我流乱舞!

我流乱舞!

非情な日常・死する理由・4


彩子に肩を貸して、少しでも遠くに走る。

警察に・・・!
携帯に手を掛け、市の警察署にコール。
間に合うのだろうか?


トルルルル・・・トルルルル・・・

「はい、こちら○○警察署です。」

繋がった!内容を・・・場所を・・・!!
混乱してきた。落ち着け・・・!

「あ・・・、あの、俺今、変な奴らに追われて・・・。そう!友達が・・・!友達がぁ・・・!!」

警察署の対応は冷静だ。

「落ち着いてください。先ず今何処にいるか、分かりますか?最寄のパトカーに向かわせます。」

場所・・・!ここは山奥のホテルの廃墟・・・。

「場所は・・・市の第二高校の裏にある・・・――」

プシュッ!プシュッ!

脚と胸を何かが貫いた。

「うがぁああっ!!!!」

「何か」をすぐに理解出来た・・・。弾丸だ。追い付いて来たんだ・・・・

「どうしました!?今、何処に居るんですか!?」

激痛に意識が遠のいていく・・・。

「山の・・・湖の前の・・・は・・いきょ・・・・・・にぃ・・・」

言い終わる前に、スーツの男に携帯を蹴飛ばされた。

「・・・チェックメイトだよ、お兄ちゃん。少し度が過ぎたかねぇ・・・」

銃口を付き付けられている。
終わった。何もかも。
「ちく・・・しょう!畜生!!!」
悔しくて、涙が出てきた。
せめて、彩子の命が後少し長引くように、彩子をかばう様に倒れる。
彩子の顔が確認出来た。泣きながら、どこか笑って居るように見えた・・・。

「ごめん・・・ね。劉也君。」








「え・・・?」

スーツの男が発砲の仕草と同時に彩子は全力で俺を蹴り飛ばした。
場所が斜面だったため、俺は簡単に転がり落ちた・・・。

パァンッパァンッ!!

銃声が山に響き渡る。

「うぁっ!!あぁあぁああ!!」

彩子の悲鳴。断末魔。
現状が理解出来た。掛けよって、彩子の身体を抱きかかえ案非を確認したかったが、脚と胸を撃たれ、思うように動けない。
髪や顔にこびり付いた。掛け替えの無い者達の返り血。
涙の軌道だけ、赤い肌に白い筋を通した。
「あぁ・・・あぁ!!彩子ぉぉぉぉおおおおおお!!」

スーツの男が近寄ってくる・・・。
俺、死ぬのかな?死んだら・・・またみんなに会えるのかな?
会って・・・謝ったら・・・許して・・・

背後にハイライト。
白黒の車。
赤いランプ。

スーツの男は逆光に身をかがめた。
現状を理解できた、男は、すぐに逃走の姿勢を図った。
掛けよって来る警察官。正義の象徴。

「大丈夫か・・・?すぐに救急車を・・・!!」

安堵から、気が抜けてうっすらと意識が遠のいていく。

「そこの男ぉ!止まれ!逃げても無駄だってンだ!!」

もう1人の警察官は、男を追いかける。
「君・・・。もう安心していいよ。後はオジサン達に任せて・・・?ン・・・おい!」

「かよ・・・こ・・・。りょ・・・」























© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: