気まぐれの風

気まぐれの風

スペクタル十戒


今までコンサートは何度か行ったことがあるけど、ちゃんとした
ホールでやるものだったので...。
まして、4日はお昼まで大雪だったので体育館でなんて底冷えが
するだろうと思っていた。
でも、舞台はとても素敵なもので、ここが体育館だと思わせるのは
会場の椅子ぐらいだった。
一度エジプトを旅したことがある私は、その素晴らしい舞台を
見たとき、懐かしさを覚えた。

始まりの時間が来ても始まらなく、どうしたのかと思っていたら
突然全身に響く音楽が鳴り、その迫力に鳥肌が立った。

そして歌声は今までかつて聞いたことがないほどの素晴らしさで、
物語の情景を表わす感情が溢れていて感動した。
こんなに心から感動する歌声、メロディーがあったとは・・・。
何故か最初から最後まで涙が止まらなかった。
感動の涙とはこのようなものなのかと思った。

そして、モーゼが海を割る場面は驚くほどのドライアイスの煙で
S席の人たちまで海の中に入ってしまった。

舞台の端から端まで、どれも素晴らしい踊りやアクションだったが、
私は字幕を見ながら舞台を観ていたので、全てを観ることができなく
残念だった。
「十戒」の物語を知っている人なら字幕を観なくても内容がわかる
程の演技力、歌唱力であったが...。

もう一度観ることができるなら絶対にS席の前の方を取り、ドライアイスの
海の中に入ってみたい。そしてフィナーレのときも舞台前に立ち、
出演者たちと一緒に感動を分かち合いと思った。

ただ思うのは、私も含めて日本人は舞台の見方がわかっていないと思う。
一幕目が終わったとき、拍手のタイミングがわからずパラパラとした
ものだった。感動を表現できなく残念だった。
できるものなら「舞台の見方」なるものを他の宣伝チラシと一緒に
配って欲しいと思う。
そうしたら出演者も観覧者にももっと楽しいものになると思った。

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