流産

流産 ※これから初めて流産の手術をされる方や流産の心配がある方は内容がかなりリアルなので読むのを控えた方が良いかと思います。

8週4日
夜、テレビを見ていたらお腹の様子が変。
絞られる様なお腹がジンジンしてまたパンパンに膨らんで痛い。
どんどん顔色が青くなっていってるみたいでパパも継娘も「真っ青やで!大丈夫?」って気遣ってくれてた。
トイレに行ったら血の塊が少しナプキンに出ていた。
あ~流産が始まってるんだって直感した。
いよいよ手術かぁ~怖いなぁ、全身麻酔も怖いよ・・・何もかも初めてですごく怖い!
でも前処置だし気楽に行こう!

バイバイする前日に撮ったお腹の写真デス♪お腹汚いよ・・・
8W4Dのお腹デス♪出すぎっ!パパがお腹の子に「バイバイ!また会おうね♪」って言ってたヨ2人で♪


8週5日
前処置の子宮口を広げる処置をしに好きな時間に来ていいよと言われていたから、午前中はやめて午後に行った。
なるべく痛い時間とか我慢する時間を減らす為に(笑)せこいなぁ~たった数時間なのに。
その時間帯はちょうど産後検診と乳児検診?多分産まれて1ヶ月の検診で待合い室はごった返してた。
受付で処置で来た事を告げるとトイレを済ませておいて下さい。と言われたんだけど、本当はすごくうんちが溜まっていて出したかったけど、今しても緊張してきっと出ないし、お腹に力を入れるのが怖いから処置が終わってからゆっくりしようと思ってそのまま待っていた。(これがのちに最悪な痛みに変わるとは思わずに)

緊急手術
やっと診察に呼ばれて、パパも待合い室にいたから行ってくるね♪なんつって入って行って、院長先生から説明を受けてじゃあ処置をしましょうといつもの内診台を通り越して別のコンクリートで囲まれた無機質な手術台に通された。
すっごい心拍数になっていたと思う。
う、やっぱり手術室でやるのか・・・イヤな雰囲気の部屋だな。
内診台みたいに座りやすいイスではなくてただの台みたいなのに寝そべって足だけを広げて乗せるみたいな簡素な台。
それ自体がさらに恐怖だった。
そして先生が「じゃあ、始めるよ。お腹がかなり張ってるね~、ウンチも溜まりすぎてる。溜まり過ぎるとお腹の張りを誘発するんだよ~。んー出血だいぶしてるねーいつから出血してる?」と聞かれて「1週間ちょっとです」と言って先生は中を覗いたらしい。そしたら「ん!?もう子宮口がだいぶ開いちゃってるね!今日もう手術しちゃおう!ねっ!子宮口がほとんど開いちゃっていて今日処置する必要なくなっちゃったし今夜大出血を起こす可能性が高いから危ないから今日手術しちゃおう。」と。
!!!ええっ!!!
先生と看護婦さんが慌しく動き始めて、今まで診てくれていた担当の先生を呼びに行って院長先生が担当の先生に説明をしている。そして先生2人が私に「心の準備出来てないね。大丈夫だよ。すぐ終わるから。ね、危ないから今日はこのまま家に帰せないから」といわれて慌てて看護婦さんに「主人が待合い室にいるんですけど・・・」と言ったら既に看護婦さんが呼びに行ってくれていて担当の先生がご主人にちょっと説明させて!と言って扉の向こうで先生から説明を受けていていた。
そしたら先生がパパに「奥さんここにいるから顔を見てあげて♪声掛けてあげてね。」と言って会わせてくれた。ここの先生は本当に優しいな。パパの顔を見た瞬間に涙がボロボロ込み上げて来て、恐怖と不安と赤ちゃんとさよならなんだと思ったら涙が止まらなかった。優しい看護婦さん達の中で1人だけあんまり優しくないというかそつなくお仕事をこなされてる方がいて、パパが扉から私を覗いている時にその間に入って準備をした為に視界を遮られてしまった(涙)
いよいよ・・・という感じになって来て、「左腕に麻酔が効きやすくなる注射しますね~」「ご飯を最後に食べたのはいつ?」「右手を貸してくれる?心拍を測るのをクリップみたいなので留めるからね~」「点滴をするから左手を出してくれる?」・・・そして足をバンドで留められた。あぁいよいよだ。(記憶を辿るとちょっと数秒なのか数分なのか飛んでる部分があります。麻酔を効きやすくする注射で飛んだのかな?んなわけないか)

