「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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花夢島~Flower Dream Island~
8~抑えられない恋心(キモチ)~
そして、何故か今まで以上に麻衣ねえと一緒にいる時間が増えた。俺が一人で出かけようとしても大抵は着いてきたし、家にいるときも暇さえあれば俺の部屋へと押しかけてきた。
それと同時に芽衣と一緒にいる時間が比例して減っていった。俺が麻衣ねえと一緒にいる姿を見てはどこか切なげな表情を一瞬だけ見せて直に立ち去ってしまう。三人でいるときにも麻衣ねえが俺に話し掛けることが多くなり、芽衣との会話は目に見えて減少している。
そんな関係で迎えた8月24日。俺は今日も平凡な毎日を過すのだろうと寝巻きのままベッドの上で寝転んでいると、ドアが少しづつ本当にゆっくりと開いた。
「芽衣。そんな慎重にドアを開けなくても別にトラップは作動しないから大丈夫だよ」
そのドアの隙間から覗いた顔は、芽衣のものだった。芽衣は中にいるのが俺だけなのを確認すると、半分開いたドアを明けきり中に入ってきた。
「あのさ、湊。今日の午後買い物に付き合って欲しいんだけど」
芽衣は俺の微妙なボケを無視して話をすすめた。
「ほら、明日ハルちゃんの誕生日だからさ。誕生日プレゼント買いに行こうかなぁ……と思いまして……」
何かあたふたと理由を述べ始めた。
「えと、その、だからー……迷惑じゃなければ着いてきて欲しいなぁ、なんて思ったりして……」
「そんなことわざわざ聞かなくても迷惑なんかじゃないよ。それに最近芽衣となんか疎遠だったから芽衣と話したいとも思ってたし」
俺がそう言うと、芽衣はぱぁーっと顔を光らせ、そして待ってるからっ、と言う台詞を残し去って行った。
(モテモテですね、湊さん)
俺は湊さんのひやかしを無視し着替える事にした。
そして、着替えを済ませてから廊下で芽衣を待つ。程なくして芽衣の部屋のドアは開けられた。
「じゃあ、行こうかっ」
俺の姿を見つけるとほぼ同時に俺の手を掴み歩き始める。俺は芽衣に歩幅をあ合わせながら隣を歩いた。
「それで、何買うんだ?」
駅前の方へと向かいながら隣を歩く少女に訊ねる。
「うーん、そこが問題なんだよね。ハルちゃん好きなものとか全然教えてくれないからさ」
困ったように悩ましく首を傾げ始めた。
「俺も女子にプレゼントなんてしたことないからなぁ。やっぱり服とかかなぁ」
女子にプレゼントとかする機会なんて今までまるで無かったのでこういうとき何をあげればいいのかさっぱり分からない。心の篭ったものとか何とかよく聞くけどそれだけで済むなら世の男性は苦労しないだろうよ。
「まあ駅前に行ってから決めようよ。きっといいものが見つかるさ」
「うん、そだねっ」
その後暫く歩くと直に駅前に辿り着いた。やはり夏休みシーズンなだけあって学生らしき人で駅前は熱鬧していた。照りつける日光とそれを反射して熱をもったアスファルトから立ち上がる熱。そんな場所に大勢の人が集るものだから体感温度は相当なものとなっている。立っているだけなのに汗がダラダラと流れ落ちていく。
「あー、あちぃ……これは一刻も早く店内に入らないと熱中症になりかねないぞ、マジで」
そんな暑さに耐え切れずに俺は声を洩らした。
「うん……」
芽衣も同じような事を考えていたらしいが暑さで口数が減ってきている。やはり一刻の猶予も無いな。
俺は芽衣の手を引いてデパートの入口をくぐった。
