川の水面に咲く“花”を見たことがあるだろうか。厳寒の地では、空気中の水蒸気が凍りつき、川に張った氷の上に霜が広がる。それはまさに花々のように美しく、「フロストフラワー(霜の花)」と呼ばれる。
先日、氷点下28・7度を記録した北海道の陸別町で、この現象がよく見られる。ちょうど聖教新聞が各家庭に届く早朝の時間帯だ。同町の配達員は2人。東京23区とほぼ同じ広大な天地を、寒風に胸張り、意気高く配達してくださっている。
配達時、マスクをしていなくても、息で眼鏡がすぐ曇る。車はエンジンがかかりにくいことがあり、常に大きなバッテリーを積んでいる。手袋の小さな穴に気付かず、指が凍傷になりかけたこともある。上着は5枚以上重ね着する。
「でも、いいこともあるんです」と婦人部の配達員が言っていた。「寒いと、空気がきれいに澄みますから。とっておきの星と月と空と、毎朝会話しながら歩くんです」。
「冬日の閉凍や固からずば、則ち春夏の草木を長ずるや茂からず」とは、第2代会長の戸田先生が好きだった名句(竹内照夫著『韓非子』明治書院)。冬に固く凍るほど鍛えられてこそ、春に草木は生い茂る。その美しさは、きょうも歩みを止めない、配達員の皆さまの心と同じである。

~~~~~~~~~聖教新聞名字の言より~~~~~~~~~
【今日は何の日】
★国旗制定記念日(日本・民間団体) 1870年の旧暦1月27日(新暦2月27日)に商船規則(太政官布告第57号)が定められ、日本の国旗(日章旗)のデザインの原型が決まったことにちなむ。国旗協会が制定。
★求婚の日 明治16年のこの日、中尾勝三郎という人物が生涯の伴侶を求めるため、新聞に求婚広告を出しました。これが日本の新聞紙史上初めての求婚広告ということで、求婚の日として制定。
▲鎌倉第三代将軍源実朝、鎌倉・鶴岡八幡宮で甥の公暁に暗殺される(1219)
▲新田義貞が京都を奪回(1336)
▲商船規則によって日本の商船は日章旗を国旗として掲揚することとし、その寸法を公示(1870)
▲1回官約ハワイ移民が出発する(1885)
▲ヴェルディ没。87歳(1901)
▲婦人参政権獲得同盟が結成(1923)
▲野口雨情没。62歳(1945)
▲アウシュビッツ収容所、解放(1945)
▲第1回重要無形文化財の指定が行われる(1955)
▲美智子さま、皇居へ初お目見え。装いはヘアバンド、ミンクのストール、純白のドレス、白の長手袋。翌年まで若い女性の間で大流行に(1958)
▲フランスが中国と外交協定を樹立(1964)
▲パリでベトナム平和協定が正式に調印(1973)
▲ロッキード事件丸紅ルートの初公判(1977)
▲服飾デザイナー森英恵がハナエ・モリ・パリを開店。日本人として初めてパリ・オートクチュール界に進出(1977)
▲東京都のエイズ対策テレフォンサービスに電話が殺到し回線がパンクする(1987)
▲曙が初の外国人横綱に、貴花田は大関に推挙され貴ノ花と改名(1993)