先生が「さぁじゃあ始めようか」・・・あれ?いつの間にか先生がイスに座ってる・・・
と思ったら左にいた看護婦さん(淡々とお仕事をこなす笑顔の無い看護婦さん)が「麻酔を入れますね。一緒に数を数えて下さいね~1、2、3、4、5、6、7、8、9、10(うそ!麻酔効かないの?全然なんとも無いよ!)、11、12(体が急に重くなってとんでもない重力で押さえつけられてる感覚が。天井が点々に見えて沸騰したお湯を下から見てるみたいになった!怖い!苦しい!)、13(天井がグルグル渦巻きみたいに回ってる!怖いよ~!)、14を言ったか言わないかで記憶を失いました。
次に目を覚ました時にはまだ手術中だった。(数分で戻ったんだね)
お腹の中をくまでの様なものでガリガリと引っ掛かれて掻き出されている感覚が思いっきりあって、自分の体が揺れてるのが分かる。お腹の中で潮干狩りをしているみたいな感じだった。この掻き出されてる時間はすごく長く感じた。と同時にすごい息苦しくて体は動かないのに意識がどんどん戻っていくのが分かってウーーン、ウーーーンって唸ってしまっていて首を左右に動かしていたみたいだった。っていう自分に気付く。どんどんお腹が痛くなって来る。「はい、終わりました!」という先生の声が聞こえた。無意識にお腹に手を持って行こうとしていた。という自分に気付く。看護婦さんが「お腹痛いよね~。座薬入れますね~。もう少しでお腹が痛くなくなって来るから頑張って!」と言われる。また意識が飛んで、看護婦さんに「○○さぁ~~ん、○○さぁ~~ん終わりましたよぉ~、分かりますかぁ~?」と呼ばれておぼろげながらはいと答えて、また意識が飛んで看護婦さんに「お尻上げられますかぁ~?」と聞かれ不思議な事にちゃんとお尻を上げられる。どんどんお腹の痛みは倍増して行く。また看護婦さんに「○○さぁ~んもう1度お尻上げられますか?」と聞かれてパンツを履かされてるんだという事に気付いた。お腹の痛みはさらにどんどん痛くなっていって既に唸っていた。たまらないお腹の痛みだった。あまりの痛さに自分への何かの戒めなのだと思った。どうにかなってしまいそうで苦しくてたまらなかった。そして看護婦さんに「○○さぁ~ん、歩けますか?ベッドまで移動したいねんけど、歩ける?」って聞かれてこの頃にはもう85%ぐらいは麻酔から覚めていて台から降りようとするのを看護婦さんに手伝ってもらいながら隣の部屋のベッドへ靴下のままパンツ一枚で転がる様にベッドへ。。(この事をお母さんに話したらすっごく驚いていた!自分で歩いて移動したの?って)
お腹がえぐられる様に痛くて、掻き出したくまでみたいなので線状に傷ついた線が全部悲鳴を上げてるって感じで痛みは最高潮に達していて、ベッドでうずくまったまま動けなかった。麻酔が半ば覚めてて、天井がチカチカしていてその覚めていく感覚も伴って気持ちが悪かった。1人で耐えられそうも無い、パパに傍にいてほしい。すぐにでもパパを呼んで欲しい!と思っていたら、看護婦さんが「ご主人呼んで来ますね~」って呼びに行ってくれた。なんで分かったんだろう??
(前に検診で来ていた時に手術室に入っていった女性がいて旦那さんらしき人は近くの待合いのイスにずっとあぐらをかいて待っていて中に入ればいいのになぁ~なんて思ってたのを見ていたので。)
