こまた☆たまこのジュネーヴ通信

6ヶ月(2005/8/8~9/4)


20週 (本格的マタニティーウェア・デビュー)

無事に6ヵ月目に突入。折り返し地点ということですかね・・・。あと、半分か・・・。なんだか感慨深い。つわりで苦しんでいた頃には、6ヵ月なんてまだまだ先の先だと思ってたしなぁ~。折り返し地点に来たところで、あと数ヶ月で確実に「ちびたま」と引き離されること想像したら、ちょっと切なくなった。(笑)また、後期に入ったら入ったで、どんどんお腹が大きく重くなってきて、早く生まれてくれぇぇぇぇぇ~って思うんだろうーな・・・はっは、我ながらゲンキン。

最近の「ちびたま」ったら、その存在感を日に日に増している。つまり、ここにきて、お腹がずいぶんと目立つようになってきた。これまでは、季節柄ウエストの無い綿やスウェット生地のサマードレスなどを着で過ごしてきた。(わたしは元々良くそういう格好をしていたので新しく購入はしていない)例えゴム仕様でも、ウエストのあるスカートなどはきつく感じるようになってきたので、妊婦用ボトムを数着購入することにした。

わたしのお腹が本格的に大きくなるのは秋・冬なので、夏物はもう必要が無い。ところが、当然のことながらセールになっているのは夏物ばかり。秋・冬物すら置いていないところもある。あったとしても品薄。ふぅ~っむ、どうしたものか・・・・・。仮に2人目が出来た場合、同じシーズンに妊娠期間を過ごした方がマタニティーウェアーが再利用出来て便利だな・・と思う。

結局、ウエストの部分が腹巻のような生地になっているオールシーズンOKっぽいボトムを3着ほど購入した。着てみると、らぁ~く・らくっ!って、ことはそれほど腰周りに肉が付いてきたということなのか???


その後、スイスに帰国してから気付いたことであるが、日本人妊婦もヨーロッパ系妊婦もそのお腹の大きさ自体にはさほど差は無いのだ。では何が違うのかと言うと・・・明らかにその「見せ方」にあると思う。

一般的な日本人マタニティー・ファッションのコンセプトは、あまり「目立たぬように」であると思う。一方、スイスで見掛ける妊婦さん達は、一様に「わたしは妊婦です、そして、それを誇りに思っています」と前面にアピールしているようにさえ感じる。

例えば、夏の間などは、スイスで見掛ける妊婦さんの何人かは、ヘソを出している。イメージとしては、ピタッとしたタンクトップやチビTシャツを着て、ボトムは突き出たお腹の下からはいている感じ。たまにそのヘソにはピアスが付いていたりもする。ただし・・・、この場合、正真正銘の妊婦では無いケースもあるので、席を譲るときなどは細心の注意が必要です。(笑)

記) 2005年8月14日



21週 (妊婦たまこの小さな悩み)

ただいま、日本一時帰国中。っで、帰国以来、困っていることがある。それは、和式トイレ。(笑)デパートや駅のトイレなど、古いビルが多い地方都市では、まだまだ和式トイレが主流だったりする公共の場所が少なくない。

帰国早々、出向いた市役所のトイレが和式トイレだった。お腹が大きくなるに従って、これが結構やっかいなのだ。(苦笑)座るときは何とかなるものの、立ち上がるときにバランスを崩しがち。両手を両壁に付けて立ち上がる真似をしてみる。もちろん、手は届かなかったが・・・・笑。

旨いラーメン屋のトイレが和式だったりすると、急に気分がブルーになる。慣れないうえに、変にお腹に力が入ったりするものだから、日を追うごとに難儀になってきた。これは、「想定の範囲外」だった。(笑)それ以来、良く買物に行くショッピング・モールなど、どの階に洋式トイレがあるか早めにチェックするようになった。


もうどこから見ても妊婦のわたしは、行く先々で妊婦扱いされるようになった。先日など、買い物の途中に一人で入ったファミレスで、案内の人が席まで荷物を持ってくれたりした。しかも、「お暑い中大変ですねぇ~」なんて、言葉までかけてもらっちゃって。レジの女の子は、わたしを見送りながら「足元お気を付けて」なんて言ったりして。何だか、とても不思議な気分がした。(笑)



それから、 大きな声では言えませんが・・・

妊娠して以来、というか、安定期に入って以来、わたしの意思に反して、


いつでも  どこでも、


              あの・・・・・・その・・・・・・・・・・・・・



ぷぅぅぅぅ~~~~ が出てしまうのですっ!




皆、この切実な悩みをどう解決しているのだろうか・・・・・・ハテ?

記) 2005年8月21日



22週 (帰国までのカウントダウン)

スイス帰国まで残すところあと数日となった。早いなぁ~。今週は、帰国までのカウント・ダウンで最初から予定が詰まっている。

まず、母子健康手帳を貰った際に案内された日本で最初で最後となる市主催の両親学級に参加した。総勢17名の参加者。5回コースの初回クラスだった為、最初に簡単な自己紹介をした。ほとんどの人が6ヵ月~7ヵ月で推定平均年齢25~27歳くらい。地方都市は初婚年齢も早いため、初産年齢もそれくらいであろうと予測。

小児科の医師による「母乳育児」の重要性の説明が30分くらいあった後、妊婦体操を20分くらいやって、後半は新生児(生後6ヵ月くらい)を抱えた両親学級の先輩達と合流して、オススメ絵本の話しを聞いた。この新ママと合同で行う試みはとても効果があったようで、その場が一気に和んだ気がした。