途端に涼しい冷気が上空から降り注いできて何ともいえない心地好さを与えてくれる。火照った体から熱を徐々に奪っていく。それに伴って暑さに滅入っていた気持ちも昂ぶってきた。
「よしっ、じゃあ早速回ろうか」
芽衣が点頭くのを確認した後、俺たちはまた並んで歩き出した。
「何で俺がこんな事を……」
芽衣は何故か唐突に下着をプレゼントしよう、と言い出した。俺は当然の如くその場を芽衣に任せて立ち去ろうとしたが、服の裾を芽衣に掴まれて、「湊は、私のこと見捨てるの……?」と涕を浮かべて俺を見つめてきた日にはもうどうしようもない。俺は断れずに芽衣に着いていった。
そして、着いたのはランジェリーショップ。普段男性が全くと言っていいほど入る機会がない店であって、当然男性の俺が入ったら周囲からの視線が痛いわけで、そんな感じで俺は今周囲からの視線に必至に絶えていた。その上、何故か途中から芽衣の下着選びになっていて、今芽衣は試着室で試着している。俺はその横で独り佇立している。
「うぅ……視線が痛い……」
俺が視線から逃れる為に現実逃避していると、何と言うタイミングだろうか。入口から見知った人影が現れた。
「なっ、亞姫菜さん!?どうしてこんな時に……」
俺はすぐさま隠れ場所を探そうとキョロキョロと辺りを見回そうとするが、別に悪い事をしているわけじゃないんだし隠れる必要はないのでは、と言う考えが浮かんできた。それに亞姫菜さんなら別に問題はないような、そんな気がする。
「あれ、湊さん。こんな所で何をしてるのですか?」
亞姫菜さんは俺に気付くと俺の元へ直行してきた。いや、別に来なくてもいいんだけどね。
「ああ、芽衣が明緋さんの誕生日プレゼントに下着をプレゼントしたいらしくその付き添いとして無理矢理」
まあ無理矢理つれて来られたに代わりはないが、まあ貴重な体験ができたよ。多分こんな事でもなければ一生縁無かっただろうし。
「あれ?芽衣ちゃんはどこにいるのですか?」
「こん中で試着中」
俺は芽衣が入っていった試着室を指差しながら言う。その瞬間試着室の扉が開き下着姿の芽衣が姿を表した。
「ねぇねぇ、どうかな?これー」
芽衣が言い切る前にカウント1で回れ右をして背中を向ける。
「湊、ちゃんと見てよー」
「芽衣ちゃん、女の子のそう言う姿は簡単に男の人に見せてはダメなのですよ」
「あれ、あきちゃん何時の間に来てたの?」
「ついさっきなのですよ。芽衣ちゃんが試着している間なのです」
芽衣と亞姫菜さんが会話をし始めた。これはチャンスだと思い、俺は抜き足差し足でその場から逃げようとする。
「湊……」
背後から聞こえる芽衣の切なげな声に一発でKOされた。諦めて俺は下を向きながら芽衣達の元へと戻る。
「とりあえず芽衣。できれば速く服着て欲しい……」
まだ幼さを残した体型とは言え、それが逆にツボを刺激してくるというか何というか……
「……じゃあ、着替えさせて……」
消え入りそうな声で放たれたその言葉に俺は硬直し、亞姫菜さんは驚きを隠せずにいた。
「あの……今、何て……?」
芽衣は俺の戸惑いの声を無視して続けた。
「奏が着替えさせてくれないなら、私この格好のまま帰る」
これは嚇しですか。芽衣の目を見れば本気である事が分かる。さすがに下着姿の芽衣を大衆の面前になんて曝させたくない。かといって着替えさせるなんてそんなことできるわけ……
俺が悶えていると突然俺の目の前に亞姫菜さんの顔が表れた。
「湊さん、頑張ってくださいなのです」
「なっ!?」
そう言って逃げるように立ち去っていった。
これはもう腹を括るしかないのか……?俺は意を決して芽衣の方を向く。もう何も考えまい、なるようになればいい。俺は靴を脱いで試着室へと入った。
