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北沢十一さんの詩の引用です。すてきな詩だと思います。 雨 北沢十一雨が降っている雨が降っている朝からずっと雨模様の一日地上には重力があるので重力にしたがって家族の関係を営んでいる疲労も落下する言葉さえ落ちていく雨が降っているぼくはじっと雨の音に耳を澄ませながら公園の芝を歩いてきたきょうは月曜日だ朝からずっと歩き通しで遠い昔のことを考えている競技場のスターティング・ブロック濡れたピストルの音にじんだゼッケンをたたみスパイクのピンをフィルムケースに入れると失速する学校生活が待ち構えていた などとほんの少し甘さのある思い出がぼやけてくるどこへいくのだろう用具庫のマットの上でシャツを脱ぐと泣けてきた目的について悩むのは若いときだけだと思っていたのに
2017年06月24日
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(遠い太鼓:村上春樹:p10:講談社)より引用遠い太鼓に誘われて私は長い旅に出た古い外套に身を包みすべてを後に残して (トルコの古い唄)
2009年07月05日
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(歌 耐える夜の:入沢康夫(著):p5:書肆山田)より引用陶片に一点の暉ここで砂の海は 天とまじわり身を投げて僕には振り捨てたいものの数々
2009年07月05日
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湯気が薄墨色の空に溶けて空をじっと見上げていると時間が止まったようだけれどもみじの葉の輪郭がじわじわとひろがって鮮やかな色を放ちだすと一瞬ごとに世界は生まれ変わっているのだと実感するさっきまで見ていた夢よりずっと 夢のようだ
2009年07月05日
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同じ道を通っても、毎日新しい発見があり、見つけたと思ってもそれは逆に見られてたりする。今日の帰り道、信号待ちをしていたら、郵便ポストがすごくていねいに、息をしているみたいにひっそり、くっきりそこにあって、田んぼで作業しているピンクの割烹着のおばさんがものすごく美しくて素晴らしい映画を見ているようでしたよ。
2009年07月05日
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煙はさわれないよねと、息子が言うのでさわれてるけど感触がないだけだよと、答えましたじっと観察していると煙はゆらゆらとスローモーションみたいに空気に溶けていきますどこまでが煙なのと、また聞かれてどこまでもと、答えました
2009年07月05日
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これを読んでくれてるあなたへたくさんの言葉をならべても あなたの 気持ちは分からない いろいろ 考えてみても あなたの 考えてること分からない 言葉も考えもなく あなたを 体中で 感じられたら きっと それが 愛なのかな
2008年10月12日
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こころは 果てしなく自由だけど 選べないだから 楽しもう と、おもうどこまでも 自由に(ぴのきお27さんが書いたものですが、何度読み返しても気分がよくなるので、勝手に引用させてもらいました。ぴのきお27さん、あしからず)
2008年09月13日
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ShadowShadow,following me everywhere.Is it because you're lonely?You always disappear at night.I suppose you need to sleep ,too.You are like slave.You can't do anything by yourself,Or maybe you're hired by darkness of night.You are black and dark.Is it because you're heartless?Did being a slave make you like that?Maybe you'll be shinny like sunshine,If you could run away.Cry for freedom.You're like a crow,They are dark and black like you,But they are free,ignore them.You are individual.You are lonely,heartless shadow. これは、僕の子が中学生の頃、書いた詩です。僕はこの詩がとても好きです。 あなたはいつか、あなたの父が、あなたが昔書いた詩を、こんなふうに勝手にブログに引用していることに気づくだろうか? わからないけど、そのときには、アメリカ風に、 I love you.
