日常・・・

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第4章 【光】





「やばいぞ・・・」
ジョンが呟いて、通路奥を見つめる。
つられてエレナも確認した。
「奴らが来るわ!」
「そうだな・・・ソーン、物色は終わりだ。逃げるぞ」
ウィルはソーンにそう告げる。
ソーンはまともなものが取り出せなかったのか、不満な顔をしていた。
「よし逃げるぞ!」
ジョンの掛け声で、追ってくる大量の部隊員から反対方向に走り出した。
もちろん、逃げている。
「止まれ!」
後ろから大きな声が聞こえた。
もちろん止まるわけにはかない。
エレナは1度しか使ったことのない銃を、振り返って部隊に向けて放った。
ものすごい轟音が、狭い通路に響く。
しかし、肝心の弾は部隊に届くことなく、壁に命中してしまった。
「エレナ!無駄なことはやめろ!」
ジョンが走りながら怒鳴った。
「仕方ないじゃない!死ぬのは嫌なのよ!」
エレナはそれに負けじと、大きな声で反論する。
「どうせやつらは防弾の服を着込んでいる。それに、やつらの怒りを買うことにも・・・」
そこまでジョンが言った時、リズミカルな銃声が後方から響いた。
奴らが撃ったのだ。
威嚇射撃か、はたまた本気で狙っているのか・・・
ジョンの頭の中で色々な考えが交差する中、もう一度銃声が響いた。
床を狙っているようで、威嚇ではあるだろう。
「くそ!撃たれちまう!」
ソーンが叫んだ。
「大丈夫だ!どうせ威嚇だ!当てはしない!」
ウィルが叫んで、一つT字路を曲がった。
その瞬間、正面にあった壁に弾が命中・・・した。
この角が無ければ・・・完全に胸元に命中していた箇所である。
ウィルは胸をホットなでおろしたが、すぐに部隊も角を曲がった。
ジョンの手先では、いろいろなものが操作できる。
まずは監視カメラの回路をショートさせ、スクラップにすること。
監視カメラを見かけるたびにそうしている。
一度、部隊を吹き飛ばそうと考え、神経を集中させたが・・・ちょっと無理であった。
まずこの原理をよく理解していない上、逃げるのに精一杯であったからだ。
今は逃げるのみ・・・光を目指して。




ネイオの私物ファイルは、資料室の奥深くに埋まっていた。
いたってシンプルな―ティッシュボックスを連想させる―箱であった。
「箱の中身はなんだ?」
アポーが、箱を持っているグリーに尋ねる。
「多分データスティックじゃないか?」
あくまで推測である。

ハンディースはホールの廊下の奥で、耳の通信機で本部のホーキンスと会話していた。
「ネイオ名誉指揮官のファイルは見つけ出しました。これからスタジアムまで向かいます」
ハンディースはきびきびと、いかにも兵士っぽく報告をする。
すぐにホーキンスの返信がかえってきた。
『分かった。健闘を祈る。あ、ハンディース、現在時刻は18時01分だ。本日はチェックポイントを定め、休養しろ。
明日、改めてスタジアムを目指すんだ。今は危険だ。分かったな?』
―予定よりかなり長引いてしまったな。
ハンディースはそう思って、了解と言って通信を終えた。
さて、どこで休むか・・・
そう考えている時、耳の通信機から声が響いた。
『少佐』
声からして・・・ラリーである。
厄介なやつだ、と思いつつも自分も返答をした。
「なんだ?」
全員が耳に通信と、そこから伸びる小さなマイクをつけている。
当たり前だが、ラリーもその一人である。
『名誉指揮官の私物ファイルは少佐が持ちますか、それとも俺らが持ちますか?・・・と』
やっぱりこいつは嫌いだ・・・とハンディースは考える。
しかし、そんなことばかりを考えてはいけない。
ラリーの聞いていることは、まともなことである。
「とりあえずサイドか誰かにでも持たせておけ」
ハンディースは相手の返信を待たず、自ら通信を終えた。
すると、今度はロスソンがやってきた。
「ハンディース少佐」
ハンディースはロスソンのことがあまり好きではなかった。
何故か?自分より人望が厚いからだ。
自分より人望厚いやつがお気に入りよりは、遅刻するグリーにアポーや、命令に忠実なサイドやラッセル、
臆病だがやる時はやるアーデスやマーフィー、はてはナルシスト兼自己中心的なラリーの方がよっぽどましだった。
そんなロスソンだが、そんなことを悟られてはならない。
「なんだ?ロスソン」
ハンディースは平然と振り返った。
「あぁ・・・日も暮れましたが、どこかで今日は休むのか?と訊きに」
的確で、そこそこ指揮官の資格のあるロスソンだが・・・そこが気に入らない。
「ああ、少し歩いて、近くに遊園地があるだろ?そこで休む」
ハンディースはとりあえず自分の考えを出した。
「分かりました、伝えます」
ロスソンはそういって恐らく皆のいるところへ戻った。
ハンディースのこころは・・・曇っていた。

