過ごした日々~4



【2004.5.17 いってきます/胸が高鳴って】-1日目

今日から ご主人様に逢いにいきます
帰ってきたら日記に記したいと思います

時間を大切にしてこれたらと思っています

***********

ご主人様の街に降りたった私は 生ぬるく湿った空気に汗ばみながら
道を1歩1歩 身体に刻まれた記憶のまま 歩き出しました

羽織っていたジャケットを脱ぎ 目指しました

玄関の前で電話して到着を知らせました 胸が高鳴りました
ドアが開き ご主人様の姿が現れると 逢えないでいた期間が吹っ飛びました

「良く来たな」

と抱きしめていただきました

汗をかいた私は シャワーを浴びさせてもらい 寝不足のご主人様のそばに行きました
胸の中の塊が砕けたと同時に 安堵の気持ちでいっぱいになりました

すぐに首輪をつけてもらい やっとご主人様の手で首輪をつけてもらえたことに悦びを感じました

ごそごそ 可愛いハムちゃんがいました 名前はさくらちゃん さっくと呼んでいます
ハムちゃんを今年亡くして 淋しかった私の心が微笑みました

マッサージを頼まれ 私はマッサージをしようと調合してきたアロマオイルを出して
ご主人様の肩 首筋 背中 脚 腕 手のひら 指・・・
私のマッサージを気にいってくれているようで とても嬉しい。。
気持ちが良いと 深くため息をつくご主人様。。

「お仕事いっぱい頑張ったから それを癒したいです」

私のための時間を裂くのに お仕事をかなり無理されたようでした
胸が きゅんきゅん。。となりました


夕飯を食べに外に出ることにしました
私はノースリーブのベージュのニットに黒いパンツに着替えました
上着を羽織ろうとする私に 近いし暑いから上着はいらないと言われ 
そのまま出ることにしました

玄関に脱いであった靴を見て 可愛いと気に入って下さいました
不安だったから とても嬉しかったです

近くのファミレスで 食事をして
手を繋いで歩くことの幸せを じんと心の中に感じました

家に戻ってから お風呂に入り 湯船の中で私はご主人様に抱きついてしまいました

「よく来たな ありがとう」

もっともっと抱き着いてしまいました

それから ネットで暫く遊んで見ました
ご主人様に従えるこを嬉しく思いました

疲れるまで遊んでしまい そのあとは 寝る準備をして ベッドに入りました

くちづけで 私の全部の感覚から全てを受け入れる状態になっていました
嬉しいご奉仕。。そしてご褒美をいただきました

「これは誰のものだ」

「ご主人様だけのものです。。」

私の声が部屋中に広がり 身体が覚えているご主人様を感じて何度も上り詰めました
喜んでくれているご主人様を見ると 私も嬉しくなります

私が来る前まで お仕事で疲れてることもあって 元気がなかったとご主人様は言いました

「お前に こうしてもらうと 元気になるな」

少し明るくなってきたことで明け方だと気がつきました
深呼吸をして 幸せに包まれながら 眠りに就きました



【2004.5.18競馬場へ】-2日目

ぼんやり目を覚ますと 隣にご主人様がいて 思わず身体をくっつけました
この目覚めに とても幸せを感じていました

ご主人様が目を覚まし 朝食にしました

「布が欲しい 大きい布で背景を作って お前を撮りたい」

ご主人様のところの近所には 布屋さんがたくさんあり ちょっと見てみることにしました
いろんな生地がありました 色もたくさん。。
もし撮ってもらえるのなら すごく嬉しい気持ちになりました

サテンも綺麗だし ベロアみたいな生地もいい 買うのはちょっと考えてからとなりました
家に戻り 今日は 馬が好きな私を 競馬場へとつれて行くと決めました

この日 私が作ったアンクレット(気紛れおもちゃ箱のアンクレット参照)の
お花が二つついたものを左足首につけて出かけることにしました
ご主人様に ゆゆ作 と言うと アンクレット好きだよ と言ってもらえました

駅で新聞を買い 出走馬をチェックしました
3連単は 今日の日にちで全レース買うことにするといったご主人様。。

私は生産牧場で応援したい馬がいたので その馬をとりあえず買うことは決めていました
到着するともう発売締め切り1分前でした
急いで馬券を買い レースが行われる馬場へと向いました

