「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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第7話~戦乱の導き手~
~戦乱の導き手~
「………似合いますか?」
昨日買った洋服をリプレに見てもらいながら私はリプレに聞いた
「……前と変わってないんですけどー?」
リプレの顔が笑っているのに笑ってない様に見えた
「変わってますよ!穴が開いてないでしょ?ほらー」
「…まあ、良いんじゃないかな?可愛いよ」
尻尾を持ち上げるとスカートが捲れるからね、
と付け加えて笑いながら家事の仕事に戻るリプレに対して
ガゼルは机に頭を乗せてつまらなそうにしていた
「おい!」
「?」
「つまらん」
「…大丈夫?」
「何が?」
「頭ですよ!いきなりつまらん…って…意味がわからない」
「悪かったな!そうだよ!俺は頭が悪い!!」
「自慢する事じゃないよ」
机から顔を上げて自分の頭の悪さを語るガゼルに起きてきたレイドが冷たく言った
そうしている内に次々と起きてくる人を見ながら何処が暇なのかが少し疑問になる
まだ一日が始まったばかりなのに…
「おはぁ…よう」
ハヤトとソルが同時に居間に入って来るのを見つめながらパンを口の中に詰め込んだ
欠伸をしているハヤトの口の中にナツミがパンを無理矢理入れたりしてて
朝ご飯はとても楽しかった。
いつもの事だったが、ガゼルのつまらない話を聞いた後はとても面白く感じた
「調子はどう?チョコ?」
ご飯を終えてかたずけを済ませた机の上に頭を載せているチョコと同じ格好をしているカシスが言った
「制約が解けてからあまり変わりませんけど…戦闘では役に立てると思います」
「そっか…期待してるね?」
「うん!期待してて下さい!」
「俺はちょっと嫌だけどね…」
前の席に座っているハヤトが不満げな声を上げた
「チョコってさ…4歳だっただろ?」
「…4歳!!?」
何故か本を読んでいたトウヤがチョコの顔を見つめた後に大声で聞き返した
「4歳って…子供じゃん!!赤ちゃん!?」
「………」
何をどう言って良いのか、確かに4年間を生きた事しか覚えてないし
この間、4歳の誕生日…とか言われたような気がする…
「4歳だったんだ!!4歳!4歳なんだってー!リプレー!4歳ー」
「……4歳で悪かったですね!これからは4000歳にします!!」
「しますって…それに年取りすぎ…」
笑いながら息をするのも辛そうなカシスが急に真剣な顔になった後
「4歳で良いじゃない、ねー?天使と私達とじゃ理屈が違うし…」
そう言って頭を撫でてくれたので目を閉じてしばらく撫でてもらっていた
「基本的に天使に男女の性別も無いし、霊的な物質で構成されて…」
「あー…そんな事も言ってましたね…私は違いますけど」
撫でる手が止まった所で目を開けて顔を上げた
「一応天使見習ですけど…人間を元にして作られた天使なんで…」
「じゃあ!基本的な事は私達と変わらないんだ!」
「うん…寿命が長いのと魔法の知識があること以外は…殆ど変わらないと思います」
その言葉を聞いたハヤトが嬉しそうに笑っていた
「じゃあ、天使ってより人間に近いんだ!よかったよかった」
その言葉の意味が理解できずに顔を傾けるチョコを見てハヤトが付け加えた
「天使って何だかさ…偉い人みたいで…」
なるほど…と思ったが、今まで遠慮していたかどうかがそもそも謎だった
そう話をしている間、ガゼルは普通に話を聞いていたが
みんなが外に行くと言い出すとまた不貞腐れた顔に戻っていた
「ああーー!もう!俺は寝るぞ!寝る!」
そう言って部屋に行ったまま戻ってこなかった
全員が散り散りになって行動しだしたのを見てなんとなく溜め息をついた
これと言って行きたい場所も無いし…会いたい思う人も居ないし…
「どうしよう…つまんないよ…」
このままじゃガゼルと一緒になってしまう…
こう言う時に誰かが声をかけてくれたりしたりして…
そう思いながらその誰かを待っていて約30分近く経ったかもしれない…
リプレのかたずけの音が聞こえるだけで、誰かが来ると言う気配は感じなかった
何だか…眠っちゃいそう…
机に顔を伏せて少し目を瞑ってみた。
風や鳥の鳴き声が静かに通りぬけて行く…
回りが暖かくなった感覚に襲われてそっと目を開けた
背中には毛布が掛けられてて、とても気持ち良く感じた
「あ!起きちゃったんだ」
リプレの声が聞こえてのろのろと返事を返した
「まだ眠いかな?気持ち良さそうに寝てたもんね」
「うーん…すっごく気持ち良かったんだもん」
椅子から立ち上がって思いっきり背伸びをした
顔を洗うと眠気が一気に飛んで行ってそれがちょっと残念だった
アヤやナツミ達も帰ってきて騒がしくなっていた居間に新しい声が届いた
「公園で反乱が起こったんだ!!」
走って帰ってきたジンガが息を切らせてちょっとだけ嬉しそうに言った
チョコは暖めてもらったミルクを少しずつ飲みながら話を聞いていた
今は税金を払えなかった人達が反乱を起こしているらしい
「助けに行きたいんだ…」
ジンガと一緒に見に行っていたハヤトがゆっくりと言った
「……わかった…行こう」
集まっていた皆が立ち上がって玄関に向って行く
声はかけてもらえないかもしれない…心臓が少し早く動いている
「チョコ!行かないのか?」
レイドの言葉…嬉しくて、剣を背負ってレイドの背中に飛びついた
笑いながら頭を撫でてくれて尻尾がパタパタと揺れていた
とても良い気分だった、ガゼルの案内で工場の抜け道を走り抜けて行く
細い道で戦って居るようで何とか持ち堪えている感じだった
赤い鎧の騎士?髪の毛のない人…年齢は高そうな人達だった
その赤い鎧の人…ラムダはレイドの昔の先輩らしく
「あそこで追い詰められている奴等を全員救ってみろ…」
らしき言葉を言い放ってきた
工場区には召喚師まで集まってきていつ吹き飛ばされても可笑しくないと思う
「…助けよう!!」
ハヤトの言葉で止まっていた皆が一斉に動き始めた
金の派閥の召喚師…なのかな?筋肉おじさん…だよね?
金色の鎧を着た兵士の腹を蹴り上げて気絶させて行く
反乱を起こしている人に気を取られていた所為か何とか楽に一人を助けることができた
「…一旦逃げるぞ!!捕まっちまったら意味がねえだろ!!」
ガゼルの叫ぶ声が耳に届いて走って皆の所に戻った
「大丈夫…騎士団は無闇に人を殺したりしないよ」
レイドの言葉にハヤトは渋々頷いて同意していた
ハヤトの顔には悔しさなどが滲み出ていて、かなり恐かった
皆を助けれなかった事を後悔してるのかもしれない…
自分の力の無力さを考えてるのかもしれない…
4人からは暗い空気がしばらく流れつづけていた
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
終了です~^^;
私は特別な力がある主人公はあまり好きじゃなくって^^
だから一応脇役の気持ちになっているわけです~♪
雰囲気が少し違うようにしたかったんです…
ジンガさんとか出て来て無いですね…
だって…人がたくさん出てくると混乱しちゃうんだもん!!!
会話も覚えてないので…書けません^^;
ごめんなさい!!!
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