ロスソンは皆の待つホールへ戻った。
「やっぱり今日で任務は終わらないらしい。遊園地で一泊だ」
「まじでか?」
ラッセルがすっとんきょうな声をあげた。
「遊園地って・・・危険なんじゃないか?」
心配性のアーデスがこわばった顔で呟いた。
「大丈夫だ。死角もないし、基本平面だろ?こんなビルより十分安全だ」
グリーが自説を述べる。
確かに一理ある。
「でもなんで遊園地なんだ?ってかここらに遊園地あったか?」
アポーが真剣に悩み言った。
「多分55年当たりに出来たサンフォニアパークだろ?ここから1キロくらいじゃなかったか?」
マーフィーが、珍しく真剣に考えて答えた。
そういえばジェットコースターのレールが見えた・・・気がした。
「このビル郡に出来た遊園地って、一時期話題になったろ?」
マーフィーはさらに記憶を振り絞り言った。
ラリーはその話を隅で聞いていたようで、一人大きな声で言い出した。
「でも何で遊園地なんだろうな?馬鹿なハンディース、遊びたくなったり?」
「なってない!」
ラリーが舞い上がって話していると、ハンディースが現れた。
またラリーの評価は下がることだろう。
グリーはそんなことを思っていた。
「ではご存知の通りだな・・・遊園地へ向かうぞ」
ハンディースの言葉で、一同は銃を構え元特殊部隊本部を後にした。




「脱走!?」
デレック―アローンである―が部下からの報告を聞いて叫んだ。
「鎮圧したのか?」
「いいえ、今私設部隊の面々が向かっています」
アローンは部下からの報告を聞いて安心した。
さすがに武装した部隊には勝てなかろう。
安心していたデレックに、部下のジョーンズが告げた。
「さっき言った・・・稀がおきたんだ」
「まさか!」
「なら何故脱走が出来る・・・何かしらの能力を持ったやつがいるんだ」
ジョーンズが脱走した4人を映し出す監視カメラのモニターを見ながら言う。
すると、その画面もブラックアウト、消えてしまった。
「ん?となると誰かがすごい能力を持っているのか?」
「だな」
「何でそんな能力を持てる?ウイルスを細胞レベルで取り込み能力を自分の物にする・・・だろ。
ならせいぜいリッカーのような力や視力をもつとかそうレベルかと思っていた。
でもコイツは明らかに超能力を使っているだろ、さっきの映像からして。
なんで超能力をつかえる?そこまであのウイルスに力があるのか?」
デレックは真面目に尋ねた。
「あんた博士でしょう?何で部下の俺らがそれを知っているのか・・・とな」
ジョーンズはそこまでは知らないようだ。
役に立つのか立たないのか・・・
とりあえずは脱走した者たちの捕獲だな・・・
デレックの脳内にあるのはそれだった。