調度スタート地点 枠入りでアクシデントが起きました
目の前で見ていた私達。。発馬機内で馬が暴れたのです 
その馬は ゲートの中で倒れて 動かなくなってしまいました
手を握り締めて 無事を願いました 私が応援しようと思った馬でした

係りの人が立髪を引っ張っても大きな身体は応えません
輪乗りしていた馬も触発されて 暴れて騎手を何度も振り落としてしまっています
放馬した馬もいました
しばらくして 馬が自分で起きあがろうとしています 
でも挟まれて また倒れこんでしまいました

”脚は大丈夫なんだろうか・・・・”

こう言う光景は 胸が締め付けられてしまいます
悲しいくらい 臆病になって怖がって暴れてしまう性がたまらなく突き刺さります

やっとゲートから出て 鞍を外し 馬体に故障・・・
でも引かれて歩いていたので すごくほっとしました

ご主人様も私も真剣に馬を見て 馬券を買ったけれど 結局マイナスに終ってしまいました
風もひんやりしてきて 私はご主人様の耳元で その時感じたことを囁きました

「私をめちゃくちゃにして下さい。。。」

「うん というかめちゃくちゃにするし」

帰り道 居酒屋でご飯にしました

家に帰り またネットの世界に繰り出し 上半身だけ縛っていただきました
脚を座っている椅子に乗せ 締められている感覚を ただただ感じていました
リードせんを繋いでいただき ご主人様に服従する気持ちが激しく湧いてきました

「いっぱい縛ってあげるからな」

にっこり微笑む私の心が解き放たれました
ご主人様が座っている椅子の前に跪き ご奉仕をさせていただきました
スカートを下ろし ストッキングを脱がされ たったまま後ろから・・・

お尻を何度も叩かれるたびに 愛情を感じました 
そしてしっかりご主人様を捕らえるように 叩かれるたびに 締まりました
崩れ落ちた私。。ご主人様は 私の手を取り 引き上げてくれました

シャワーを一緒に浴びた後

「クリームを塗りなさい」

と言われ 私は かさかさしたところにクリームをたっぷり塗りました
桜色のベビードール風キャミソールを一枚 身に纏いました
透けた生地に薔薇の刺繍が たくさんしてあるものでした

「これ 好きですか」

と恐る恐る尋ねると

「うん 好きだ 気に入った 可愛いな」

と言ってくださり にっこりしてしまいました

横たわっているご主人様にまたがりました

「ゆっくり ゆっくりだ」

私の中にご主人様が入って来ました ゆっくり ゆっくり腰を下ろしました
ご主人様を感じて 私は乱れました 突き上げてくるたびしがみつきたくなりました

息が切れ 脚の筋肉が硬直し 今度は私を横たえて 

「何回目だ」

「3回目?です。。」

「いいな お前は なあ」

ご主人様が入って来ました

「あぁ。。ご主人様 ご主人様・・・」

何もかも 払い捨てて ただただご主人様を感じていたい そう思いました

”ご主人様 愛しています。。”



【2004.5.19 ご主人様のカレー】-3日目

「今日は 買物に行こう」

「布も見に行きましょ」

と 日用品も買わなければならないし 布も見たい 外は思ったほど天気が崩れずにいました
半そでのブラウスで 自転車の後ろでご主人様につかまり 湿った風を感じました

布やさんで 幅がなるべくある布を選び 濃いグレーの見る角度によって まだらになる布と
ピンクのサテンの布を選びました

安いだけあって 人がたくさんあふれていました

それから近くのスーパーで相談しながら 食料を買いました こういうこともとても幸せ。。
外に出ると雨が落ちてきていました やっぱり持ちこたえられなかったのね。。
家に着いて ご主人様は こだわりのカレーを作ることに意欲満々でした

