こまた☆たまこのジュネーヴ通信

ちびたま出産記(プロローグ)


12月16日(金)

38週と4日目、12月16日の朝におしるしがあってから、急に気分がそわそわし出した。以前から、週末に生まれてくれたら良いなぁ~っと思っていたので、わたしの気持ちがちびたまに通じたのかしら?っと思う。

1ヵ月前の結婚イベントで動き過ぎたせいで、出産は若干早まるような気がしていたが、やはりといった感じ。これまでの妊娠経過を振り返りながら感慨に耽っていると夕方から生理痛のような痛みを腰に感じるようになった。正確には、生理痛ってこんな感じだったよねぇ~?といった不確かな感覚だ。(笑)

そのまま床につき、翌朝17日、更なる腹痛と腰痛で目が覚めた。



12月17日(土)

ベッドの中で既に腹痛と腰痛を感じた。わたしはあまり生理痛が重いほうでは無いので、わたしの経験している生理痛の中でも重い部類の痛さだ。いよいよなのかしら?

たまおさんにいつもとは明らかに違う腹痛と腰痛があったことを告げ、その他はいつものような土曜日といった普通の1日を送る。いつもと違うところは、先週末辺りから夜の外出を控えていることだ。年末ということもあって、魅力的なお誘いが目白押しなのだが、さすがに出掛ける気にはならない。家で悶々としているのも何だが、いざというときに在宅している方が臨機応変に対応出来そうだしね。

午後になっても鈍痛が続くが、これがいわゆる前駆陣痛というものなのか否か自信が無い。たまおさんに、そのことをぼやいてみるものの、彼も何も出来ないというのが実際のところだ。


そのまま夜になり、相変わらず鈍痛は続いているものの、一定の間隔にならない。

午後7時くらいにキッチンで夕食の仕度をしていると、真っ直ぐ立っているがシンドイ程度の鈍痛が襲ってきた。

物事に集中するのが難しくなってきたようだ。


簡単な夕食をとって、ソファーでゴロゴロするも、何だか落ち着かないので、その日何度目かのお風呂に入り10時頃早々と寝ることにする。ベッドに入ってから間隔を測ると、10分~15分間隔になっていた。

夜半12時をまわり眠ろうにも定期的に痛みが襲ってきて全く眠れない。間隔は相変わらず10分~15分の間で、午前2時半ころ、一度病院に電話をしてみることにした。

電話を取ったミッドワイフ(助産婦)は、わたしの声の様子や状況説明などから判断するに、まだお産が始まった感じではないので、自宅で待機するように指示した。



12月18日(日)

ほとんど眠れないまま、翌日の朝になった。これが前駆陣痛と言われるものなのか、偽陣痛と言われるものなのかさっぱり分らないが、普通の状態ではないのは確かだ。しかし、一定の間隔にならないので次のアクションが取れない。

引き続き落ち着かない気分のため、助産婦の友達に電話でアドバイスを求めることにした。やはり、まだまだ本格的なお産には遠そうだ。お産を進めるために、温かいお風呂に入ったり、歩き回ったりなどのアドバイスを貰う。事情を良く知る人に話しを聞いてもらうだけでも随分と気分が落ち着いた。


痛みに慣れてしまったのか?

10分~15分間隔のままその日の夜になり、5分間隔になったのを確認後、正午0時に再び病院に電話をかけてみる。



・・・・・・・・・・っが、返答は前回と同じ。


更に、陣痛の間隔が2、3分おきになって、しゃべれなくなったら電話して下さい。などと、無茶なことを言うではないかっ!(笑)しゃべれなくて、どうやって電話すんねんっ!?


昨日と同様に早々と布団に入るものの一向に眠れない。

何度も枕元のスタンドの灯りを点けたり、何度も寝返りを打ったりするので、翌日仕事のたまおさんを起こさないようにと、リビングに移動することにした。


心なしか痛みが増したような気がする。じっとしていられないような痛みだ。

普通の姿勢で居るのがとても辛くなってきたので、両親学級でもらったプリントにあったように、リビングのソファーの上で四つんばいになってみると、とても楽になった。やはり、これが陣痛と呼ばれるものらしい。ちょっと涙がちょちょぎれたりもしたが、意外にも気分は落ち着いていた。

ソファーで四つんばいになっている合間に、廊下をウロウロと歩き回ったりもした。

もうここまで来ると、寝ているよりも動いている方が体が楽に感じる。


午前1時から午前5時くらいまでの間、リビングのソファーの上→廊下→トイレの間を何度も往復する。尿意を感じるものの、15分おきくらいにトイレに行くので既に小水は出ない。胎児が下がってきて、膀胱を圧迫しているのだろうか?


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