「サンフォニアパーク」
と書かれた看板が見えてきた。
彼らはその遊園地の、広々とした駐車場を歩いていた。
既に日は西に傾き、あたりは薄暗い。
もちろん電灯なんて点灯していない。
欲しいのは確かだが。
「そういえばサンフォニアってよく目にしないか?」
「しないだろ、滅多に」
「ここだけの話、作者は結構多用してるって「ラリーうるさいぞ」
ハンディースは少しぴりぴりしている。
静かな駐車場に、重装備している特殊部隊の男達が歩く音が響き渡る。
不気味な静けさである。
駐車場の周りには少しだが木が植えてあり、その木が風が吹くたび音をたててゆれる。
メインホールまであと少しとなった。
そのとき、ロスソンが足を止めた。
「どうした?ロスソン」
気付いたサイドが尋ねる。
ロスソンは人差し指を立てて静かにする合図を出した。
「何かが・・・いる・・・」
風が吹く。
「何かって・・・なんだよ!?」
心配性のアーデスが一人騒ぎ出した。
「ロスソン、本当に何かいるってのが分かるのか?」
「ああ、何かを感じるんだよ」
ロスソンはラッセルの問いに答える。
「どこにいるんだ?」
グリーも銃を構え、四方八方を見回した。
見えるのは・・・ただっぴろい駐車場の周りに植えてある木々が作り出す人工の林と、ビルだけである。
アポーも同様に辺りを見回した。
上も下も。
マンホールのふたが随所に確認出来るが、それ以外は何も無かった。
もちろんゴミは随所随所に散らばっていたが。
ラリーは強力なマシンガンに持ち替えた。
「さあ来い!」
とはいったものの、何もこない。
ロスソンのガセということが一同の脳裏をよぎる。
すると、人工林が音をたてて揺れた。
「ひゃあ!」
驚いたアーデスがマシンガンを2,3発発砲した。
銃声が響き渡った。
続いてマーティの怒鳴り声が響いた。
「馬鹿、何やってるんだ!」
「知るか!驚いたんだ!」
アーデスは必死に心臓をなでている。
「風だよ、馬鹿が!お前本当に特殊部隊員か!」
ラリーが心臓をバクバクさせながらも、いつもの調子を保っている。
アポーも呆れて銃をしまった。
すると、マンホールのふたが静かに揺れた。
アポーは目を凝らす。
再びゆれることは無かった。
見間違いか・・・報告はやめておいたが、やはり何かいるようだ。
「アポー」
グリーが突然、背後から声をかけた。
「何だお前か・・・びっくりしたじゃないか」
「すまん。だが、ロスソンが言うとおり、ゾンビの10体はいるかもしれないな」
「ゾンビで済むかな」
「ゾンビであることを祈るだけだが・・・」
グリーがそういった時、また銃声が響いた。
アーデスがまたもや驚いて発砲したのだ。
「お前いい加減にな」
ラッセルが呆れ顔で告げた。
「すまん・・・だが何かいるとなれば対策も・・・」
「対策~?お前はいつもそうだろ、ビビリーが」
「ラリー、それは言いすぎだろ―」
「俺がそこまでビビリか!?ビビリかも知れんが、勇気はお前以上にあるぞ!」
「んだと!?俺はこの中でも一番の実力を持つラリーだぞ!」
「そんな調子だから、いつまでも昇進できないんだろ!」
「落ち着け二人とも・・・」
ラリーとアーデスが大喧嘩を始めたので、皆はそれを止めに入った。
ラッセルがアーデスを抑え、ラリーをサイドとロスソン、2人がかりで止め、グリーが真ん中に入った。
「お前らには関係ないんだ!」
ラリーが止めたサイドとロスソンに向かって言い放った。
「静かにしろよ!」
「マーティ、うるさい!」
マーティにまで、ラリーは罵声を浴びせた。
マーティもこれには怒った様で、ラリーに殴りにかかった。
「この野郎!!」
マーティがラリーに向かって体当たりを食らわすと、倒れこんだ。
「この!俺を怒らせるとはいい度胸だな!」
「最強のラリーだろうが知らんがお前は部隊でも最低ランクの男だ!」
レスリング顔負けの白熱した取っ組み合いを始めたマーティとラリーに、残った者たちはあきれ返ってしまった。
「ったく黒人やろうが!」
「いまだ黒人差別か?ずいぶん遅れている野郎だな!」
「くそ!ラリー様をなめるんじゃないぞ!俺は特殊部隊で一番の―・・・」
「やめないか!!!!!」
今まで黙って進んでいたハンディースが突然怒鳴った。
これには今まで取っ組み合っていた2人もさすがに止めた。
ハンディースがいつもより険しい顔をしてたっている。
「何で仲間割れをするんだ!何もならないだろう!」
場所が場所だけに、ハンディースの大声が通るように響く。
「こんなくだらないところで・・・原因はなんだか知らんが、まず今日を終わらせるぞ!」
原因は・・・元はロスソンなのである。
それを感じてか、ロスソンはハンディースに話しかけた。
「でも少佐、確かに何かいますよ。人間ではない、何かが・・・」
「大丈夫だ!!!」
ハンディースは声を張り上げ言った。
「ここではしばらく何も検知されていない!何かがいるわけ無いだろう!」
ロスソンは静かに後ずさった。
「さぁ・・・仲間割れは終わりだ・・・まず遊園地までたどり着くぞ!」
ハンディースの怒りも、だんだん酷くなっていくようだった。
「貴様らは特殊部隊でありながらそんな小さなことで喧嘩か・・・考えられないぞ!」
他は黙って聞くことしか出来なかったのである。
「昔は誇れた特殊部隊だったが・・・今は堕ちたものだ。情けない兵士達ばかりで―・・・」
そのときハンディースの右にあったマンホールから何かが飛び出して、ハンディースに衝突した。
そして高々と宙を舞い上がった。
「なんだ!?」
グリーが驚いて、高く舞い上がったハンディースと何かを見て呟いた。
「銃を構えろ!」
ロスソンか誰かの声があたりに響く。
ハンディースは高く宙を舞った後、地面に血まみれになって、何かと共に落下してきた。
その何かの正体が見えた・・・
筋肉剥き出しの皮膚に、大きな口に並ぶ牙と長い舌、4速歩行の際に使う強靭な両足・・・
各足には大きく鋭い爪がはえており、ハンディースを一突きしたらしく赤く染まっている。
そしてこの怪物の名前がこれだ。
「リッカー・・・・・・」
グリーは静かに呟いた。
ハンディースを口に銜えたリッカーはまじまじ見つめる特殊部隊一行を見つめ返している。
「撃て、撃つんだ!!」
アポーが慌てたような声になって叫ぶ。
それにつられ一斉にマシンガンを連射し始めた。
リッカーはそれに当たりはするものの、筋肉に吸収されているように見えた。
「くそ!銃が利かないのか!」
そうラッセルが呟いたとき、リッカーはハンディースを放し、遠くへ去っていった。
リッカーが暗闇に消えた後は、妙な静けさが走った。
「・・・少佐!」
ロスソンが思い出したようにハンディースに駆け出した。
最初に駆け出したのはロスソンだったが、位置の関係上、最初に辿り着いたのはグリーだった。
ハンディースは全身を血で染め、厳しい顔をしたまま死んでいた。
「少佐!」
サイドが何とか応急処置を施そうとした。
しかし死んでいて、助からないのは明確であった。
「やばいな・・・」
アポーがハンディースをまじまじ見つめて呟いた。
その時、遠くから超音波のような叫び声が聞こえた。
「奴だぜ」
ラリーが感づき、銃を構えなおした。
すると全員が一斉に銃を構えなおす。
「・・・おい・・・」
グリーが静かに呟いた。
「何だ?」
「ここにいるより、遊園地の中に一旦入った方がよくないか?」
グリーの案に一同が頷く。
「だな。よし、とりあえず遊園地に入ろう」
ラッセルがそう言って、皆は銃を構えいつでも撃てる体勢をとりつつ遊園地のメインゲートに向かった。




