| キミがいたから・・勇気を持てた(Ⅱ) | ◆ 冴南 ◆ |
| * | ヤマトに無理なことを言って困らせた。 こんな限られた世界で、手に入れられるはずも必要もないと言 われればそれは確かにそうだと感じられる・・。 でも、レイジさんに残された時間を考えたら出来る限りの事をし てあげたくて・・分かっていながらあいつを困らせてしまった。 オレがあいつの立場だったら・・・やっぱり答えは明白だけど・・ それでもあいつだから・・期待してたのかもしれない。 そんな簡単な世界じゃないのに・・・あいつには守らないといけ ない人達がいるのに・・それでもあいつならなんて・・。 数日後に、ポンっと渡されたギターの弦。 それを手に入れるのにあいつがどんな非難を受けたかなんて その時は知らずに・・ただあいつの優しさが嬉しかった・・。 オレはいつからこんなにあいつのことを・・・信じてるんやろ。 どこまでも真っ直ぐでバカ正直な奴、でも変なとこ我が侭な奴。 こんな世界やからおかしいねんきっと・・せやないと変やんか・・ 何で・・オレがあいつを・・ヤマトを好きやなんて・・そんなん・・ あかんやろ・・。 |
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| * | 「・・ヤマト、ありがとうな・・」 「・・?・・何や気持ち悪いなぁ・・」 泣きはらした痛々しい顔をくしゃっと歪めぼそっと呟くような タケルの声。 「レイジさんの・・ほんま・・あ・・」 「あぁ~もうえぇから、ほらもう寝ろ!全然寝てないやろ・・」 自分以外の人間の為に泣く姿が見てられなくて・・。 乱暴に寝床に押し込む・・涙を流しながらも笑ってくれる姿に 安堵する自分がいる。 「・・ヤマト・・俺は死なないからな・・絶対・・生きる・・」 泣きはらしてるのに厳しい眼つきで、睨むように言う・・タケル。 「あたりまえや、俺もお前も死んだりせぇへん!」 「・・うん・・」 タケルの中にいるレイジさんへの思いが辛い・・。 気付かないうちに自分の中でタケルの存在が大きくなってい た事に気付いて戸惑ってるうちに失いかけた。 でも、もうなくさない・・閉ざされた世界だからじゃなく・・あの 優しく繊細な・・誰よりも激しい厳しい眼差しに始めてあった あの時からきっと運命のように惹かれ囚われてたんだ・・。 手に入れたい・・誰にも渡したくない・・そう思ってた・・。 「ほんま、俺、ここ来てから嘘つきやなぁ~あいつ怒ってんの やろな・・でも生きて伝えてほしかったから・・」 でも現実は厳しくて・・傍にいて欲しいという想いとは別に あいつらには生きてて欲しいと思ってしまい俺はまた嘘を 吐いた。 俺一人でなんとかなるもんやないけど・・もう逃げたくないか らたった一人でも戦う。 ここで出会った大切な仲間とあいつの事を思って・・。 「でもやっぱ・・死ぬ前には会いたいけどなぁ・・・未練やな」 次々と出て行くバスをみつからないように見送りながら、きっ と気付いてしまっているだろう呆れて怒ってるタケル達の様 子が目に浮び自然と楽しくなり笑う自分に苦笑する。 「・・さてと、そろそろ戦闘開始・・罠でもしかけるかな~」 ― END ― |
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| * | (2003/07/01UP) | * |
| * | Kinki Kids主演の【ぼくらの勇気~未満都市~】 ヤマト×タケル編=青がタケルサイドで赤がヤマトサイドバージョンです!! 久々UPで続いたくせにまだ片思い状態で進んでないし(^^ゞ これでは・・また続き書かないとなぁ~(いらんって?) 限りなく冴南の妄想ですのですいませんねぇ\(TT。) |
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