先日行われた「少年の主張全国大会」で群馬の女子中等部員が発表した。彼女は足の障がいで義足を着けていた。物心ついた頃から劣等感にさいなまれ、足の隠れる服ばかり選んだ。
中学校で裏方をやろうと演劇部へ。だが、ひょんなことから役をもらう。最初は恥ずかしさでいっぱいだったが、演じ切った時、味わったことのない達成感が。自分を表現する喜びだった。そして気付く。今まで多くのことを諦めてきたが、それは義足のせいではなく、自分を抑えつけていたにすぎないのだと。
彼女いわく、個性とは「私の境遇の中で感じたことや考えたことの先に見えるもの」。だから「私は、私の足で生きていく」――発表は「理事長賞」を受賞した。
彼女には“周囲にどう見られるか”より“自分がどう生きるか”という、考え方の転換があった。池田先生は「個性とは、『人と違うことをやろう』というような浅いものではない。そんな虚栄を捨てて、自分が精一杯、何か価値あることをしようと打ち込んで生きた結果、光ってくるものです」と。
人生という舞台の主役は自分自身。今、置かれた境遇で努力を重ね、懸命に生き抜く。他人と比べるのではなく、“昨日の自分”より一歩でも前進する。その中で、かけがえのない個性が花開く。

~~~~~~~~~聖教新聞名字の言より~~~~~~~~~
【今日は何の日】