ジョンはまだ走っていた。
隔離されていた部屋が地下7階と気付き、ひたすら階段を登り続けてようやく地下1階にまでたどり着いた。
地下1階が最上階のようなのでこの施設は地下に埋まっていることも分かった。
既に部隊の追っ手と距離があるので、もう少しで完全に撒ける。
行く手に大きな扉が見えた。
というより通路を遮断できるシャッターである。
ジョンは名案を思いついた。
「よし、みんな、あのシャッターの向こう側に」
ジョンは走りながらそう報告した。
全員がシャッターの向こう側に行ったのを確認すると、ジョンは精神を集中させた。
宙に手を伸ばす。
すると、分厚いシャッターがドスンと下りてきた。
「よし!」
ジョンは歓喜の声をあげた。
「もう勝ったようなもんだ」
「違うぞジョン。まだ新手が来るかもだ」
ウィルが静かに告げた。
「それに正面から攻めてこられては、一巻の終わりだ」
「どうする・・・もうすぐ地上だ」
ジョンが考え込む。
するとエレナが思いついたように言い出した。
「そういえば、地上はウイルスに占領されてるんじゃないかしら?」
ジョンもそれには黙り込んでしまった。
もし脱出できても、ウイルスに感染してしまえば終わりである。
彼らの前に、大きな壁が現れたようだ。
1つ1つ越えてきた壁だが、最後に現れた大きな壁のようだった。
「ここで諦めるか・・・」
ソーンが静かに呟いた。
「それは出来ない・・・ダラックをおいてきた以上、戻ることは出来ない」
ジョンはヒーローっぽい台詞を口にした。
「だな」
ウィルが同意を表し立ち上がった。
「さて・・・これからどうする・・・?」
エレナが手を上げた。
「ここまで来ればもう一歩よ。・・・とりあえず・・・脱出しましょう」
一同は頷いた。




