いしけいからの穏やかな日常と伝えたい思い
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この「最高の人生の見つけ方」については、昨年の公開されたときから、気になっていて一度は見たいと思っていました。主人がDVDを借りてきて、やっと見る事が出来ました。この映画はがんで余命6ヶ月と宣告された病院で同室になった二人が残りの人生でいろいろな体験や旅行をして最高の人生とは何かを見つける話です。病室で偶然出会ったときには片方は貧しい黒人の自動車修理工カ-タ-でもう1人は一代で財を気づいた実業家の大富豪エドワ-ドで、まったく違う世界にいた二人が、がんで余命がないという共通点だけで一緒に行動するところが、まず面白いと思いました。そして、カ-タ-には気遣う妻子がいて見舞いにもいつも来ているのに、エドワ-ドはお金はあっても家族は無く秘書がついているだけでした。病気をしたときにはお金も家族も大事だと思いましたが、お金はあってもそばに家族がいないのも寂しいものだと思いました。どちらもあるというのは本当に恵まれているんだと感じます。あと余命が半年だったら、絶望的になり、また精神的にも弱ってしまうものだと思います。ところが、病院でそのまま寝たきりでまだわからない臨床試験を受けるよりは、死ぬまでにやりたいことをやろうと考えた発想がすごいと思いました。英語の題は「The Bucket List」です。これを日本語の翻訳で「棺おけリスト」と名づけたのは上手いなと思いました。棺おけに入るまでにやりたいことをいくつも書き出しました。そして実現のたびに消していきました。お金はなくては出来ないし、現実的には健康上も不可能に近いと思いますが、実行していったのはすごいと思いました。スカイダイビングをしたり、カ-レ-スをしたり、フランス、エジプトや万里の長城などの世界遺産をめぐったり、最初は奥さんの反対もあり乗り気でなかったカ-タ-さんも楽しそうでした。最期はどちらも亡くなりましたが、悔いの無い一生を遅れたと思います。今まで出来なかった事を実現し、家族から離れ色々体験していくうちに、本当に大切なものに気づいたような気がします。最期には一生分思う存分笑う事ができ、カ-タ-は家族に見守られながら亡くなり、エドワ-ドはずっと会えなかった娘と再会でき、いい最期だったと思います。又、季節はずれで登れなかったエベレストの山頂に二人の遺灰の缶が置かれたので、すべてのリストの思いが叶ったのだと思いました。この映画から、どういう人生が一番最高なのかと言う事を考えさせられました。又、余命半年と言われてから、どう生きるかの参考にもなりました。本当は病気になる前に家族や友人の大切さや愛に気づき、行きたいところ、やりたいことは元気なうちにやっておいた方がいいのではと思いました。お金がないと実現できない事も多いですが、お金があったからと言って何でも買えるわけではなく必ずしもいい人生が送れるわけでない気がしました。生き方に関しては色々本を読んできましたが、実際映像で見るとさらに印象が深まると思いました。絶望からも工夫次第で笑いが生まれる。考え方次第だなあと思いました。私も生きているうちにやりたいことは悔いの無いように実行したいと思いました。
July 30, 2009
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