入れ替わり立ち代り看護婦さんが何人もお腹の痛みを聞きに来てくれたりパパを探しに行ったりしてくれていた。でも、パパに説明をした看護婦さんが1・2時間ぐらいしたら目が覚めると思いますので自宅近いんですか?とか聞いていたのを思い出してメールをしてみる。”パパ来て、そばにいて”とメール、すぐに返事が来て”了解!今から行くよ(*^-^*)”と。
それから数分後に来てくれた。汗だくになって。
パパの顔を見た瞬間に子供みたいに「うえーーん!痛かったよぉ~~すごく痛かったよぉ~!!」って大泣きしてしまった。パパも「痛かった?頑張ったね!」って手を握ってたら看護婦さんが来て「歩けそうだったらいつでも帰っていいですからね~♪もちろんまだまだ休んでていいですよ!お薬が2種類出てるので帰りに受付でもらってから帰って下さいね~」と。
パパが来てくれてから座薬が効き始めてやっと痛みから解放されて来てた。それからもずっとパパと手術と麻酔の事をしゃべり続けて、麻酔のせいなのか喉がカラカラだった。お隣のベッドにも誰か入って来てすすり泣いていた。どうやら早産をしそうらしくて大きい病院に移る事になったみたいで、先生が説明をしていた。救急車の音も聞こえて来て、張り止めの点滴が効かなくなってるからもし産まれてしまっても対応出来る病院に移ろうね。赤ちゃんはすごく元気だから大丈夫だよ!と言っていた。妊娠は出産するまで何が起こるか分からないなぁ~と思った。そして、このママに元気な健康な赤ちゃんを産んで欲しい!とすごく思った。
それにこの産婦人科はそういう対応もきちんとしてるんだ!と改めて感じて、次に妊娠出来たらここで産もう!ここで産みたい!って思いました。
たまたま今日は気分が悪くて朝にお茶漬けを食べて以来何にも食べていなかったのでお腹がすいてすいてたまらなくて、1時間程で産婦人科を出た。手術費用は10,160円思っていたよりもすごく安くて拍子抜け。検査代として3,600円を別で取られたけど、胞状奇胎で無かったらこの3,600円は返ってくるお金らしい。
あまりにお腹がすいたし、パパも減り減りだろうと思って近くのポムの樹ってオムライス屋さんに行ってたらふく食べました。これがいつになくすごく美味しくて美味しくて・・・なんだかたまらなかったです。
それから電車で帰りました。タクシーで帰ろうかと思ったけど、着いてすぐに家というよりは少しパパと歩きたかったから電車で帰りました。お腹の痛みは多少あったけど、そうでもなくてお腹が腫れてる方がすごかったです。色んな人の体験記を読むと半日かかったり、1日入院だったり、日帰り入院だったり、車椅子で移動だったりと書いてあってここの産婦人科は一体?って思っちゃいました。でもこれで全然平気だから大丈夫なんだなぁ~とは思いましたが。病院によって様々なんですね。

流産の手術は2度としたくないです。
麻酔がかかる感覚もイヤだし怖いし、緊急だったから麻酔が少なくしていたのか覚めるのが早すぎてお腹の痛みはたまらないしでもう怖いです。でもパパには1・2時間したら覚めると思うなんて説明されていたという事は麻酔が覚めやすい体質なのか?だとしたらもう恐怖です。眠る様に・・・覚めたのはベッドの上とお母さんは言っていたけど、私はまるで違いました。
でも体験した事はお母さんと一緒だったみたいで、分かりあってくれた。身近に体験者がいて良かった。
すごく救われたもん。

パパがいて良かった。パパで良かった。パパのことをどれだけ愛してて、私がパパを必要としているか痛感した流産の手術でした。
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