「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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我流乱舞!
非情な日常・能力者
「うら!そこ!てい!!」
「ちょっ!まじっすか!?」
「終わりだ!」
「うわ!!そこコンボいれるっすか!!」
鋼拳4 で勝負中である。
鉄?やぁ、知りません。
ゲーム内での死闘は終わり、ダベリモードに突入した。
先に話を振ってきたのは康太だった
「劉也さん~。もう2学期も終わるっすよ?いいんっすか?」
「そう言えば俺学生だったな・・・。3年だし、何か勿体無いから一応卒業しておくかなぁ・・・」
「卒業できるんすかぁ~?」
「悪いが成績は悪いほうじゃない。」
「じゃぁ~・・・丁度いい時間帯っすね!今から準備するっす!」
徹夜で格ゲーで勝負したため、今は午前6時頃。
正直、眠い。ダルイ。面倒くさい。
人間の仮3大欲求が活発化している。
「明日でいいだろー・・・。眠いし~」
康太はいつも以上に爽やかな笑顔を向けた。
「そういうの、根本的な駄目人間って言うんすよ?」
「うるせー!・・・しゃーない、わーったよ。行くよ」
俺は部屋に戻り、カバンを取り出して、中身を確認した。
ノート、筆箱、教科書・・・。どう見ても普通の学生だったんだなぁ・・・。俺
「制服どこだったっけなぁ~・・・」
制服はベットの済みにて確認した。
一応・・・アイロンかけて置こう・・・。
時間はまだ6時・・・。十分時間があるな・・・。
そう思いながら居間に戻った。
「康太ぁ~、お前俺居ない間どうすんの?」
「ん~・・・そうっすねぇ~・・・美穂ちゃんとデートでもしてこようかなぁ?」
「さいですか・・・」
そう言えば、美穂と康太以外に、知らないんだよな、探偵(仮)で働いてる人達・・・。5人とか聞いたけれど。
「あー、美穂と、お前以外で、同じ探偵で働いてる人って・・・どんな人だ?」
「あれ?そう言えば会った事ないんっすよね?じゃぁ、今度事務所に顔出すといいっすよ!前回の救命行動で、結構劉也さん株あがってますからね~・・・。チャンスっすよ?」
「何のだよ?昇給か?」
「やだなぁ~、決まってるじゃないっすかぁ~」
憎い、この爽やかなプレイボーイが憎い!!
人間は本人に自覚が無くても誰かに憎まれるって事があるんだな。
今日はいつも以上にサラサラの金髪が無償になんつーか・・・。うん。
まるで明るいミニチュアダックスを連想させてならない。
「取り敢えず、飯作るから・・・。お前何食いたい?」
「そうっすねー、松阪牛の・・・」
「何か言ったか?」
「嘘っすよ~、食えれば何でもいいっすよ!」
「あいよ、適当に作るわ。」
最近、康太が良く遊びに来る。
飯も何かと俺に世話になってる奴だ・・・。
この手の会話が自然に成立するのも、慣れているからだろう。
俺と康太は、適当な素材で出来た適当な料理を口にして、7時頃、康太は俺の家を出て行った。
最後に「青春エンジョイっす!」と嘆かわしい事をホザイて愛車であるセルシオに乗って何処かに行った。
俺は制服に着替えて、徒歩で学校に行く事にした。
財布よし!生徒手帳は不要か・・・。カバンよし!鍵よし!行くか!!
周りがどんな反応するか少し楽しみだ。ふふふ・・・。
劉也から数100メートル先の曲がり角に隠れる怪しげな少女の影が一つ。
(・・・ふふふ、見つけたわ!矢崎劉也・・・!神速の武とサシの勝負で勝利したという・・・。アイツを仕留めれば私の名は・・・ふふふ。)
「私の作戦Aで、奴の隙をついて・・・。」
作戦Aとはこの少女が徹夜で考案した、萌えシチュ隙アリ!作戦の一つ。
『遅刻遅刻!!』と叫びながら曲がり角を曲がろうとした劉也にボディ-タックルをかまして、『あいたたたた、だ、大丈夫ですか?』と上目使いで誘惑。『あ、その制服!私と同じ学校じゃないですかぁ~』で話を合わせて、動揺した隙に顔面にエルボーを一発!!という画期的な作戦である。
劉也はその作戦に気づかず、曲がり角に接近した。
(・・・・今だ!!)
