clover

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大切な人


あの日あなたは私に言いました

**さんのことが好きなんだ。

戸惑って言葉を失う私に

素直な気持ちを教えて欲しい。と尋ねました


そうしてあなたは強引に

でも確実に私の中へと入ってきました。


いや、もうその前から少しずつ



私の中にはあなたが居ました。



ぼんやりとした淡い影の様だったあなたは

いつの間にかあなたがいないと

自分が自分で居られないような寂しさに襲われる様になりました。

そんな存在へといつの間にか形を変えました



今の私はあなた無しでは成り立たなくなりました。



私の固い、冷たい壁を

あなたはいとも簡単に溶かしてしまいました

壁があることによりトゲが幾つもささった心を

ひとつひとつ抜いてくれました

いつからか分からない位長い間

ぽっかりと空いた心の溝は

あなたが隙間なく埋めてくれました



やがて心が温まるにつれ

目に映る景色や人が

前より優しく見えました。



私はあなたの胸の中でよく泣きます。

そんな私をあなたはぎゅっと抱きしめてくれます。

そして私の涙を手で拭ってくれます。

そのあなたの手の優しさに


また涙が溢れます。




そうしてまたトゲが一本抜けるのを私は感じます




私とあなたは毎日は会えません。

会えない時間はあなたが恋しくてとても辛いです。

でもそんな辛い会えない時間は

あなたの大切さに気づかせてくれるためにあるのかもしれません


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