… コ コ ロ の 奥 …

forever







今日、また人が死んだ。

それは私のおばあちゃんの弟で、
私には直接、関係のない人。
お父さんに
「会った事があるんだよ」
って、言われた。
だけど、私は覚えてない。

幼い頃にあったことの事なんて憶えているわけでもない。
なのに、
顔が思い出せないのに
声や温もりさえ想いだせないのに
どうしてこんなにも 涙が溢れてくるんだろぅ。

おばあちゃんは世間で言えば、
寝たきり状態で。
最近は特に具合が良くなくて
自分の弟が具合が良くない事を知っても、
お見舞いに行く事すらできなくて、
ただ
ベッドの上でひたすら願うしかできなくて。
そんなおばあちゃんを見て、
なんか、私まで涙が溢れてきてた。
溢れるだけじゃ とどまらなくて、
こぼれおちた。
いつのまにかおばあちゃんの瞳にも涙があった。
私はおばあちゃんの手を握ってあげる事しかできなかった。

知らせがきて、
声にならない声でおばあちゃんは泣いていたと思う。
私は側にいながらも手を握ってあげる事で精一杯だった。
あんなに願ったのに、どうにもならなかった。

しばらくしてね、
おばあちゃんは私に、
「あんたの高校受験までは生きてるからね」
って言った。
私は何て答たら良いのかわからなくて
少し間を置いてやっと、
「何いってんの。結婚してもそれからも生きててよ」
って、震える声でそうこたえたのがやっとだった。

人が死ぬって、どういう事なんだろうね。
ただその人が一人だけ
この世界からいなくなるだけなんじゃないの?
ただ
それだけなんじゃないの。

私は誰にも死んでほしくない。
せめて
私が
友達と呼べる人や
家族といえる人
好きだと思える人にだけは
死んでほしくないんだ。
いなくなってほしくないんだ。
今日、あらためて思ったんだ。

永遠ってないのかな?
そぅ、思っちゃいけないのかな?

ねぇ。
死ぬってなんなんだよ・・・・・・・・










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