キラキラ☆の部屋

キラキラ☆の部屋

3. King of Solitude



日時   :不明  キラが、ディバのなりたての頃


iyashi


「フレンドの失恋」 日記抜粋

あなたは、その人が優しいからといって、甘えてるだけですか?

あなたは、その人が無償の愛をくれるからといって、愛を返さなくていいのですか??

親に

兄弟に

友人に

恋人に・・・・・・・

失ってからわかる愛

でも、失ってからでは遅い・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

失恋の悲しみ

私がディバ(レベル50から装備)になりたての頃、
ある時、夜にINしたら、フレンドから内緒がきました。
そのフレンドは、私がディバになろうと必死にレベル上げしてた時に知り合ったパラ(騎士)さんです。
とても、優しいパラさんでした。レベル上げも手伝って頂いた事もあります。
ディバになったのも、その人のおかげでした。
そのフレンドが、ちょっと、話聞いてくれる?ていうんでPT組みました。
そのほうが内緒より、話しやすかったからです。
いったい何の話なんだろうと思いました。
気のせいでしょうか?この人らしくない、気が沈んでるような・・・・・・。
いつも明るい優しいパラさんだったので・・・・・いつもと違っていたからです。


「キラちゃん、女の人だよね」と彼は、こう話を切り出した。

なぜ、こんな事聞くかっていうのは、ネットゲームしたことない人にはわからないでしょうが、
ゲームの中では男性であっても、女性キャラになる事もあるからです。
だから、それが、別段おかしいとも思わないのですが・・・・

「そうですけど」 と言ったけど、やっぱり何で急にそんな事聞くんだろうと思いました。

「あのね、女性の立場で、聞いてほしいんだけどね・・・」

「はい」



「僕、つきあってた彼女に振られたんだ・・・・・」



「そうなん・・・・で・・」


へ!? 失恋の話かな・・もしかして・・・・・と、心の声


「同じ女性として、彼女の気持ちがわかるかなと思って・・・」


ど、ど、ど、 どうしよう、もしかして、もしかしてだった。
キラさん絶対絶命・・・それに、自慢ではないが、答えるほど恋愛経験豊富ってわけでない (苦笑

余談なのだが、その時どうしたらいいのかわからなかったから、
以前自分の過去の失恋話をさんざん私に聞かせてくれた、
もう引退したが同じ関西の元ギルメンのやつに、別のチャットで、どうしたらいい?って聞いたのでしたw

彼の答えはというと・・・・

「そんなものは、ほっとけばいい」
「おめえの気をひきたくて話てんじゃないの~~」

・・・・あなたに聞いた私が馬鹿でした。_| ̄|○




「なんだかね、誰かに話したくて・・・・・・・」

もしかして、彼は、こんな小娘に何か聞ききたいとかでなくて、
ただ、今の自分をどうしたらいいのかわからない、
行き場のない気持ちを誰かに話したいのではないかと思いました。
女性として、彼女の気持ちを教えてほしいと彼は言っていたけど、
それも本当の事だろうけど、
でも、本当はどうかこの苦しみを、悲しみを、穴の開いた心をどうにかしてほしいと叫びたいのではないでしょうか・・・・・・・

「彼女とは4年付き合ったんだ・・・・」
そうして、彼は私に彼女のことを話し始めました。

私には、彼の苦しみ悲しみを聞いてあげることしか出来ません


「彼女は、僕が好きになって、やっと両思いになれた人だったんだ・・・・・」

「うん・・・・・」


彼女とどう過ごしたか・・・・楽しかったことなども話した。

そして、突然別れを言い渡されたことも・・・・・・

「僕が、わがままだったからだろうか・・・・・・」

私は何も言わない・・・・・・・・多分彼のほうが、よくわかってると思ってるからだ・・・・・
ただ聞いてあげるしか出来ない・・・・・・・
彼は今、どうして彼女が別れを言い出したのか、それについての後悔と、
彼女を批判したい気持ちがせめぎあってるんだろうと思う・・・・

