浴びてるほうが好きみたい。といって、私だけがお湯につかっててもいやだと言うんですから、しょうがない…。大浴場には、あまり人がいないな、と思っていたら、すぐ外にある庭園風の露天風呂の方にいました。
 息子をともなってそちらへ行ってみると、小さな子供を連れた人たちがいっぱい。どうやら保育園の子たちらしいです。ホテルの玄関に、「ナーランダ保育園ご一行様」とか書いてあったから、たぶんそうでしょう。(しかし変わった名前だ~)
 遠慮しながら入っていくと、場所を空けてすぐに中のほうへ行ってしまいました。庭園はライトアップされていて、きれいそうでした。なぜきれいそう・・・などと書くのかは、私は近眼で眼鏡がないと何も見えないからです。眼鏡、持って入ればよかった~。
 また子供がダダをこねたので、長く入っているわけにもいかず、すぐにひきあげました。もう一度、中のお風呂へ入って温まって脱衣所へいくと、例の保育園の子供たちがたくさん~でした。うちの子も着替える間も惜しんで、すぐにその仲間に入ってしまいました。まったく子供同士というものは、大人と違ってすぐに仲間に入れるからよいもんです。
 若い保母さんたちもそれをしかたないような顔で見てました。(この保母さんたちが、あとで・・・・)

 さて夕食です。今回は部屋食ではなく、レストランへ行って食べるようになってました。夕食の内容はよく覚えてません。子供がまたわがままなことを言ってくれて、食べるだけで一生懸命でしたから。
 ただ牛肉の鉄板焼きと、特選料理でつけてもらった馬刺しのお料理が美味しかった。それ以外は、冷えた料理が多かったような気がします。あ、お吸い物はあったかかったけど。山だからしかたないかもしれないけれど、魚の焼いたのとかは温かい状態で食べたかったなあ。それもあるけど、やはり子供がいっしょだととても楽しむというわけにはいかないのです。いつになったら、ゆっくりとご飯が食べられるのだろう・・・?
 夕食のあとはコーヒーを飲みに(ただ券をもらったので)いったり、部屋に置いてあった「Tの字パズル」などして楽しんだりしてから、子供を寝かしつけました。旦那はようやくこの時点で、下の大浴場のほうへ行ったようです。(これっきり温泉には入らなかった、もったいないったら)
 子供が寝てしまってから、私はまた温泉へつかりにいきました。今度は、7階のお風呂です。展望風呂ってどんなのかと思ったら、案外せまくておまけに3~4人の人が先客として湯船にいたので、ちょっといづらかったです。こっちはひとりなので、遠慮しいしい入ってたという感じ。あとでこの人たちが先程の保母さんたちだとわかりました。
 その人たちが行ってしまってからしばらくは入ってたけど、すぐに出てしまいました。その足で、ヒノキの露天風呂というのに入ってみました。そしたらそしたら・・・・そこにも先程の人たちがいて、おまけにまた浴衣姿のべつの人たちがやってきて、着衣のまま露天のほうへ出て、お風呂に入ってた人たちと大声でおしゃべりをはじめたのでした。
 おかげで、こっちはまた遠慮しながら入ることになりました。もう時間も遅いし、出なおすなんてこともできないし、せっかくの露天風呂だったのでここは入っておきたかった。今度は眼鏡をしっかりつけて、入りました。山の端のほうに、オレンジのかった月がでていて、きれいでした。空を見上げると、湯けむりの向こうにきらめく星々が見えました。たぶん、オリオン座?
 などと思いながら、となりでしゃべりつづける保母さんたちが早く行ってくれないかなあ・・・と願ってました。ようやく保母さんたちが去ってしまうと(長かった~~)、ホッとしてすこしは楽しむことができました。
 が、ホッとしたのもつかの間。すぐにべつの一団がやってきて脱衣所が混んで来たので、これを機に腰をあげました。
 しかたないことなのかもしれないけれど、もうすこし静かにして欲しかったなあ。保母さんといっても、若い人たちは所詮、若い人たちなのね~。なんて皮肉な目で見てしまった私です(^^ゞ。

 そんなこともありましたが、部屋にもどると平穏な眠りにつくことになった・・・・はずでした!?


そりゃもう怒涛の・・・パート3へつづく

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