アニメ、名作劇場「赤毛のアン」の紹介

<赤毛のアン>

1979年に世界名作劇場で放映されました。
原作は、カナダのモンゴメリの名作「Anne of Green Gables」です。
アニメでは、旺文社文庫の神山妙子訳が用いられたと言われます。


 宮崎駿、高畑勲、桜井美知代、井岡雅宏、近藤喜文などのジブリスタッフが数多く参加しています。
また、富野喜幸の名でガンダムの原作者も絵コンテとして、前半に参加していました。

 作画は当時としてはかなり良好な方で、現代でも最高水準とは行かないまでも、セルアニメの中では良好な方です(デジタルのクリアさには負けるが)。
中でも、美術面はとても優れていて、最近のお座成りなアニメの背景とは、比べ物にならない程、綺麗で原作のイメージを損なう所か、補ったとさえ思われます。
 音楽も良好で、感動的なシーンを盛り立ててくれます。


 お話方は、アン・シャーリーという 妄想癖 空想好きの孤児の少女が、老兄妹の元へ引き取られます。
「赤毛のアン」は、老兄妹の住まうグリーンゲイブルズで、アンの成長を描いた作品です。

 最初、アンの空想癖に共感出来ず、感情移入出来ないでしょう。
どちらかというと、老兄妹の妹マリラに感情移入するでしょう。
実は、「赤毛のアン」の影の主人公はマリラであると云っても、過言ではありません。アンの妄想について行けない時、マリラの視点で鑑賞することを勧めます。
というより、アンより年齢の高い視聴者は、自然とマリラに感情移入する事になります。

こういう理由で、「赤毛のアン」は、大人が見ても楽しめます。
と云っても、アンの電波に耐えられればの話ですが。


 この作品は、日常の面白い出来事を、時系列順に並べただけに感じるかも知れません。
しかし、これらの事件は、実は綿密に計算された計画性の上に成り立っています。
「赤毛のアン」原題は「Anne of Green Gables(グリーンゲイブルズのアン)」と言います。
「赤毛のアン」と云うタイトルは悪くないのですが、テーマ的には「グリーンゲイブルズのアン」が最適です。
 そう、この話はアンがグリーンゲイブルズで自我を確立して行く話なのです。
視聴者の方は、その点に留意して見ると、また別の楽しみ方が出来ますので、お勧めです。


 「赤毛のアン」は名作劇場史上、いちにを争う程の素晴らしい作品です。
それは、アニメ製作者側も、原作のテーマやユーモアを理解していたのが大きな理由でしょう。


 「赤毛のアン」は、アンの電波を克服出来れば、必ず貴方に深い感動を与えてくれる事は、間違いなしです。

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