我流乱舞!

我流乱舞!

非情な日常・退屈な時間


劉也の家に康太は遊びに来た。

「劉也さん、やりますねぇ~?何処までいったんですか?Aすか?それともBすか!?それともそれとも・・・!!!!」

康太が最高潮の笑顔で劉也に質問してくる。

「何もしてねーっつの・・・。・・・・ぶっちゃけると家賃だけ払ってもらって、3日くらいで根を上げて家に帰ると思って誘ったんだが・・・。本格的に住みこみやがった・・・。」

何故か梓は、家を売り、資金を作り、本格的に劉也の家に世話になっているのだ。

「うわぁ~・・・腹黒い・・・。劉也さん駄目っすよ~!あんな可愛い女の子の純情持て余したらぁ~。」

「純情?ははっ、今の女子高生にそんなの無いって!時代は変るんだぜ~?康太ぁ~」

康太は納得した。

「確かに、今の女子高生は誰にでも股開きますからな~・・・。」

「お前、結構ヤるタイプだな?」

劉也はからかうように言って見せた。

「へへ~、俺も若いっすからねぇ~」

「はははっ、でもコンドームは忘れるなよ?もしかするともしかしちゃうからな~」

「そんなのわかってますって!!俺も既成事実とかには気を付けてるっす!」

太陽が真上に昇っている昼間に、下ネタトークで盛り上がっている2人の所に梓が参上した。

「ねぇ、劉也?コンドームってなーに?」

突然の爆弾発言にその場の空気が凍りついた。

「・・・・・。」

「・・・・・・・・。」

「ねぇ・・・?」

YES!純情!!!!!

劉也は答えた。

「梓よ、無知とは罪だぞ・・・・。」

続けて康太も答えた。

「そうっすよ・・・。答える側を物凄く罪な気持ちにさせるっすよ・・・。・・・・まだ居るんっすねぇ~・・・真っ白な子って・・・。」

二人はこの子には真っ白で居て欲しい。そう思えた一瞬だ。

「はぁ?何ソレ!?意味判らない。」

そう言い捨てると、梓は再び自分の部屋に戻って行った。

「・・・・。今後下ネタには気をつけるっす・・・。」

「ああ、俺もそうする。」

康太が話しを切り替えてきた。

「それにしても・・・。本気で住み込みって・・・。劉也さんに気があるんじゃないっすかぁ?」

「まさか・・・。俺みたいな外見な奴に好意抱くアホなんていねーよ」

「確かに・・・。でも確かめて見ましょう・・・。」

コイツ。認めやがった。

「・・・・・。お前・・・いや、なんでもない。確かめるって・・・?どうやって?」

康太は再びニヤニヤしはじめた。

「真っ白な女の子の行動は・・・。結構単純なんっすよぉ~?劉也さん、ちょっと大声で、「あ~・・・甘いプリンが食べたいなぁ~」と言って見てください。」

劉也は渋い顔をした。

「何で俺がそんな・・・。」

「いいからいいから!」

劉也は仕方なく承諾し、少し声を上げて言ってみた。

「あ~!甘いプリンが食べたいな~!!」

「ナイスっす!そして後付けに・・・色々付け加えて・・・。」

「冷蔵庫に無いんだよなぁ~!!誰か買って来てくれる優しい人居ないかな~?」

「完璧っす!劉也さん!!」

康太は更にニヤニヤしたが、劉也は更に渋い顔をした。

「おい、お前こんなんで・・・―」

ガチャリ!

