
金魚を飼育していると、ふとした瞬間に
「金魚が後ろ向きに泳いでいる」ことがあります。
「金魚って後ろにも泳げるの?」
「何か病気になっているのでは?」
「水槽の中で後退するように泳ぐのは異常なの?」
と心配になる方もいるでしょう。
実は、金魚が一時的に後ろへ泳ぐこと自体は、
必ずしも異常ではありません。金魚は前進だけでなく、状況によっては
体を後ろへ動かすような泳ぎ方をすることがあります。
一方で、 後ろ向きに泳ぐ動きが何度も繰り返される場合や、
泳ぎ方全体がおかしくなっている場合は、
体調不良や水質などに問題がある可能性もあります。
今回は、金魚が後ろに泳ぐ原因や、正常なケースと
注意が必要なケースの見分け方について、
初心者向けに詳しく解説します。
(国産金魚)飯田琉金 6〜8cm(3匹)
まず、金魚は基本的に前へ泳ぐ魚ですが、状況によっては後ろ向きに移動することもあります。
例えば、水槽の中で方向転換をするときや、
狭い場所から出ようとするときなどにヒレを動かして
体を後退させることがあります。
このような場合は、
一瞬だけ後ろへ下がる
すぐに通常の前向きの泳ぎに戻る
その後も元気に泳いでいる
餌を普段通り食べている
のであれば、基本的にはそれほど心配する必要はありません。
人間でいう「ちょっとバックして方向転換する」ような行動と考えると分かりやすいでしょう。
金魚は、水槽の中を泳いでいるときに、壁やレイアウトに近づきすぎることがあります。
その際、「これ以上前に進めない」という状況になると体を少し後ろへ下げて方向を変えることがあります。
特に、
水槽の角
水草の間
石や流木の周辺
フィルターの近く
など、狭い場所では後退するような動きが見られることがあります。
このような後退が一時的なものであれば、
金魚が水槽内を移動するための自然な行動のひとつと
考えられます。
(国産金魚)ミルクピンポンパール(1匹)
金魚が餌を食べているときにも、後ろへ泳ぐような動きが見られることがあります。
水面や底にある餌を口に入れた後、体勢を整えるために少し後退することがあるためです。
特に底砂をつついて餌を探している金魚では、
「前へ進む」
↓
「底砂をつつく」
↓
「少し後ろへ下がる」
↓
「また前へ進む」
という動きを繰り返すことがあります。
餌を食べる前後に一時的に後ろへ下がるだけで、
その他の動きが正常なら、あまり問題はありません。
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注意したいのは、金魚が単純に後退しているのか、それとも
自分の意思と関係なく後ろへ流されているように見えるのか
という点です。
例えば、
後ろ向きに泳ぎ続ける
前へ進もうとしても後退してしまう
体がフラフラする
水中でバランスを取れない
体が傾いている
上下逆さまになる
水面や底でじっとしている
といった様子が見られる場合は、単なる後退とは違う可能性があります。
このようなときは、泳ぎ方だけでなく金魚の全身状態を確認する必要があります。
金魚が後ろに進んでいるように見えても、
実際にはフィルターなどの水流によって
体が押し戻されていることがあります。
特に、
強力なフィルターを使用している
水槽が小さい
金魚がまだ小さい
水流の出口が金魚の泳ぐ場所に向いている
といった場合は、水流の影響を受けやすくなります。
金魚が前へ進もうとしているのに後ろへ流されているのであれば、水流が強すぎる可能性があります。
この場合は、フィルターの吐出口の向きを変えたり、
水流を弱めたりしてみましょう。
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金魚は常に強い水流に逆らって泳いでいると、体力を消耗してしまうことがあります。
特に、泳ぎが苦手な品種や、体の丸い金魚は
強い水流の影響を受けやすい傾向があります。
(国産金魚)キャリコ琉金(3匹)
水槽の中に、
水流が弱い場所
休憩できる場所
水流から逃げられる場所
を作ってあげることも大切です。
フィルターを使用する場合は、
