キラキラ☆の部屋

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14.「我が名はペルソナ」

「我が名はペルソナ」


2005年10月25日



我が名はペルソナ


私は、仮面をかぶって生きてきた


仮面がないと暮らせない・・・・


とうとう私は、自分の顔がわからなくなってしまった


私の顔は、いったいどこにいったのか・・・・・・



我が名はペルソナ


自分の顔を探している者




仮面をかぶって演技をするのが彼のお仕事でした。

彼の名はペルソナ、道化師です。

彼の演技は、とてもすばらしく

そんな彼の評判を聞きつけ世界中の人達が見に来ていました。


ある者は、彼の演技に驚嘆し


ある者は、彼の演技は天才だと褒め称え


ある者は、彼のことを神の申し子だと言いました。


ペルソナは、そんな自分を誇りに思い

自分は本当に神の申し子かもしれないと思うようなりました。

そして、ペルソナは

周りに自慢したり、威張り散らすようになりました。

そんなある日、彼は珍しく仮面をはずしていました。

それはお仕事がお休みだからです。

ペルソナは、これから寒くなる冬のために

町まで服を買いに行くことにしました。

彼が町を歩いても、普段聞こえて来る彼を賛辞する声がありません。

町の人達は彼が、

天才道化師ペルソナだと誰も気づかなかったのです。

ただの見知らぬ旅人だと思っていました。

それはそうです。

町の人々は、天才道化師ペルソナの本当の顔を見たことはありませんでしたから・・・

そう町の人々は仮面をつけている道化師のペルソナしか知らなかったのです。



「旅人さん、今日は日和が良くてよかったね~♪」



ペルソナは立ち寄った服屋にいた、見知らぬおじいさんに

気さくに声をかけられました。

おじいさんは、ペルソナのことを他の町から来た旅人だと思って

声をかけていました。


ペルソナはそんな自分がおじいさんに

どう答えたらいいのかわかりませんでした。


どうしても言葉が出てこなかったのです。



ペルソナは

ほとんどの多くが仮面をかぶったままの道化師としてだけ

そしてどれだけ周りの人々に対して傲慢で

えらそうにしていたのか気がつきました。



いたたまれなくなったペルソナは、

服も買わずにお店から逃げ出してしまいました。

誰からも愛され、褒め称えられる道化師のペルソナ・・・・・・

しかし、仮面をとるとただの人・・・・

ペルソナは

とうとう、仮面をはずせなくなってしまいました。

ペルソナはずっと演じ続けます。

天才道化師ペルソナとして・・・・・・

ペルソナの本当の顔は誰も知りません

そしてペルソナ自身でさえ、わからなくなってしまいました。




我が名はペルソナ

私は、仮面をかぶって生きてきた

仮面がないと暮らせない・・・・

とうとう私は、自分の顔がわからなくなってしまった

私の顔は、いったいどこにいったのか・・・・・・


我が名はペルソナ

自分の顔を探している者




さてペルソナは自分の顔を見つけることが出来るのでしょうか?


それはどこにあるのでしょう?



でも、顔は外に探さなくてもちゃんとペルソナずっとそばにありました。



ペルソナが自分の顔がわかる日がそう遠くはありません。


そしてそれが天才道化師の顔よりどれだけ尊いものか


すばらしいものなのか、気がつくことでしょう。




そのお話は、また次回の機会にいたしましょう・・・・・・


終劇





あなたはちゃんと自分の顔がわかりますか?



文&イラスト キラキラ☆



イメージ音楽付きは こちら


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