『君が居た』

春に君と出会い
冬に君は雪と共に
  消えた
僕との思い出
全部を持って
雪がとっても積もってて
キレイで真っ白だった
雪がちらちら降ってる
そんな時君は消えた
君の乗った汽車を追いかけた
汽車が見えなくなるまで
追いかけて追いかけた
君は窓から心配そうに僕を見て
大きく手を振って
大粒の涙を風になびかせながら
僕も大粒の涙を流し
もう二度と会えることのない
君をずっと瞳に焼き付けた
でも最後に君は
初めて会ったときと同じ笑顔で
僕を見た
その時僕の足は自然と止まった
それだけで僕は君と別れる覚悟が出来たから…
冬が去り春が来る
君と会った春
こんなにも美しく儚い
君はここにはもう居ない
でも、君が居たって証拠は
僕の中に深く刻まれている
春になるにつれて
雪が溶けていく
まるで僕達の思い出のように
静かに静かに
消えてなくなっていった…


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