梓の部屋のドアが開き、梓が出てきた。

「ちょっと・・・、出掛けてくる・・・。」

そう言うと玄関に向かった。

康太は笑いながら答えた。

「あれ?梓ちゃーん、何処行くの~?」

「別に・・・。」

そう言うと、梓は何処かへ行ってしまった。

と、同時に康太は爆笑し始めた。

「これ間違いないっすよ!!劉也さん!まったく隅に置けないなぁ~!!」

「ん?でも、出掛けるとは言ったが、コンビニには・・・。」

「・・・ふむ、どうやらアレはツンデレ属性って奴っすね・・・。」

「ツンデレ?」

「そうっす。外面ツンツン、内面デレデレ。略してツンデレらしいっす!」

劉也は暫く考え込むと、納得したように手をポンッと叩いた。

「成る程!つまり風俗嬢とかの反対バージョンって訳だ!!」

「へ?風俗???」

康太は意味が判らなかった。ソレを見取った劉也は説明した。

「前の話に合わせると風俗嬢達は、外面デレデレ、内面ツンツン・・・と、外面はお客さんに合わせてイチャイチャしたりしているが・・・。内面は・・・もっと酒飲めや、カモだぜカモ!! とか客の愚痴とか溜めてたりするわけだ・・・。つまりデレツンって訳だ。ツンデレはその逆だな!」

康太は苦笑いした。

「そうかも知れないっすけど~・・・。どーして劉也さんは何か黒い所にいくかな~・・・?」

「性分だから、仕方が無い・・・。ソレより梓、俺に気が合って・・・それも真っ白と来た・・・。コレは・・・ふふふふ」

劉也は怪しい笑みを浮かべた。
それに気づいた康太は梓の危機を感じ取った。

「駄目っすよ!!変なところに売り出したりしたら、承知しないっすからね!!!」

「ははは、冗談だよ。しかし参ったな・・・。」

「大丈夫っすか~?本当に・・・。」

康太は劉也に疑いの眼差しを向けていた。

「なぁ、康太、好意あるっつー事は、まだまだ纏わり付くってことだよな?」

「纏わり付くって・・・酷い・・・。・・・・・まぁ、住み込むっすねぇ・・・。」

「はぁ~・・・。」

劉也は深くため息を付いた。

「どうしたんすかぁ?ため息何てついて・・・。」

「梓が帰ってきたら、すぐ判るよ・・・。」

「はぁ・・・?」

暫くすると、梓が戻り、早足で冷蔵庫に向かい、こそこそとプリンを冷蔵庫の棚に置くと、さっさと部屋に戻っていった。

「よし、康太、お前煙草吸うか?」

劉也は自分の煙草とライターを、康太に手渡した。

「あ、すいませんっす。いただきます」

康太は軽く礼をすると、煙草を咥え火をつけた。

「ふぅ~・・・。で?何かあるんっすか?」

「ああ、そうとも・・・。」

「分った!煙草を吸うとお説教みた―。」

シュッ!!

康太の頬に何か鋭利な物が掠めた。

と、同時に咥えていた煙草がフィルターから切り落とされていた。

「ヒイイイイイイイ!!!!!!」

「煙草は百害合ってなんとやらって、言うでしょ!アンタそんな事も判らないの!?」

部屋に戻った梓が何故か真剣を構え、康太の背後に立っていた。

「こういう事だ。判ったか?康太君。」

「か、かか、確信犯っすよね!?劉也さん!!」

康太は、軽いお説教まがいな事をされると思っていたが、流石にコレは予想外だったようだ。

「ガタガタ言ってないで、煙草の火をさっさと消しなさい!!」

梓は真剣を康太に突き付けた。

「わ、わかったっすよ!!」

「落ち着けないんだ、コレが・・・。」

梓に脅迫されながら、煙草の火を消す康太を見て劉也は何か思い付いたようだ。

「そうだ!康太お前、今日俺の家に泊まって行けよ!」

「ええ!?何でっすか!?」

劉也は微笑を浮かべて答えた。

「まだまだ色々あるって事、お前も体験していけよ。」

「い、嫌っすよ!さっきので十分判ったっすよ!!」

「な?お前も構わないよな?梓。」

劉也は梓に話を振った。

「別に私は構わないけど・・・。まぁ、康太君、折角誘ってるんだし、一泊くらい、していったら?」

「ぐぐ・・・。酷いっすよ・・・。劉也さん・・・。」

こうして、康太は劉也の家に、一日泊まる事になった。







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