いっこずつ…

いっこずつ…

心臓(ファロー四徴症)

心臓術後1日目ICU

2002年11月26日 手術後1日 ICUにて

腕、足、足の付け根、首…たくさんたくさん、あっちからも、こっちからも、
点滴が付いている。
点滴以外にもたくさん色々な物がついています。

“ドレーン”がちょっと怖かった。
ミゾオチ辺りから、2本太い管が出ていた。
胸の中に溜まる血などを抜く管。

数日後に抜いて、傷口は縫う。
胸を開いて手術する傷だけではなく、
ドレーンの傷後も2つ残る。

心臓術後1日目ICU 2

人工呼吸器は鼻から挿管されています。

お顔がパンパンに腫れていました。

ドレーンと、呼吸器は術後4日目に外れました。
ちょこっと泣き声を聞けました。

術後5日でICUから病棟の観察室へ。
無気肺が良くならず、なかなかサチュレーションが上がらない。
術後はサチュレーションが95~100になるはずが、
酸素2リットルで90前後。

それでもやっぱり、話しに聞いていたとおり!!唇や爪の色が劇的に変わった!!
きれいなピンク色に(^0_0^)。

生まれた時からずっとチアノーゼ状態で居たから
気にもしていなかったけど、やっぱり普通の色じゃなかったんだと実感!!

観察室5日目に病室に戻った。



ファロー四徴症(しちょうしょう)
・肺動脈狭窄(肺動脈が細い)
・大きな心室中核欠損(右心室と左心室の間の壁に穴が空いている)
・大動脈騎乗(通常左心室側に有る大動脈が右心室、左心室にまたがっている)
・右室肥大(上記3つによって、負担が掛かって右心室が肥大する)

と、4つの特徴を持った心疾患です。
同じファローでも、症状、治療法は様々。
病院や、担当医師によっても、治療法は様々。

レナの場合、

生後10日1,970gで バルーン肺動脈形成術
で、わずかに空いていた肺動脈弁の穴をバルーンで裂いて広げました。
これは、先生によって色々な様です。

弁を裂くと言うのは、のちのち弁の逆流を起こす一因になる為
シャント手術(人工血管を着ける)を優先する治療法も有る。

バルーンでサチュレーションが80台になったので、シャント手術をせず
根治手術を目指しはしたものの、途中何度かシャントの話し、
在宅酸素の話しは出ました。

泣くとサチュレーションが50台とかに落ちてしまうから。
採血する時も先生が大変でした。
酸素をシューシュー流しながら…ドキドキしながら。

根治手術は


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