きまぐれの音

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パソコン

パソコン


パソコンは今の自分にとってかかせない道具のひとつだ。

でもそれは、今使っている数機種に限られるものであって、捨てられない数多くの旧機種はコレクションと言っていいだろう。


NEC TK-80

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1976年8月発売。88,500円
CPU:μPD8080AD(インテル8080互換8BitCPU)クロック周波数:2MHz

ワンボード・マイコンである。キットになっていて自分で作りながらマイコンを学習しようという商品。
1枚のむき出しの基盤にCPU、RAM、ROM、LED、キーボード等が乗っている。国産初の”マイコン”。

アセンブラやBASICが動いた。コンピュータ1台を所有出来る感動は大きかった。当時まだ”パソコン”という言葉はなかったと思う。

翌年アップルII発売。超高値の華でとても手が出るシロモノではなかった。

その後NECからPC-6000、8800、9801シリーズが出て日本のパソコンのスタンダードになってゆくが
自分自身が大型コンピュータを扱う仕事に就きパソコンからしばし遠ざかる。


東芝 ダイナブックJ-3100SS

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1989年発売。198,000円
CPU i86c86 16Bit クロック周波数10MHz モノクロ液晶 フロッピードライブ付き
東芝が世界で初めてノートブック型パソコンを発売した。それまでのラップトップと比べてその軽さに驚く(2.7kg)。
DOSと日本語ROMでIBM PC互換プログラムが動いた。
これは買うしかないと思った。表計算など仕事でも大活躍。パソ通にハマったのもこの頃。


東芝 ダイナブックJ-3100SS SX-041P

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1991年発売。438,000円
CPU i80386 32Bit クロック周波数 20MHz プラズマ・ディスプレイ、2.5インチ40MB HDD内臓

やっと普及しはじめたWindows3.0/3.0Aが何とか動く。液晶だとマウスを見失うため奮発してプラズマモデルを購入。
内臓モデム(2400bps)が6万でかなり痛かった。しかしかなり使えて勉強になった。

だんだんとWindowsアプリが重くなり、秋葉原のマニアックな店でCPUをIBMのi804864互換チップ(40MHz)に装換。
格段に早くなったが発熱が凄いことになった。


米国ガレージ・メーカー製PC-ATタワー

1992年購入。約30万円(15インチCRTモニタ付き)
CPU i80486 32Bit クロック周波数 50MHz 1倍速CD-ROM付き
米国主張のおりに、暇つぶしで買ったタワー型。アメリカのアパートは広くタワーとモニタでも余裕のよっちゃん。
Windows3.11英語版。英語版だったがあとで、DOS-Vの原型となる日本語化キット「WIN/V」を入れて日本製アプリがある程度動くようになり重宝。CD-ROMの「1倍速」の呼び方は2倍速が出てから逆に付けられたのである。本来1倍というのはおかしいものだ。サウンド機能としてはクリエィティブ・ラボ社の初代サウンドブラスター・ボードとスピーカーを増設。妙なる調べが出てきたときにはとても感動。マルチメディアと表示されているCD-ROMを片っ端から買いあさったのもこの頃。コンピュサーブに加入してパソコン通信スタート。その頃全米で大ブレイクしていたのがMS-DOSゲームの名作「ウルフェンシュタイン3D」これをサクサク動かしたく、WIndowsよりDOS重視の設定となっていた。このゲームのためにキーボードは2個昇天。


つづく

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