「ごめんよ、キラちゃんにこんな話して・・・・・」

「僕、24才だぜ・・・・情けないね・・・本当に・・・」

そんな事ないと思う・・・・私は、それが、情けないなんて思えない

何歳になっても失恋なんてつらいと思う・・・
彼が、こんな小娘に話ししたいほど傷ついてるんだと思う・・・
情けない男だな~って思ってる人は、人の痛みをわからない人だ。

「僕って本当に、情けない男だよね・・・・」

私は、男の人でも女の人でも弱音を吐くということは情けないことなんだろうか・・・といつも思う。
大人になって、社会に出て、男の人は弱音を吐けなくなる・・・
男だからということで・・・・・男は、だまって我慢する・・・・・・・
それが、男なんだと・・・・
でも、それでいいのだろうか・・・・男の人であっても、女の人であっても、
人間は弱いところなんかいっぱい持ってる。弱音を吐くことが出来なくて、人に甘える事がで出来なくて・・・・
壊れてしまった人はいるのではないか・・・・

お母さんが、男の子に「あなたは男の子だからしっかりしなさい!!」
「泣かない!!」と言ってしかる人がいる、
そこから始まってるよう気がするのだ・・・・・・・
弱音を吐く場所があって、甘える場所があって、
人は強くなれるのではないかと思ってる。

「○○さんは、彼女を本当に愛してたんだね・・・・」

「うん・・・」

「だから、そんなに寂しくて、すごく悲しいんだよ・・」

「うん・・・;;」

私は、彼の気持ちを代弁してあげる・・・・・
そういうことで彼の気持ちが楽になると思ったから・・・・

「どうして、別れを言い出されたのかと今自分を責めてるんでしょう?」

「なんだか、彼女が羨ましい・・・そんなに愛されて・・・・。」

私は、愛したことを後悔してほしくなかったから、そう話す・・・

「○○さん、今は泣こうよ・・・・」

「え?・・・・」

「男だって悲しかったら、泣いたっていいと思うよ・・・」

「うん・・・・」

「私は、それが、情けないとは思わない・・・・」

「それだけ彼女を好きだったんだから・・・・・」

「うん・・・・;;」





涙はね、悲しみや、苦しみで傷ついた心を軽くするためにあるんだよ・・・・・・・・・・





私は月並みな言葉を言ってあげる・・・・それが、とてもくさい台詞であっても・・・・・

「うん・・・;;」



彼は、しばらくしゃべらなかった・・・・・・・・・

PCの向こう側で泣いているのだろうか・・・・・・・


二人にしばらく、静かな時間が流れた・・・・




「キラちゃんて不思議な人だね・・・ここまで話するつもりなかったんだけどな・・・・なんか、つい、しゃべってしまった。」


「ふふ^^」 

そう、これがキラキラマジックです。
なんてね(*⌒∇⌒*)テヘ♪


「私に弟がいるんですが、失恋した~~ていって、何回も大泣きしてますよ。」

「キラちゃんの弟が?」

「ええw 鼻水たらたら」 弟よ許せ!!本当のことだしw

「あっははっは^^」

「あ、笑ったw」


この後は、二人でカイヌで狩りをしました。


私は、あとで彼のために、一つのイラストを描きました。

そう、トップに飾ってるイラストがそうです。

しばらくは、彼に見せるために、私のHPに音楽を添えて
(良くないでしょうがね^^;)、載せていたんですが・・・
(鬼束ちひろ アルバム Sugar High のKing of Solitude です。聞きながらこの日記を読んでください。)

それを、教えてあげようと待ってたのですが・・・・

彼は、あの日から、クロノスで見かけることはもうありませんでした。

こんな小娘に相談して、恥ずかしくなったのでしょうか?

彼は、新しい恋をみつけたでしょうか?




彼は、最後に私にある言葉を残して、クロノスを去っていきました。









「キラ・・・・・ありがとう・・・・・・」






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