「ご主人様の作ったカレー食べたい」

カレーの下ごしらえを始めました チキンカレーです
どうやって作るのか わくわくドキドキ。。覚えておこう。。

私は きんぴらごぼうを作りました それを見て うまそうと言ってもらえました

私は 突然 頭が痛くなり ご主人様は 任しとけ とアメリカの鎮痛剤を出してきました
その痛み止めを飲むと

「少し横になりなさい 服を脱いで ブラを外して」
「何かあったら呼べよ どこにもいかないから 煙草も買ってきたし 美味しいカレーを作っておくよ」

そう言って私はベッドに横になりました
ちょっとして心細くなり よんでしまいました

「どうした」

「ぎゅってだきしめて・・」

ご主人様はあたまをなでていてくれました
甘えてしまっている私。。

また向こうの部屋へと戻っていきました

少しして だいぶ楽になって復活しました 
ご主人様の元へ行くと ゲームをしていました

「治った もう元気です」

暫くゲームを隣で見ていました
そして 大根サラダをつくり 夕ご飯にしました

ご主人様の作ったカレーは お肉にまで味が染みていて とても美味しかったです
私は 作り方を反芻して ご主人様に確かめました

ご馳走様をしたあと ちょっと大人のサイトを見ているご主人様。。
私は すりよって ご主人様に

「おもちゃで遊んで欲しいです。。」

とお願い事をしてしまいました 我侭ですか。。

それから布の大きさを確認するのに布を広げ試し撮りをして見ました
とてもいい感じの背景になり ちゃんとした格好で撮ってもらいたく思いました

ネットするよりお前を撮影していた方がいい と少し写真を撮っていただきました

「明日 サテンので 縛って写真撮るか」

「今日は 縛ってくれないですか」

「なんでもいっぺんにしたら 楽しみがなくなるだろ」

それから シャワーを一緒に浴びると

「今日は お口に出してやるからな」

ベッドで

「脚を開きなさい もっと開きなさい」

と定規で叩かれ マッサージ器をあてられ

「自分でもちなさい 俺が良いというまで手をはなすな いいか」

ご主人様は パソコンの電源をきったり電気を消したり 向こうのお部屋
私はひとりベッドで 声を上げ 昇っていってしまい。。

「いってもいい でも良いと言うまで離すな いいか」

上り詰め ご主人様が近づいてきても 

「もう1度だそれで 電源を切ってもいいぞ」

そんなことをしている私におもちゃが入ってきました
電源を切られ 今度はおもちゃを握らされました
力がうまく入らない。。
ご主人様が激しく動かして 私は泣き叫ぶような声をだしてしまいました


「なあ お前の中で大きくしてもらうからな」

だんだん大きくなって行くのを感じるのと一緒に 凄い快感が走りました

「大きくなった 分かります。。」

泣きじゃくるような声をそこらへん中に撒き散らし 上り詰めました
ご主人様は 止めることなく 私を責めつづけます

「また。。また・・・ご主人様。。」

わけがわからなくなり。。

「いくぞ」

更に激しさを増し 私はお口で受け止めようと必死でした
零れてしまい 手ですくっては お口へもっていきました

私で気持ち良くなってもらえて とても幸せを感じました

ご主人様は 果てられて爆睡モード。。
私は 耳元で囁きました

「寝てしまう前に言っておきます・・・大好き! 」

ご主人様は ふっと笑い

「ありがとう」

と言って 眠りに落ちて行きました
私は 暫く余韻に浸り 幸せを大事に抱きしめて
力が入らない身体を横たえていました



【2004.5.20 閉ざされた世界】-4日目

今日は 雨が降っています しとしとと 水溜りを作っていました
こうなっては 閉ざされた世界です 
私は一緒にいられるならそれでいいとご主人様に言いました

昨日の残りのカレーを温め 美味しくいただきました

起きたままの格好 水色のベビードールで ノーブラ ノーパンだったので
紺色の薔薇の下着に替えました 
スリップの上からカーディガンを羽織り下はガーターストッキングです

TVを見てくつろぎました その中で身体のことをやっていたので
いきなり柔軟体操をはじめました
ご主人様の背中を押し 硬くなった筋を伸ばしました

ぺたんと座りこんだ私は ご主人様が私の知らないところへ行ってしまうのではないか
置き去りにされる。。と急に思いこみ始め 涙が止まらなくなってしまいました

「どうした」

と聞くご主人様に

「わかりません。。」

としか言えず ずるずると泣き止まない私をみかねて

「もうやめなさい」

と叱られました でも感じたのか 妄想なのか 私に突然おそった不安は小さくなりませんでした

ベッドでゆっくりしようと ご主人様についていきました
ご主人様が眠りに就いた頃 私は起きあがり 雑煮みたいなものを作り出しました
ほとんど適当に調味料を入れ きんぴらで残ったごぼう 人参 大根 鶏肉を使いました
味を見ながら 調味料を足していき こんな感じかな と言うところで火を止めました