翌日は、日本で2度目の妊婦検診に。前回と同様に、待ち時間に自分で血圧・体重を測定し、採尿を済ませた。今回は、母子健康手帳を持参していたのでそれも提出。エコーで胎児の状態を確認して、今回は内診があった。スイスとは異なりカーテンで仕切られた内診台にのぼる。(何だか、変な感じ・・・)

子宮口もしっかり閉じているし、まっ、これなら早産の心配も無いので、長時間フライトも問題ないでしょうと太鼓判を押されて、スイス帰国への心と体の準備は整った。



【おまけ】

わたしは、今回の日本帰国中に、せっせと赤ちゃん用品を購入しました。向かった先は、もちろん「赤ちゃん本舗」と「西松屋」(笑)何しろ、始めての経験ゆえ、最初は何を購入すべきなのかさえ分らず、商品を目の前にして目がチカチカしました。反省し、次からはチェック・リストを持参して買い揃えた品々がコチラ↓

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後記) スイスに帰ってから気付いたことであるが、コチラのベビー服は足の付いているものが多い。靴下付きつなぎみたいな感じのアレである。生活様式の違いからくるんだろーな・・・おそらく。

記) 2005年8月28日


23週 (妊婦と食事の甘い関係)

一ヶ月ちょっとぶりに戻って来ました、ジュネーヴに。帰国便は、混んでいたワリに席が良かった為か?(直ぐ前に席の無い場所だった為、足が伸ばせた)ロンドンまでの長時間フライトは、思っていたほど疲れを感じなかった。ただ・・・・・お腹が空いて仕方が無かった・・・トッホッホ。搭乗直前に買った「サンドイッチ」と「おむすび」を間食し、その合間には、もちろんお夜食のインスタント・ラーメンも完食。本音を言えば、もっとくれっ!って感じ。(笑)この一ヶ月ちょっとで完全に胃袋が拡張した気がする。


ジュネーヴ州立大学病院が提供している両親学級に参加した。週一回一時間半・全5回で、125スイスフラン也。(11,000円くらい)内、100フランは保険会社から戻ってくる為、自己負担は25スイスフランだ。スイスにタダのものなど期待してはいけませぬぞ。

そうそう、この両親学級。わたしが参加しているのは英語バージョンです。ジュネーヴは、言わずと知れた国際都市。このへんは、ビバ!ジュネーヴよね?

クイーンズ・イングリッシュ訛りのある助産婦(ミッド・ワイフ)による最初の一時間半のレクチャーの内容は、主に食事指導・お産までの流れ・早産防止のための過ごし方などなど。参加者は、おそらく中国人・アメリカ人・インド人・もしかしたら日本人(未確認)。週数は、23週~32週くらいまでと様々だった。

内容そのものは、これまで、たまごクラブ「妊娠大百科」などで既に学習済みの事項ばかりで特に目新しい内容は無かったが、たまおさんにとっては非常に勉強になったようだ。妊婦自身は、経験者から聞いたり、書籍やインターネットなどで情報を得ている場合が多いけど、男性に関してはこうした機会でも無い限り積極的に情報収集することは無いだろうから、両親学級はむしろご主人にとって必要なんじゃないだろうかと思う。

ここでも一番興味深いのは、やはり食事指導。基本的な食習慣が異なれば、おのずと食事指導の内容も違いを見ることが出来る。

例えば、今回紹介されたスイスにおける妊娠期間中の理想的な朝食などは、

* 牛乳を混ぜた紅茶かコーヒー
* 雑穀パン2枚、あるいはシリアル
* ちょっぴりのバター
* ローファット・チーズ一かけ、あるいはヨーグルト一個
* オレンジジュース一杯、あるいはフルーツを少し

となってます。

興味深いのは、炭水化物のパンは、小麦粉を精製する前の雑穀パンとなっているところ。とりわけ、日本だったら白米よりは玄米を!となるのだろう。そして、海草などを食べる習慣が無いので、鉄分摂取は、ひたすらミート・ミート・ミート!!!肉を食らえっ!となる。

また、もちろん小魚を食べる習慣もありませんから、カルシウム摂取に至っては、当然、牛乳・チーズ・ヨーグルトのフルコースとなります。ええぇ、ここは乳製品の国・スイスですものねぇ~!?あるいは、カルシウム補給には、カルシウムを含むミネラル・ウォーターを飲めっ!っと言い切ってしまうあたりも潔い。(笑)当然、便秘の解消にも水を飲めぇ~・笑。そして全粒粉シリアルを食えぇぇぇ~・笑。

日本では、生まれてくる子供がアレルギーになるからと、卵や牛乳を制限するように言われるようですが、スイスでは特にそのような指導はありませんでした。そして、間食が必要なときには、りんごかヨーグルトを食べるようにだって・・・・シュークリームやお饅頭じゃないみたいねぇ・・・・・トッホッホ。


今週で6ヵ月も終わり。先週の両親学級参加以来、さすがに食事管理&体重管理の意識が芽生えてきたようだ。数日前、たまおさんに妊娠中のパートナーに言ってはいけない言葉として、「トドみたい」というのをうっかり教えてしまい、気に入った様子のたまおさんは、それ以来、「わたしは殿さま」「たまPはトドさま」なんて、全くシャレにならない表現をするようになってしまった。


さすがに、このままではいけない・・・・・・・    っと、思う。


お腹もぐっぐーーーっんと大きくなるこの時期、このままのペースで太り続けるのは非常に危険な気がする。

記) 2005年9月4日



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