「じゃあ、とりあえず壁の方向いてもらえるかな」
そして、俺は壁の方を向いた芽衣の背後に立ち、プラジャーのホックを外し、肩紐を下ろす。
そして、試着室の籠の中に入っているライトグリーンのブラジャーを手に取り、肩紐を掛ける。そして、カップを合わせストラップを後ろに回しホックを閉める。途中で芽衣の喘ぎ声が聞こえたような気がしたがこの際無視だ。
上での作業を終えた俺は次に下の作業に移る。俺はショーツを腰からゆっくりと下ろしていく。脱がせ終わった後俺は同じくライトグリーンカラーのショーツを手に取る。そして、足を通させると横――ドアの方――を見ながらそれをあげていく。
「ひゃんッ」
後少しというところで突然芽衣が可愛い悲鳴をあげた。
「そ、湊……下着が、擦れて……」
一々芽衣の言葉に耳を傾けていると理性の限界が訪れそうなので先と同じように無視してショーツを穿かせ終えた。
さすがに下着の着替えをさせられれば服の着替えなんて楽な物だ。俺は芽衣に服を着せ終えると同時に頽れる。すっかり憔悴した俺を芽衣はとろけるような甘い目つきで見下ろしてきた。
「あの……芽衣、さん?」
気付けば俺は芽衣に肩を優しく掴まれていた。そして、徐々に顔を近づけてくる。
「私、もう我慢できない……湊と一つになりたい……」
そう言って芽衣は俺の唇に自らのソレを重ねる。俺が唖然としていると芽衣の下が俺の唇を割って侵入してきた。
そして、漸く俺は吹っ切れた。俺の中の欲望を抑えていた理性というなの枷を外し、俺の口内にある芽衣の舌に自分の舌を絡ませる。
そんな甘いキスを堪能していると、芽衣の右手がゆっくりと下っていき、俺のズボンのチャックに手を掛け、引き下ろす。さらにパンツを擦り下ろしすっかり屹立した肉棒を露にした。
「これが、湊の……」
芽衣は唇を離しながら呟きを洩らす。そして、その視線は俺のペニスへと真っ直ぐ注がれていた。
「そんなに見られると恥ずかしいんだが……」
「ふふ、気にする必要ないよ。だってこんなに可愛いんだし」
俺の頬が一瞬で熱を帯びるのを感じた。
「ここ、嘗めたらどうなるのかな?」
そして、芽衣は俺のモノの先端を嘗め回し始める。それと同時に例えようの無い快感が俺を襲う。
「くっ……芽衣、どこでこんなテクニックを……」
「どこでっていわれてもわかんないよ。初めてなんだし」
やがて芽衣は嘗めるだけでは飽き足りないのか唐突にモノを咥え、指で愛撫を始めた。
指で上下に擦られ、芽衣の口の中で嘗め回される。そして、芽衣の口から零れた唾液を吸うようにして俺のモノを吸い上げる。
俺はその快感に溺れながらも手を伸ばし芽衣のその小振りな胸を掴む。
「ひゃっ……ふぁ」
途端に芽衣の口からは甘い喘ぎ声が洩れる。
俺は先ほど着せたばかりの服を逆の手順で脱がす。そして、ブラジャーを上に押し上げて流麗な曲線で描かれた胸を曝し、俺は直に揉みしだく。
「んっ……ああっ!」
芽衣の喘ぎ声をBGMに俺はツンと尖った突起を優しく噛んだ。
「あぁっ!か、噛んじゃだめぇ……そ、そこ、感じすぎて……ひゃぅ!」
それに伴ってに芽衣の反応もどんどん大きくなっていく。それでも尚芽衣は俺への愛撫を止めようとはしなかった。
「くっ、芽衣……俺、もう……」
「いいよ……口の中に、全部出して……」
そう言いながら俺を見つめる薄らと湿った妖艶な眸を見たとき、俺の中で何かの限界を突破した。
「んっ……んくっ、んんっ!!」
芽衣の口の中で俺は欲望をはきだす。芽衣はそれを全て受け入れてくれた。
「はぁ、はぁ……意外と苦いんだね……」
「まあ美味い物ではないと思うけど」
「でも、湊の味がした」