「ゆゆ なにしてる」

ご主人様が目を覚ましました 寝ている横にくっつき キスをしました

「お前 薬草の匂いがする」

そう言われて お雑煮を作っていたことを言いました

「くちゅくちゅぺ してくる」

と言って洗面所にうがいに行きました

ちょっと食べようかと言うことになり お餅を焼いて”いただきます”をしました

「うまい」

「ほんと? よかった」

すごくすごく ほっとしました

それから暫く のんびりして 本格的なご飯にしました
昨日作った きんぴらも出してきて あとは ご主人様特製の大根 納豆サラダを作りました
私は きんぴらを辛過ぎで作ってしまったけれど ご主人様は 食べて下さいました

後片付けをしてパソコンを覗きこんでいるご主人さまの耳元で

「縛って欲しかったです」

と素直な気持ちを伝えました

「これからだろ」

その言葉に嬉しくなって 顔がほころびました

「縄を持ってきなさい」

「今日は 亀甲に縛るからな」

身体を縛りつけ 左側の腕と手首を後ろに縛っていただきました

「椅子に座りなさい」

パソコンに向っているご主人様の隣に座らせていただきました
全身に 抱きしめられているような感覚が次から次へと広がっていき
私はいつしか 宙をさまよい出しました 
暫く陶酔した気分で ご主人様とお話しをしました

ご主人様は爪を切り始めました

「どうして爪を切っているのか分かるか」

と突然言い出し 分からないと伝えると

「お前をかきまわすためだぞ」

私は 顔が少し火照りました

「お前は これで濡れているはずだから 違うか」

「分かりません。。」

「分からないか 確かめてやるからな」

縄を解こうとしたご主人様に

「写真を撮って下さい。。」

と懇願しました

前から 横から 後ろから くるりと一周 撮っていただきました

縄を解きながら縄の痕も写真に収めてくれました
身体が開放されると同時に心も開放して行きました

「椅子に手をついて 片足を上げなさい」

言われたとおりにすると ご主人様はいきなり私の中をかき回し出しました
私の大きな声が 響き。。お汐が ぽたぽた そして片足を伝って流れて行きました
恥ずかしいことなのに 身体がご主人様を覚えていたこと ご主人様にまたしてもらえたこと
で嬉しくなりました

「痛くなかったか」

と気遣ってくれました
ベッドへ行き

「今日は お口にたっぷり出してやるからな」

「はい!」

私は 私で気持ちよくなってくれることがとても嬉しくてにっこり笑ってお返事しました

私を貫き 私の中の壁は ご主人様を包み込みました

「ご主人様・・ご主人様。。最高です ご主人様 あぁ ゴシュジンサマ・・・」

「いくぞ」

白いお薬を必死で受けとめました 全部を受け取れたことが嬉しかった。。 
お口の中で暫く味わって 飲みこみました ご主人様が私の中に入っているんだ。。

果てられたご主人様は 深い眠りへと落ちて行きました
私は隣で ご主人様にくっつき 眠り薬を飲み いつしか眠ってしまいました



【2004.5.21 食べたいもの】-5日目

目覚めると隣にご主人様の姿はありませんでした
眠らない私が 嘘のようでした こんなこと初めてです

私は はっとして起きあがりました
ぐるりと見渡すと ご主人様は パソコンに向っていました

「起こしてくれれば良かったのに・・・」

と時間が もったいないと思ってしまいました

良く晴れて日差しが眩しいくらいでした
昨日の夜のザーザー降りの雨が嘘のようです

洗濯も調度 終った頃だったようで なんだか申し訳ない気持ちになりました
洗濯物を一緒にベランダに干しました

今日は ふたりとも食べたいものに”焼肉”があったので
お出かけして 映画でも見て 焼肉と決めていたけれど 
ネットで映画の情報をみてみると 見たいものがなく なんとなくのお出かけになりました