特殊部隊一行は、遊園地の中央に位置する建物の中―レストランや売店がある大きな建物―にいた。
窓際のレストランの椅子に腰掛け、外の光と緊急用ライトで明るさを保った。
「どうするよ・・・」
サイドが誰ともなしに尋ね、呟いた。
もちろん、誰も答えられない。
リーダーを失ったからだ。
ハンディースは遊園地で休むといっていた。
だったら休むしかなかった。
「あ」
突然グリーが呟いた。
「どうしたんだ?グリー」
「少佐が死んでしまったのなら・・・誰かリーダーを決めて指揮をとらないとダメじゃないか?」
一同は思い出したかのように頷いた。
「そういやリーダーが必要だな」
ロスソンが改めていった。
「もうロスソンで決まりだろ」
ラッセルがぶっきらぼうに言った。
が、それが合っているようだ。
「ロスソンだな」
「決定だ」
次々に賛成の意が飛んでくる。
「そんな・・・俺か?」
「ロスソンは前々から定評があるし。ハンディースより頼りがいがあった」
ロスソンは照れくさそうに頭をかいた。
今更だが否定も無かった。
「よし、俺がリーダーだな・・・早速見張りをきめたい」
ロスソンはきびきびという。
「ハンディースが言うと締まらなくても、ロスソンが言うと締まるな」
グリーが呟いた。
しっかりと耳には入っている。
「とりあえずこの建物の・・・屋根の上に立って・・・見張りしてもらう。これはローテーションでいいかな?」
「いいで~す」
気のない返事が返ってくる。
ロスソンは新たなリーダーとして、役目を果たせるか・・・考えどころである。

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