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「彼が諦めなくて嬉しい」トーマスのＮＢＡ復帰をレブロン、スマートが祝福「あの男は戦士だから」＜DUNKSHOOT＞

元オールスターガードのアイザイア・トーマス選手が、ロサンゼルス・レイカーズと10日間契約を結びました。

現在コロナウイルスのプロトコルにより出場できない選手が増えているレイカーズ。

ガードの選手も数名が欠場を余儀なくされる中、レイカーズが白羽の矢を立てたのがこのトーマス選手。

トーマス選手は、ボストン・セルティックスに所属していた2016、2017年にオールスターに選ばれ、2017年にはリーグ3位となる28.9得点をマークしオールNBAセカンドチームに選出されたスコアリングガードです。

しかし、このシーズン中に股関節を痛め、プレイオフでは患部が悪化。

翌シーズン以降はなかなかコンディションが上がらず、以降昨シーズンまでの直近4シーズンでの合計出場試合数は87試合のみとなっています。

ニューオーリンズ・ペリカンズと契約して平均7.7得点を記録するも、わずか3試合でカットされてしまいそのまま他チームからお呼びがかかることはありませんでした。

迎えた今シーズンもここまでどのチームとも契約はなし。

トーマス選手によれば、元々はシーズン前にはレイカーズに加入する直前までいったそうですが、エイブリー・ブラッドリー選手やオースティン・リーブス選手が選ばれ、トーマス選手は惜しくもロースターに残れませんでした。

しかし、その二人がプロトコルによって離脱となったことで突如訪れた再起のチャンス。

トーマス選手にとっては、2017-18シーズンに僅かながら在籍した古巣でもあるレイカーズ。

名だたるスーパースターの集まるチームにまた一人ビッグネームが加わることになりますね。

フェニックス・サンズのファンである私にとっても、トーマス選手は元サンズの選手ですしサイズやプレースタイルを含め応援したくなる選手です。

まだ32歳と老け込む年齢ではないだけに、まだまだやれるところを見せて、シーズン最後までの契約を勝ち取れればなぁと思いますね。

トーマス選手は、チーム加入後早速2試合に出場しました。

ミネソタ・ティンバーウルブズ戦では、レイカーズの中心選手であるアンソニー・デイビス選手の負傷退場というアクシデントもあり完敗したレイカーズでしたが、トーマス選手はベンチから気を吐き、なんとチームハイとなる19得点。

そして2試合目となるシカゴ・ブルズ戦ではスタメン起用され13得点をマーク。

10日間契約の選手が出だしでこれだけのインパクトを残す活躍をする方は珍しいですし、2試合連続で、まだまだNBAで十分やれるというところは見せられたのではないかと思います。

最も、やはりこの選手の最大の課題はディフェンスであり、それを補えるようなチームでないと難しいのかなという気もしますが、昔と違い、再建チームはベテランを使わなくなるということも増えていますし、やはり確実にローテ入りできるだけの力を見せつけないと、なかなか厳しいかもしれません。

ディフェンスでも頑張っているのは伝わってくるのですが、果たして今の全体的におもわしくないレイカーズディフェンスの中で、トーマス選手のディフェンスをレイカーズのフロント、または他チームがどう見てくるか。

まだしばらくはチャンスがあると思いますので、まだまだやれるということを存分に見せつけてほしいですね。

頑張ってほしいです。