駅のホームで

「今日は 胸元がちょっと開いている服だから これは外しなさい」

とおそろいのチタンのネックレスを外していただき 鞄にしまいました そして

「スカートを買ってあげるから その黒いスカートだと暑く見える」

と指摘していただきました

着くとすぐに回転寿司を食べ ご主人様の半そでのシャツを探してみました
なかなか気に入るものがなく 果物の切り売りをしていたところで

「お前 スイカ食べたいって言ってたよな 食べるか」

とスイカを買い二人でそれを立ち食いしました 美味しかったぁ・・・

私のスカートを探そうということになり
何軒かお店をまわり ピンと来るものがやっと見つかった時 
何着か試着して見てもらいました

ピンクのスカートが目にとまり ふたりともこれ可愛いと息投合したのだけれど
サイズがなく 白で同じ型のもの タイトな白 と何着か試着室に持って行きました
白は 意外に透け透けで 却下となり またあらためて選びました

柄が入ったちょっとひらひらしたスカートに趣を変えて試着して見ました

「うん それがいいよ」

私も気に入って いろ違いや他の柄も試して見たけれど これっていうものは
淡いピンクの柄の 裾がひらりとして長さが違うスカートでした

お互いに納得して それをご主人様に買っていただきました
トイレで着替えて お店を出ました

ご主人様が煙草を吸うために立ち止まっていると さっき見た白いスカートが気になり

「もう1度戻って 白いスカート買っても良いですか」

と言い 煙草を吸い終わってから もう1度お店へ行って白いスカートを買いました
そして 美味しいメロンパンがあるからと行ってみると焼きたてのメロンパンでした
外はカリカリ 中はもちもち。。あっという間にふたりで1つのメロンパンを食べてしまいました 

そのあと 見たい映画はないし 焼肉を食べるには お腹がすいていなかったので
ちょっと休憩もかねて 公園へ行きました

木陰では 風が涼しく感じました もうお花が終ってしまった桜の木でした

とりとめもない色々な話しをしたけれど 1度帰って 日用品を買いに行こう 出なおしだ
ということになりました

私はスーパーで ハムのさっく さくらちゃんのために高野豆腐を買うことを提案しました
うちにいたハムちゃんは 高野豆腐が好きだったので 試して見たかったのです

レジを済ませ 家に帰りました

さっくを外に出し 高野豆腐を割ってあげてみると 
両手で抱えながらカリカリと食べてくれました そしてまだ大きい高野豆腐をくわえて
自分の家に一目散したことには 笑ってしまいました

お腹もすいて来て 再度出かけました 
駅に着く頃 空を見上げた私は ほっそりとした月と大きな星を見つけ

「お月様~ あれは金星かな」

とご主人様に言いました もうとっくに知っているかのような返事が返ってきました

焼肉をお腹いっぱい食べて帰ってきました
ふたりとも久しぶりの焼肉だったのです

首輪をしていただいて
パソコンに向うご主人様の横に座らせてもらい 記事などを見てくつろいでいました

それから 一緒にシャワーに入りました
ご主人様の背中を 丁寧に洗わせていただきました

シャワーから上がり 私のチタンのネックレスがなくなっていることに気がつき
鞄の中をごそごそ 洗面所やトイレまで探したけれど 出てきません
思い返すと 首輪をして下さった時に ネックレスはしていなかったと ご主人様は言います
なんとも不思議なことでした しょげている私にご主人様は

「おかしい ないな ・・・ 仕方ないな これしていくか」

と自分のネックレスを外そうとしたけれど 売っている場所はわかっているので
帰ったら自分で買おうと決めました

首輪をしてもらい ベッドに潜りこみ 大好きなご奉仕をさせていただきました
私のお口の中で 感じてくれていることがとても嬉しくて 私も感じてきます
”あぁ。。欲しい。。。”身体も心も ご主人様を求めてしまいました

私の中を貫き 何度も上り詰めてしまいました 
激しさを増したところで ご主人様も果てられました
暫く余韻の声が漏れるだけで 私の身体は動くこともできませんでした

眠ってしまいそうなご主人様の背中にくっつき耳元で囁いてしまいました

「おしりにも欲しかったし 縛って写真も撮ってもらいたかったし 蝋燭もしてもらいたかった・・
これは 贅沢ですか」

「どうしてそういう聞き方をする 贅沢じゃない」

「我侭ですか」

「我侭じゃない 俺が悪いんだ」

「何も悪くないです」

素直な気持ちを言ってしまいました そんな自分が子供のように思えてきてしまいました

”このまま 朝がやってこなくてもいい 時間をちょっとだけ止めたい。。”