少女は劉也に殺気満々で突撃した。
「遅刻遅刻!!!!!」
「見切った!!」
「えっ!?ちょ!!」
劉也は軽やかにバックステップをし、突進してきた少女に足を掻けた。
その速さは、必殺仕事人の人達真っ青の早業だったという。
「おわああああ!!」
ズガガァー
勢い余って前方1メートルほど吹っ飛んだ少女。
「あぶねえな・・・。バーカ」
劉也はそう言い捨てると、その場を去っていった。
普段は足掛けはしても、一言余分には言わない劉也だが、徹夜のストレスもあって発してしまったのだろう。
「な、なな・・・何て奴・・・。レディーに対して足掛けなんて・・・!それも一瞬の躊躇も無く!!!・・・ムカつくわ・・。」
少女はそう呟くと、更に燃え上がり復讐の意を決した。
8時02分。学校。
劉也は軽く挨拶するため、職員室に向かった。
「失礼しまーす。」
入った瞬間、職員達に嫌な目をされた。
「矢崎か!何しに来たんだ!!」
第一声がそれですか、そうですか。
「何しにって・・・。まるで教師に有るまじき態度ですね。俺は只普通に学校に通おうと思っただけですよ?教師として自覚が無いんじゃないんですか?一応俺もこの学校の生徒ですからね。それともアレですか?反面教師でも目指してるつもりですか?」
懇親の嫌味をぶつけた。後悔はしていない。
「五月蝿い!!お前はいつもそうだ!口を開けばいつも一言も二言も多い!!もうちょっと社交性を持ったらどうなんだ!そんなんじゃ社会にでたらやっていけないぞ!」
このまま続くとイタチごっこになるので、劉也は中断した。
「あー、さいですか。んじゃ俺行きますね」
「まて!矢崎!!まだ話は・・・」
職員室を出て、自分の教室に向かった。3-3の教室。
教室に入ると、辺りが急にザワついた。
(矢崎じゃんアレ・・・。髪型変ってるし・・・遂に不良デビューとか?)
(まさか・・・。構って欲しいだけじゃない?)
(またきやがった・・・。殺人者め・・・。)
(何しに来たんだろう?まさかクラス巻き込んで無理心中とか?こわーい)
「チッ・・・」
予想通りの反応で思わず舌打ちをした。
一番後ろの窓際、俺の席だ。そこに座ろうとした瞬間後ろから大声が聞こえた。
「あ・・・おはようございます!!!!!!!!矢崎さん!!!!!!」
「おぉ!?」
後ろを見てみると、武の病室に居た、武の仲間が2人。
でました。明らかに偏差値的に入れなさそうな奴が同じ学校に居る学校の七不思議。
「あぁ・・・お前等同じ学校だったのか・・・。どうだ?武は元気か?」
「順調に回復しています。今はリハビリとか色々頑張っているようで・・・。」
「そうか、それは良かった。」
「はい!!治ったらまた、バイクで勝負したい!といつも言ってますよ!」
明らかに偏差値が低そうな不良のこの発言でクラスが更にざわついた。
『え!?どういう事だよ矢崎』
『武ってあの暴走族の・・・』
『遂に矢崎暴走族デビュー?(笑)』
「あーあ・・・。お先真っ暗だ。」
悪い空気が立ちこめている。重い!視線が重い!!!!!
「みんな五月蝿いぞ!!矢崎さんは武先輩の命の恩人だぞ!!嗾ける奴は俺がぶっ潰してやるぁあ!!前にでねぇか!!!」
「バカ!お前、余計俺の印象が悪くなる!騒ぐな!!」
「あ・・・申し訳ありません・・・・。」
クラスがシーンと静まり返った。
何この無言攻撃。いじめ?せめて誰か友達と会話くらいしてくれよ。
「取り敢えず、お前自分のクラスに帰れ・・・。」
「矢崎さん・・・。」
HRのチャイムが鳴った・・・。
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