2008年06月30日
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わたしは わかる ほんとうに こころが しくしく するわけを こころが くるしく なるわけを わたしは わかる ほんとうに こころが ぷんぷん するわけを こころが ずしんと なるわけを こころが こんなに さわぐのは あいが みつけて ほしいから あいが きづいて ほしいから あなたは あいよと いってるのみすヾ風5からの引用です。
2007年03月10日
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うすくひろがる だいだいの ひかりがきらきら とけてゆく よるのお空に とけてゆく とおくのお山と 鳴くからす みんないっしょに とけてゆく はたけもたんぼも このみちも くさのにおいも あの森も みんないっしょに とけてゆく よるはこわいと いうけれど みんなこわいと いうけれど わたしは ぜんぜんこわくない みんないっしょに ねるのにね みんないっしょに なるのにね みすゞ風 4 からの引用です。
2007年03月04日
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わたしのおててはなぜあるの わたしのお顔はなぜあるの 誰に聞いてもわからない わたしの涙はなぜでるの わたしのこころはなぜあるの 誰に聞いてもわからない それでも体はいきている それでもこころはうごいてる それでもわたしはうれしいのみすゞ風 3 からの引用です。
2007年02月08日
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青いお空はにているの わたしのこころににているの 雨にかみなりくも雪と ころころかわるなぜかわる それでもお空はうごかない じっとしていてうごかない わたしのこころににているの みすゞ風 2 からの引用です。
2007年01月26日
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もやもや なんか心の奥の奥 むずむずもやもやしていたら にげずにさけずにとりだして ちゃんとながめてあげるのよ きっとこころのもやもやは こわいものではありません みんなこころのもやもやを こわいこわいとさけるから どんどんどんどんあばれるの むずむずもやもやしていたら にげずにさけずにとりだして ちゃんとながめてあげるのよ みすゞ風 1 からの引用です。
2007年01月26日
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引き続き、きょうは、ulandさんの詩を紹介します。 初めて見る僕の顔街を歩いていると 皆初めて見る同じ顔初めて見る顔なのに 見覚えがあるのだ気がつくと 初めて見る僕の顔
2006年10月26日
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きょうはすてきな詩の収穫日です。Eiliさんもまた、光の中で広がる世界というすてきな詩を書かれていますので、紹介します。 『光の中で広がる世界』 都会のビルの森の中で 一人だけのひっそりとした 空間を見つけ出し 軽く瞼を閉じ 息を静かに吐き 脳内に落ちてくる 水滴のような光の粒子の音を聴いていると 僕は気付かされる… 僕自身が周囲に溶け込んでゆくのを 魂がむしろそれを望むかのようにして 浸透してゆく世界を そして…満ちるのだ 何度か訪れる この奇妙な感覚に 僕は漂う 静かな空間の微細な音や息吹さえも 自分の中に浸透し 充満してゆく 僕のなかに世界が入り かわりに 僕自身は世界に溶け出してゆく すると解るのだ 僕があなたと違わない理由を 君も僕も同じであることを その差異に 視点の違いが生じている意味は 観察…という触手 つまりすべてが自分自身であり 同時に全体の一部である 大いなる全体の小さな触手の宿り主が 僕たちなのだと
2006年10月25日
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天使さんが僕の書いた詩のようなものにたいしてコメント欄に書いてくれたすてきな詩がありますので、あらためて紹介します。 大きな木何年も 何十年も 何百年も同じ場所にいる 大きな木その木には 鳥たちが ひと休みしたり人や動物が日差しから避けるために集まったり虫たちが巣を作ったりするそして 時には何も言わなくて ただ聞いてくれるだけの木そんな 木を見ていると優しい気持ちになれる。知覚するのでもなく認識するのでもなく自我もないあるのは自分と木が一つになった瞬間だけ
2006年10月25日
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空を見る人
2006年10月08日
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Eiliさんがクリシュナムルティをめぐって、gaMeさんに詩を書いてくれました。Eiliさんの書いてくれた詩です すてきな詩でしょう? これまでブログの中で、クリシュナムルティの引用や、クリシュナムルティに触発された言葉なんかを、ずいぶん書いてきて、コメントもいろいろもらいましたが(もちろん、それはそれで楽しませてもらってます)、詩を書いてもらえるだなんて、思ってもみなかったな。光栄だな。 詩の中では、gaMeさんの真剣な面だけが強調されていて、ちょっと照れてしまいます。じっさいのgaMeさんは、かなりいいかげんに暮らしています。 ただ、この詩を読むにあたって、たまたま「gaMeさん」という人物が登場しますが、この詩はあきらかに、Eiliという詩人の詩です。 Eiliさん、ありがとうございました。
2006年08月13日
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