眠り薬を飲むのがこんなに嫌なことはなかったです



【2004.5.22 ただいま/また今度】-6日目

胸に染み入るものと張り裂けそうな想いをもって帰ってきました。
ご主人様と過ごした日々は 追々綴って行きたいと思います。

*****************

静かに朝はやって来ました
ひんやりと冷たい空気を感じます

私は お部屋の掃除を始めました
そして自分の荷物を ひとつひとつ 鞄に詰めていく手が重く感じました
やっぱりチタンのネックレスは 見つかりません

ご主人様が目を覚まし 一緒に朝ご飯を食べました

「きんぴら うまい」

と言ってくれてとてもほっとしました それから ネットでニュースなどを見ていました

あっという間にお昼がやってきて ちょっとだけゆっくりしようとベッドへ行きました
家を出る時間を考えて 目覚ましをかけ横になるご主人様に必死にくっついてしまいました

我侭が顔を出し くちびるに触れたくて ご主人様を感じたくて
耳元でこっそり何度も呟いてしまいました

「舐めたい。。」

微動だにしないご主人様が 少しだけ許してくれて 身体にくちびるをあてました

「離れたくないよ・・・」

胸が窮屈になってしまっていました

暫くして ご主人様は 私の呟きを許してくれました
心をこめてご奉仕させていただけることへの感謝の気持ちでいっぱいになりました

「お前にそうされると」

と起きあがり私の足を広げました

「自分で しなさい」

私は手を伸ばし ご主人様のものを自分に擦りつけました
そして その後は ご主人様は 私を上り詰めさせてくれました

「ゆゆのこと 忘れないでください。。」

私は ご主人様に自分を刻み込みたかったのです

それから ゆっくり休むために もう我侭は言わないことにしました
目覚ましが鳴り 残された時間はもう僅かになってしまったことを知りました

眠りに落ちているご主人様になるべく くっついていたいと思いました
動けなくなっているご主人様に

「お前は 俺の後に出ろ」と言われ

「一緒に出て行く!」と心を決めていた私がすがる思いで言葉を返すと

「シャワーを浴びてきなさい」と言われました

すばやく シャワーを浴びに行き 身支度をしました
撮った写真をCDに焼いて下さいとお願いしました

身なりが整い 荷物もちゃんとできました
ご主人様がシャワーに入っている間 ご主人様の簡単な食事の仕度をしていました
全てが こま送りのように早く過ぎて行くことに戸惑いも感じました

シャワーから上がってくるなり 私は首輪をつけて下さいとお願いしました

下着姿のままの私に

「服を着なさい」

と言われ 買っていただいたスカートを履きすっかり用意が出来てしまいました
あとは CDをしまい込めば 完了です

「また来ればいいさ なんでそんな顔をする」

どうしても感情が表情に出てしまっているようでした

身を切るような思いで 部屋を後にすると 雨が降っていました
ひんやりとした空気が 私の街を思い起こさせました

電車に乗りこみ 手を握りしめ なんでもないことをお話ししていました
私は いつも持ち歩いている誓約書を出しご主人様に見てもらいました
”これに間違いはないですか”と聞きたく思いました

ご主人様に贈ったお財布と同じメーカーの私のお財布のことを話しているうちに
ご主人様の降りる駅に着いてしまい

「また来る!」

それだけ言ってドアが締まり窓ガラスにくっついていると
見えなくなるまでご主人様はこっちを向いていてくれているのが分かり
その優しさに嬉しくなりました

”いいなー さっく 一緒にいられて・・・”

私はこの言葉を ご主人様のいるところで呟いたことを思い出しました

~「お前だって いるだろ」

「もう死んじゃっていないよ」

「そっか死んじゃったか」

「・・・・・そんなこと言ってるんじゃないもん。。
ご主人様と一緒にいられていいなーっていってるんだもん。。」

「わかってるよ」~

想いや 謝らなければと思っていたことをメールにしました
家までの帰り道では 過ごした日々を思い起こして いろんな感情が出てきました

すっかり暗くなった空を見上げて 
昨日ご主人様と一緒に見た三日月の在りかを探したけれど
どこにも見つかりませんでした

せめて一緒に見たお月様を見たいと 冷たい空に思いをぶつけてしまいました

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