又もや俺は赤面して硬直した。
「だけど、湊の、まだおっきいね……」
芽衣が俺のモノを見つめて言う。それは先ほど欲望を放ったばかりと言うのにも関らず立派に聳え立っていた。
「コイツも、やっぱり中に入りたいんだよ」
俺は芽衣のスカートをずり下ろし、ショーツの下へと指を滑らせる。そしてその割れ目にそって指を上下に動かした。
「ひゃぁん!!な、何コレ……気持ち良過ぎて……はぁ、はぁ……私、ヘンになっちゃう……あんッ」
芽衣は頤を反らし、息を荒げて喘ぎ声を上げている。俺は自分自身を挿入したい気持ちを抑えて割れ目を指で開き、そこに指を入れる。そして、俺は芽衣の中の突起を押しつぶすようにして転がした。
「あぁっ!湊、ダメ……ひゃうっ、何か、ビリビリする……」
「ダメって、でも芽衣のここ凄い濡れてるけどな。どんどん出てくる」
俺は少しだけからかいの思いを篭めて言う。そして俺は指に塗れた芽衣の愛液を自らの口で嘗め取る。
俺はもう一度芽衣のヴァギナに指を埋めると、声を洩らそうとしている芽衣の口をキスで塞いだ。今度は俺から芽衣の口内へと舌を滑らせて行く。それと同時に秘所を指で掻き混ぜるようにして弄り、そこから淫乱な音を掻きたてる。
「はあっ、あぁぁぁん……や、音立てないでぇ……」
芽衣の手が俺の背中に回り、ギュッと抱きしめる。それと同じようにして芽衣の中の無数の襞が俺の指を締め付けてきた。
「芽衣、そろそろいいか。これ以上は我慢できない」
俺は痛いくらいに勃起したモノを見ながら言う。
「うん……速く挿入れて……」
俺は芽衣の台詞を聞いたあと、ズボンを脱ぎきり肉棒を芽衣のスリットに当てる。
「あぁっ、湊が、当ってるよぅ……」
「痛かったら言ってくれな」
俺は始めにそう断ってからゆっくりと先端を割れ目に埋める。その先端が少し入った段階で芽衣の顔が苦痛に歪む。
「大丈夫か?無理そうだったら止めるけど」
「だい、丈夫……お願い、私の……もらってくれる?」
芽衣は苦しいながらも頑張っているんだ。そう感じて俺は思い切り腰を浮かす。そして、俺のモノが半分ほど埋まった辺りで最奥へと辿り着いた。
「くぅ……奥に、湊を感じるよ……痛ッ」
芽衣の膣内では無数の襞がキツク俺自身を締め付けてきてただこうして挿入れているだけでイってしまいそうだった。
「はぁ、はぁ、はぁ……湊、動いて、いいよ……」
苦痛に歪んだ表情を無理に笑わせながら芽衣は言った。俺はその言葉に甘えて少しずつ腰を動かした。
「くっ……あっ、あぁん……何か、急に気持ちよくなってきた……ひゃぅん!」
苦痛に歪んでいた微笑も段々と快感から与えられる艶っぽいものに換わっていく。それに伴って俺の興奮も加速度的に増していく。
早くも2度目の限界が俺を襲っていた。
「芽衣……俺、また……」
「あぁ……はぅ、ひゃぁぁあんッ……はぁ、はぁ。いいよ……湊の、中で出してぇぇ……」
そして、俺は2度目の限界を超え欲望を吐き出した。
「ふぁッ、湊の……精液が、中で……ひゃあぁぁああぁぁんッ!!!」
それとほぼ同時に芽衣の絶頂を感じる声が響き渡たった。
俺は後始末を終え、初めての経験に腰の抜けた芽衣に再び服を着せてやる。しかし、最初のような抵抗や羞恥は最早俺の中にはなく、スムーズにその作業を終える。
服を着せ終えた頃に、漸く芽衣が冷静になり始めたのだろう。先ほどのことを思い出したのか顔を真っ赤にした。
「え、あ、あの……ごめんなさいっ!!!」
そしてダッシュで駆け抜けていく。俺はただ呆然とそこに立ち尽くしていた。
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