「水が動いていること」だけを重視するのではなく、
金魚が無理なく泳げる水流になっているか確認しましょう。
金魚の泳ぎ方がおかしいときは、水質や水温も確認してみましょう。
金魚は水温や水質の急激な変化によってストレスを受けることがあります。
例えば、
大量の水換えをした
水温が急激に変化した
水槽を立ち上げたばかり
飼育密度が高い
餌を与えすぎている
水換えを長期間していない
などの場合は、水槽環境に問題がないか確認してみましょう。
泳ぎ方に異常があるときは、金魚だけを見るのではなく、
水槽全体をチェックすることが重要です。
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金魚が後ろへ泳ぐ動きに加えて、体のバランスを崩している場合は注意が必要です。
例えば、
頭が上を向く
お腹が上を向く
横倒しになる
水面に浮き続ける
底に沈んだままになる
泳ぐとクルクル回る
などの症状が見られる場合は、浮力調整に関係する
「浮き袋」の異常や、消化器系のトラブルなどが
関係している可能性があります。
特に体の丸い品種は、体型の特徴から泳ぎのバランスを崩しやすいことがあります。
「後ろに泳ぐ」という動きだけで判断せず、
体の向きやバランスが正常かを確認しましょう。
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金魚の健康状態を判断するうえで、とても大切なのが「普段の状態を知っておくこと」です。
同じ金魚でも、個体によって泳ぎ方には多少のクセがあります。
例えば、
「この子は餌を食べるときに必ず少し後ろへ下がる」
「水槽の角でよく方向転換する」
といった特徴があるかもしれません。
普段から金魚を観察していれば、
その動きがいつもの行動なのか、もしくは突然現れた
異常な行動なのかを判断しやすくなります。
金魚が後ろへ泳いでいるのを見つけたら、まずは落ち着いて観察してみましょう。
チェックしたいポイントは次の通りです。
一時的な動きなのか
何度も繰り返しているのか
前へ正常に泳げているか
体が傾いていないか
水流に流されていないか
餌を普段通り食べているか
他の金魚も同じ動きをしているか
水質や水温に問題がないか
このように複数のポイントを確認すると、
単なる一時的な行動なのか、何らかの異常があるのか
判断しやすくなります。
金魚の泳ぎ方に違和感がある場合は、スマートフォンなどで動画を撮影しておくのもおすすめです。
金魚は短時間だけ変わった動きをすることもあるため、後から見返すことで状態を確認しやすくなります。
また、動物病院や専門家などに相談する場合も実際の泳ぎ方を動画で見せると状況を伝えやすくなります。
動画を撮る場合は、
横から見た泳ぎ方
水槽全体の様子
上から見た体の傾き
他の金魚との違い
などが分かるようにするとよいでしょう。
金魚が後ろに泳ぐこと自体は、必ずしも異常ではありません。
水槽の角で方向転換するときや、餌を食べるときなどに一時的に後退するような動きを見せることがあります。
この場合、
すぐに通常の泳ぎに戻る
元気に泳いでいる
餌をしっかり食べている
のであれば、基本的にはそれほど心配する必要はないでしょう。
一方で、後ろに泳ぐ動きが何度も続いたり、前へ進めない、
体が傾く、クルクル回るなどの異常が同時に見られたりする
場合は注意が必要です。
まずはフィルターの水流が強すぎないか、
水温や水質に問題がないかを確認し、それでも泳ぎ方がおかしい状態が続く場合は
病気や浮力の異常なども含めて原因を探っていきましょう。
金魚の泳ぎ方は、健康状態を知るための重要なサインのひとつです。
「後ろに泳いだ=すぐ病気」ではありませんが、
「普段と違う泳ぎ方が続いていないか」
を観察することが大切。
普段から金魚の泳ぎ方をよく見ておくと、
ちょっとした変化にも気付きやすくなります。
餌やりの時間などを利用して、元気に泳いでいるか、
水槽内を自然に移動できているかを
毎日チェックしてあげましょう。
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