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私的ヤフオク必勝法
私的ヤフオク必勝法 出品編
ヤフー・オークションに出品するときは、同じ商品がすでにないか探してし、出品価格や落札価格それに商品の説明や写真をチェックする。これは大原則だ。
同時期に出品された同じ商品が、かたや1500円、かたや5000円で落札されているときがある。この差は何であるのか良く考えて出品してみたい。
1.商品設定
一番大事なファクターだが、出品しようとする商品が今売れる物かどうかを良く考えてみるべきである。オークションでは新しい物を安く買おうといった人がとても多いので、季節的、時期的に売れるものと売れない物がある。
コレクション・アイテム、生活用品、消耗品等は別にして、日頃からデパートや専門店で季節感やトレンドを養っておくといい。
旅行・行楽シーズン、盆暮れ正月、入学・入社、卒業・定年、学校の休み、転勤、引っ越し、クリスマス等の行事も考慮することが望ましい。
2.商品タイトルが悪い
商品を探している人が見つけられないような不適当な商品名や商品カテゴリーを間違えて出品しているときが多い。商品を探す人は、まずはズバリ商品名やブランド名でサーチするので正しい商品名を付けないとカテゴリーからしか見つからなくて入札者が現れない。
また英語名を有する場合は日本語と両方ともタイトルに入れておくと見つかりやすい。例えばスウォッチとSWATCHのように。これは芸能人関連商品などでも言えるのだが、例えば松任谷由実とユーミンは両方書いておくと良い。そして出品カテゴリーも常識的に選ぶべきである。
3.商品説明
落札者からのクレームを予防するため極端に逃げ口上の説明を見受けることがあるが、度が過ぎると商品に自信がないように思われて引かれる。商品にマイナス面のコンディションがあればそれを正直に端的に述べ、出来れば写真で説明するのがいいだろう。
いきなり「ノークレーム・ノーリターンでお願いします」は失礼だ。入札者を思いきり疑ってかかるような文面の出品者もいる。過去に相当嫌な思いをしたのだと思うが印象が良くないのでこれも引いてしまう。まるで「売ってやる」みたいな文面の出品者もいる。相当レアな商品なのだろうが、買っていただくという誠意が伝わらないと、なんだこいつとかなり引かれる。
4.価格設定
コレクター向けの商品や流行のブランド物、そして最新の商品は、ほぼ相場が決まっている。こういう場合は1円からスタートしても、最終的にはだいたい同じ価格になる。たまに相場を理解していない「絶対落としたい!」という人がいるとかなり高額になるというオシシイこともある。
初めてオークションに顔を出す商品の場合は、出品者のほうでも価格の付け方が難しい。この場合はその商品に対する愛着があっても一旦冷静になって、自分だったらいくらで買うか考えてみて、それの半額ぐらいで出品したら良い。自分が思っているより人はそんなに欲しくないと思ったほうがいいし未練があるものは出さないでおこう。高額で落札されれば未練を断ち切れるって思うことも正直あるが、そんな勝手な思い込みは入札者には与り知らぬことだから。
もし出品したい商品がすでに出ていた場合、それが自分が適正と思える価格で出ていれば、同じ価格で出してみるのがいいだろう。また余裕があれば先に出ている商品の終了を待って価格を決めるのがいいだろう。急いで売りたい場合は、少し休めの価格設定や、一発落札価格を設定して出品する。
そして私が一番嫌いな出品者が「出品手数料」や「落札手数料」を落札者から取ることである。これらの手数料を出品者から請求するのは、金券ショップに近いヤフー・オークションのシステムによるものだが規則である。これらは出品者が払うべきだ。嫌だったら出品の価格に相当額を上乗せしておけば良い。
そしてさらに悪質とも言えるのが、商売でもないのに消費税を取ったり、梱包材料の手数料まで請求してくる慮外者が多いことである。ヤフオクには商売として出品している法人も多いので正規に消費税を請求するケースもある。以下は落札者への提言であるが、消費税を要求される商品を落札した場合には必ず落札時に消費税分を記載した領収書を添付するよう要求するといい。消費税分を違法にかすめ取ろうとする輩の一部はこの方法で撃退出来る(いわく、今回は消費税分はサービスにします、などと言ってくることがあった)。
5.写真
百聞は一見にしかずである。あれこれ説明するよりまずは商品の綺麗な写真があると購買欲を高められる。ヤフオクでは商品説明に写真をアップ出来る。
出品画面からは3枚までアップロードが出来るが、商品説明にHTML言語が使えるので写真をアップしているサイトにリンクを貼れば何枚でも見せることが出来る。HTML言語(タグ)を使えない人はいろいろ支援ソフトがあるので利用すべきである。タグって何?という方で、でも多くの写真を載せたいという場合には画像ソフトで何枚かを1枚の写真に合成してアップすると良い。
写真の大きさは640x480ピクセル(VGA)程度のサイズにとどめておこう。小さ過ぎても大き過ぎてもイメージダウンに繋がる。ライティングやアングルなどに少し注意するだけで見栄えのする写真になる。雑誌やカタログ等を参考にプロの写真家になったつもりで「欲しくなる商品」に見えるよう頑張りたい。
写真は1枚でも商品の特徴を良く捉えていればOKである。画素数の少ないデジカメは「寄り(接写)」が大切だ。室内での撮影が多いと思われるが窓際で撮ったり、三脚とセルフタイマーでブレを抑えたりすると見栄えがする。
本屋のパソコン図書コーナーでオークション必勝の写真撮影ノウハウ本がある。とても面白く一読をお勧めする。また、古い雑誌の表紙、パンフレット、小さな紙片などの印刷物はスキャナーで取り込んで載せると平面的だが綺麗に見せられることが出来る。
6.終了時期・時刻の設定
商品の購買層を意識して、たとえば主婦層だったら午後2~3時、サラリーマン層だったら午後9時~11時、学生やコレクター向けには深夜、など落ち着いて入札が出来る時間帯を選ぶことで競争率も上がり高値落札に結びつく。
同様に終了日の曜日も意識したほうが得策。落札後に代金の振り込みや商品発送はスムーズに行えるよう、終了日が週末に掛からないように配慮することも必要。
7.再出品
残念ながら全く入札されないで終了時刻になることは多い。がっかりはするが、1回の入札期間(1週間まで。自動再出品では合計約3週間まで)のうちにどれだけの人が見ているか確認しておこう。
出品者にはどれだけの人が自分の商品を見て、ウォッチリストにマークしたかが管理者情報として分かるようになっている。ウォッチリストはその商品に興味を持った人が自分のメモとしてマークするもので、これには同じ商品を出そうとする人がデータとしてメモしておくことも多いので、こんなに多くの人がウォッチしてくれたのに何で入札してくれないのだろうと悩み込むことはない。
その期間内にライバルが現れることもあるし、たまたま需要がなかったこともある。
そこで再出品を決める場合には少し冷静になって、上記の項目を参考に価格の設定を見直したり説明文や写真も入れ直すことを考えたい。また季節的に時期を逸した場合等は再出品を保留することも大事だ。
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