タロット・リーディング Tao House

タロット・リーディング Tao House

PR

×

プロフィール

Tao0309

Tao0309

フリーページ

サイド自由欄

設定されていません。

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

NATURE'S GIFT プリマーターさん
おいしい暮らし かよはにさん
うみはひろいな や… たま(=^・^=)さん
和み あずきの毎日 和み あずきさん
ちいさなたね ちいさなたねさん

コメント新着

nerori @ Re:ちいさなたね 手仕事の会(11/18) 綾瀬肉住んでます2ヶ月の赤ちゃんの新米マ…
名無し@ Re:カンフーパンダはスピリチュアルか(03/19) カンフーパンダはディズニーではないです……
田中 美穂@ Re:ちいさなたね 手仕事の会(11/18) はじめまして。足立区に在住し、1歳9カ月…
Tao4802 @ Re:こんにちは! はにわのおかみより(10/27) かよはにさん おお、宇野千代さん。 彼…
かよはに @ こんにちは! はにわのおかみより 今、有名な女性は、わかりません。ごめん…
2009年07月05日
XML
カテゴリ: 日本語あれこれ
うっとうしい天気が続きますね。

この時期、よく歌う歌があります。

**********************************************
「あめふりくまのこ」

お山に雨がふりました あとからあとからふってきて ちょろちょろ小川ができました
いたずらくまのこかけてきてそうっとのぞいてみてました さかながいるかと見てました
なんにもいないとくまのこは お水をひとくち飲みました おててですくって飲みました
それでもどこかにいるようで もいちどのぞいてみてました さかなをまちまち見てました
なかなかやまない雨でした 傘でもかぶっていましょうと 頭にはっぱをのせました



正直なところ、最近のこどもむけの歌は好きじゃないんです。
とにかく早いっ!そして元気よく、大きな声で、明るく、たのしく!
まるで元気がよくて明るくて楽しくなかったらこどもじゃないみたい。
冗談じゃありません、こどもだって辛いことも悲しいこともあるんです。

ただどうしていいかわからなかっただけなのに大人に叱られ、ただなんていっていいかわからなかっただけなのにおともだちとけんかになり、たぶん大人よりもどうしようもない負の感情をちいさな身体いっぱいにためていると思うのです。

だからこそ、そういう気持ちによりそってあげる歌がもっとあっていいのに。

そういう意味ではこの「あめふりくまのこ」は、短調ではないけれど、ちょっとものがなしさを感じさせるゆったりとしたメロディラインで、このなにげなく憂鬱な時期のこどもの気持ちに共鳴してくれそうです。そして詩がシンプルでうつくしい。これは和歌以来の日本の「詩」の特性だと思うのですが、削って削って研ぎ澄ませることで、より豊かな情感を表現することができるのだと思います。前にもどこかで書いたけど、ラップやるなら英語でねっ!っていつも思う…。

それと、明るく楽しく元気よくの延長上だと思うのですが、こどもの感性をなめてるだろ?と思うような歌が多すぎやしませんか?パンダとかウサギとかコアラとかが出てきて可愛きゃいいってもんじゃないでしょうよ?こどもの頭にはアニメみたいなキャラクターの世界しか楽しめないと思ってない?ほんとに失礼しちゃうわ、ぷんぷん…ってこどもが思ってるかどうかはしりませんが。たしかに食いつきはいいしね。

でも、こどもには大人顔負けの豊かな才能と情感があふれています。だからこそシュタイナーでは敬意を持って「小さな人」と彼らを呼ぶのです。

かつて日本でも「赤い鳥」という児童雑誌が刊行されていたことがあります。日本が欧米列強と張り合って戦争へと突入して行こうとする時代、児童文学も(悪い意味での)国粋主義・戦争賛美の方向にむかっていました。そんな中で、ほんとうにこどもたちのための本をと、鈴木三重吉という人が提唱し、芥川龍之介、有島武郎、泉鏡花、北原白秋、高浜虚子、徳田秋声などのビックネームがこぞって賛同し、寄稿した雑誌です。

この話をかつてNHKのプロジェクトXで見たのですが、いや、ほんとうに感動しました。作品のレベルがほんとうに高い。かの有名な芥川の「蜘蛛の糸」は「赤い鳥」の創刊号に寄稿された作品だそうで、プロジェクトXによれば、芥川の原稿に三重吉は「もっとこどもたちの感性にそった表現で」とバシバシと赤筆をいれたのだそうです。芥川もその修正を快く受け入れたとか。


その童謡第一号は「カナリヤ」です。
この歌わたしは大好きで、ぽんぽんが赤ちゃんのころからずっと歌ってきましたが、童謡第一号とは知らなかった。そして作詞も作曲もだれだか気にしたことがなかったのです。

作詞が西条八十。この詩を作ったときにはスランプのどん底で、歌を忘れたカナリヤとは八十自身のことだったといいます。
そして作曲は「浜辺の歌」の成田為三。
これを聞いたときにはぶっ飛びそうになりました。


「ひえええ、この曲、為三さんの曲だったんだ…」

テレビの前で硬直したある日の夜でした。

**********************************************
「かなりや」

唄を忘れた金糸雀(かなりや)は 後の山に棄てましよか。
いえ いえ それはなりませぬ。

唄を忘れた金糸雀は 背戸の小藪に埋(い)けましよか
いえ いえ それはなりませぬ

唄を忘れた金糸雀は 柳の鞭でぶちましよか ・
いえ いえ それはかはいさう

 唄を忘れた金糸雀は
 象牙(ぞうげ)の船に 銀の櫂(かい)
 月夜の海に浮べれば
 忘れた唄をおもひだす。
**********************************************

棄てる、埋める、ぶたれる、といった悲しい詞は、日々の中でこどもたちが受ける心の傷に共鳴します(ほうっておくとインナーチャイルドの傷になります)。そして確実に繰り返される「いえいえいそれは…」のフレーズがその傷を癒し、こどもたちの心に安心感を与えるでしょう。

そして、象牙の船に 銀の櫂…
なんてロマンチックなのかしら…(うっとり)
信じて、やさしく待ってあげれば、カナリヤは歌を思い出すのです。
ああ、とってもスピリチュアル~





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年07月05日 09時16分32秒
コメントを書く
[日本語あれこれ] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: