花夢島~Flower Dream Island~

花夢島~Flower Dream Island~

11~呪詛~


 誰かが俺を揺すっている。いやだ、起きたくない。まだ俺は眠いんだ。そう思い俺は無視を決行する。
「中々起きませんね。では、これなんかは――」
 一体何をするかと思いきや突如耳に息が吹きかけられる。刹那ゾクゾクっと身体がしびれる。
「ひゃあっ!!」 
 さすがにそれを無視できるほど鈍感な体ではなかったらしい。恥ずかしい悲鳴をあげながら俺は飛び起きる羽目となった。
「なッ、何をッ!!?」
 顔に熱を感じながら上擦った声で先の行為を行った人物へと声をあげる。俺の視線の先にはメイド服を纏った湊さんが楽しそうな顔で腰を屈めていた。
 その俺の叫びを聞くと湊さんは立ち上がり微笑んだ。
「何って、起こしただけですよ」
 そう言って徒な笑みを浮かべた。その笑みを見ているとなんか闘う気力もなくなってくるな……
「まぁいいよ。着替えてから下行くから」
 俺はニコニコ顔の湊さんを外に追いやって着替え始めようとクローゼットを開ける。
「………」
 そしてすぐ閉めた。
「何で女子の制服が入ってんだよ……」
 なんか一瞬で萎えたぞ……一体何考えてるんだか。
 一気に気落ちした体に鞭ちもう一度クローゼットを開け、男子の制服を探しだし、着替える。
 そして俺はバッグを手に持ちリビングへと降下していった。
「おはよー」
 既に朝食の盛り付け段階に入っていたらしい3人に声をかけ、バッグを床に置き僅かながら力になろうと手伝いをしようとした。が、
「私たちの仕事を奪わないで下さい」
 という湊さんの台詞により俺は座って待つこととなった。まあ盛り付けだけだったからそんなに待った訳でもないのだが。
 食卓に並んだ食事に和を憶えながらその味を嘗める様に堪能する。
 その朝食を食べ終わったあと、俺たちは湊さんに声を掛けてから学校へと向かう。やはり知らない人の中に放り込まれるのはいい気分ではない。新たな出合いがどうとか言うけどやはり不安の方が勝る物だ。この学院までの道が憂鬱でならない。
「はぁ……」
 何度目かの溜息。既に一ヶ月分くらいは溜息をついたんじゃないかと思う。
「湊くん、そんなに溜息ばっかりついてると幸せが逃げちゃいますよ」
 麻衣ねえが心配だと言う感情を篭めての発言。別に溜息ぐらいじゃ幸せは逃げんぞ、多分。
「でもやっぱり当日になってみると色々と不安が」
「もう、男なんだからドンと構えてればいいでしょっ。どうせ暫くすれば打ち解けるんだし」
 芽衣の言う事ももっともなのだが、何か請う嫌な予感が馳せてるんだよなぁ。何かこう胸の上の辺りで渦巻くように。
「はぁ……」
 俺はもう一度溜息をつく。不安と嫌な予感、その原因となっている学校を視界に収め、俺たちはそこに吸い込まれていった。



「じゃあ、教室に向かおうか」
 いつかの遍先生に煽動で俺はこれから加わるクラスへと足を踏み入れた。
 そして、先生が黒板に俺の名前を板書きした後言う。
「彼が今日から君たちと共に勉強することになった周防院 湊くんだ」
 そしてここからは俺の出番だ。自己紹介で第一印象というものは大いに変わる。正念場だな。
「始めまして、周防院 湊と申します。これから皆と仲良く過せていけたら、と思っています。よろしくお願いします」
 多少グダグダな自己紹介を終え、俺は漸く辺りを見回す余裕ができた。
「ッ!!」
 そして、冷静になってみて漸く知り合いがそこにいることに気がついた。しかも3人も。
「じゃあー、皇木の隣の席が空いてるな。そこに座ってくれ」
 先生の指示により俺は明緋の隣に座る。気のせいかクラスの男子から羨望や嫉妬の視線が向けられた気がする。
「同じクラスでしたね」
 嬉しそうに、笑みを浮かべて明緋が俺に微笑んだ。そして、それと同時にやはり先ほどの気配は勘違いなどではないのだろうなぁと悟ることとなった。
 見渡せばクラスの男子の視線が須く俺に注がれている。しかもそれにはあからさまな敵意や殺意までもが感じ取れる。
 明緋は恐らくクラスのヒロイン的存在のようなものなのだろうか、多分俺このクラスに馴染める事なんて一生無い……
「はぁ……」
 俺は誰にも聞こえないように小さく溜息をついた。これから先、俺は無事で過していけるのか不安が募るばかりだった。



 そして、長引いたホームルームを終え直に始まった一時限目も終わり、最初の休み時間がやってきた。
 チャイムが鳴ると同時に芽衣が俺と明緋の元にやってくる。
「どう、そうー。こっちの初めての授業は」
「男子からの理不尽な視線が辛くて全然集中できなかった」
 俺は即答した。授業中も関係なく向けられ続けるその視線に俺の精神は既にノックアウト。今日一日で不登校になれるかもしれない。
「ダメですわ。そんなことになったら湊様に会える時間が少なくなってしまいますもの」
 そんなこと言われてもこんな敵意見せられたらどうしようもない……
「でもホントにヘンだよね。男子の雰囲気がいつもと全然違うし、何かあったのかなぁ?」
 多分その何かが俺が着た事だと思うんだが。
「うーん、嫉妬でもしてるのかな。前からハルちゃん男子からの人気高かったし。突然表れた見知らぬ男がそんなアイドルとイキナリいいムードだったら怨まれても仕方ないのかな」
 仕方ないとか言わないでくれ。そもそもいいムードも何も無いだろう。ただ偶然隣になったから話したとかそんな考え方だってできるだろ……
 まあ怨まれるのは仕方ないのかもしれないが、そう思い始めた頃、気付けば既にチャイムが鳴り始めている。芽衣は急いで席に戻り、俺たちは次の授業の支度を始める。
「あれ、教科書がありませんわね」
 暫く机の中を弄っていた明緋が顔を上げてそう言う。
「じゃあ、俺が――」
 明緋のもう一人の奴がなにやら提案しようとした時、それは明緋の以下の声で掻き消された。
「湊様、申し訳ないのですが、一緒に見せていただけないでしょうか」
 その名も知らぬ男子学生は明緋の方を見ながら硬直している。いや、気付けば固まってるのはそいつだけではない。男子全員が一斉に石化魔法を掛けられたような状態。それも束の間今まで以上の怒気が場の空気を満たし始めた。その気配を先生も察したのかどこか落ち着かないような感じだ。
「ホントに、こんなんで大丈夫かな……」
 とてもじゃないが授業に身が入らない。男性群の視線もあるわすぐ近くに明緋の顔はあるわでもう色々なメーターはとっくに右の数値を振り切っている。もうこのまま倒れてしまいたい……
 俺がそろそろ倒れるかと思い始めた頃にタイミングよくチャイムは鳴った。それと同時に俺は机に突っ伏す。もうこの休み時間はずっとこうしてようと思ったが、急に人口密度が上昇したのを感じ、顔をあげてみると俺の周りを360度囲むようにして男子が立っている。顔を引きつらせる物もいれば怒りに震えるものや驚愕の色を浮かべるものなど多種多様だが、それでもやはり一番感じられるのは先ほどから変わらず怒気だった。
「周防院と言ったか、貴様、明緋様と一体どういう関係なんだ」
 どういう関係と言われてもな、コッチに引っ越してきてから偶然知り合っただけだし。
「なら、そう易々と馴れ馴れしくしないことだな。我等がアイドルは貴様のような穢れた奴が馴れ馴れしくしていいような存在じゃないんだよ!」 
 なんつーか何もしてないのに印象最悪だな、俺。さすがに理不尽すぎはしないかなぁ。
 俺がそんな悠長な心構えで座っていると、突如左方から久しく聞いていなかった、最初に会った時と同じような声質の声が聞こえてきた。
「あなたたち、今湊様を侮辱しましたね……?」
 俺を含め男子全員が一斉にその声の主の方へと向く。そこには俯き肩を震わせる明緋がいた。
 そして、その刹那明緋は顔を上げた。その顔は、何と形容したら言いのだろう。薄らと笑みを浮かべてはいるが、それもごく僅かで殆ど無表情である。その微妙な笑みがまた何とも言えない恐怖感を与えてくれる。
「あなたたち、そんなにこの学院からいなくなりたいのですか?」
 そして、淡々とそんな一言を放つ。その一言で男子は渋々自分の席に戻っていく。
「全く、湊様を侮辱するなんて彼ら幼稚園からもう一度やり直すべきですわ」
 いや、ソレはさすがに酷すぎるだろう。こんな一介の男子高校生一人に暴言はいただけでそんなこと起こせたら一体何人の生徒が幼稚園に逆戻りしてんだよ。
「てかさっき言ってた事実際に可能なの?」
 生徒を学院にいれなくさせるなんて生徒にはまず不可能なんじゃないか。
「ああ、ハルちゃんはこの学院の院長の孫だから。それに院長、ハルちゃんに凄く甘いし。きっとあの甘さはお姉ちゃんの作るカレーにも匹敵すると思う」 そうだったんだ。全然知らなかったが、どちらかと言えば今はその比較表現に使われたものの方が気になるのだが。
「カレーなのに甘いのか?」
 カレーなんて甘さより辛さを楽しむものだろ?少なくとも俺はそうだし。
「アレは食べない方がいいですわ、湊様。甘すぎて気持ち悪くなりますから」
 どんなに甘いんだよ……甘すぎて気持ち悪くなるカレーなんて想像できないぞ……
「じゃあ今度作ってもらおうか。湊(ソウ)と湊(ミナト)さんの分だけ」
「いや、謹んで遠慮申し上げるよ。俺は甘いものはそんなに好きじゃないんだ。」
 俺が遠慮申し上げたにもかかわらずに、芽衣は麻衣ねえにメールを出してしまった。もしかしたら今日の夜にでも表れるかもしれないな。
「じゅあ頑張ってね。帰りに一応何か苦いものでも買っておいた方がいいと思うよ」
 そう言って芽衣は席へと戻る。その刹那チャイムが鳴り響いた。
「はぁ……何かまた悩みの種が……」
 真面目に鬱になってきた……
「俺はこの授業寝るから何かあったら起こしてくれ」
 明緋に一方的にそう頼むと俺は授業関係なく机に突っ伏す。
「じゃあ、教科書の78ページを――」
 聞こえてきた声は遍先生のものだった為、俺は安心して眠りに落ちることにした。



……………
「ねえ、湊。湊は大きくなったら何になりたい?」
 女の子が男の子に話し掛けていた。ただそれだけのはずだが、俺は驚いていた。その男の子は、写真で見た小さい時の俺にそっくりだったから。
「僕はね、警察官になりたいなー。そしてこの町の人をいっぱい守るの!」
 俺はそんな無垢な頃の思いを聞き、赤面せざるをえない。昔のこととはいえ恥ずかしすぎる。
「ふふ、頑張ってね。おねえちゃんも頑張るから」
 会話の流れが全く掴めない。だが、そんなことは問題も無いだろう。小さい子同士の会話だ。脈絡無くたって何ら問題はない。だが、その女の子の台詞には引っかかるものがある。
 お姉ちゃんって、どういうことだ?俺には姉なんていないはずだし……
 俺のそんな疑問も他所にその光景は徐々にフィードバックされていく。そして、俺は漸く体を揺らされている事に気付き、その上半身を起こす。
「あ、やっと起きた」
 寝惚け眼を擦りながら辺りを見回す。すると、人もまばらになった教室と、俺の前の席の机を俺の机にくっつけて座っている芽衣に、同じように自分の机をその2つの机に繋げている明緋。
「そっか、そういえば俺前の授業放棄して寝てたんだっけ」
「湊様の寝顔、たっぷり堪能させていただきましたわ」
 別に寝顔くらい見られても構わないけどさ。
「じゃ、湊も起きた事だし早くご飯食べよっ。時間なくなっちゃうし」
「あれ、まだ食べてなかったのか?」
 2人で先に食べてりゃ良かったのに。別に一人での食事もなれてるし俺は全然構わなかったのだが。
「だって、あんなにぐっすり眠られたら何か食べづらいし」
「それに湊様と一緒に食べたかったので」
「まあ、ありがとな。じゃあ早速食べるか」
 そう言って俺はバッグから弁当を取り出す。麻衣ねえによると俺の弁当は湊(ミナト)さん作らしい。関係ないが3人の弁当はどれも材料が違うらしい。いつも思うが天風家の収入情報はどうなってるんだろう。やっぱり親の残した財産なのかな。まあ取り合えずは大丈夫そうだしいいか。
「おおっ、何か凄い豪華だな、この弁当」
 色取り取りのおかずが織り成すそれは俺が今までに見たことのないような豪華さを放っていた。
「湊(ミナト)さん気合入ってたからねぇ」
 弁当にそんな力入れなくてもいいんだがなぁ。
「みなと、ってどなたですの?」
 初めて聞く人名に戸惑う明緋。そういえば湊(ミナト)さんのこと知らないんだっけな。
「湊(ミナト)さんはね、メイドさんだよっ」
「……はい?」
 明緋が混乱の声を洩らした。まあ普通の反応っちゃあ普通だな。
「あー、芽衣はこの夏休みでよく解らない事を良く口走るようになったからあんまり気にしないでくれ」
 俺は冗談めかして明緋に耳打ちする。芽衣に聞こえるように。
「ちょっとぉ!だって本当でしょ。メイド服着てるんだし、やってることはメイドそのものだし」
「やってることって麻衣ねえや芽衣だって同じことしてんじゃん」
 まあ違うと言えば他人の家で家事を行っていると言う点だが。てかその点が一番のポイントだが。
「いつか会ってみたいですわ」
 どうやら興味は持ったみたいだな。まあ俺も友達の家にメイドがいるって聞いたら興味を持つけど。
「じゃあさ、今日にでも家来る?アキちゃんも呼んでさ。ご飯も食べてきなよ」
 芽衣が明緋にそう提案した。俺としても人数が多いほうが楽しくていいし、否定する理由は何処にも無いな。てか権利すらないけど。
「芽衣が良いと言うならお邪魔させていただきますわ」
 明緋もその提案に肯定的のようだ。さすがに2人が来るならば先ほどのカレーのことも保留になるだろう。
 明緋に感謝しつつ俺は弁当を平らげる。この後はホームルームを行って終わりだ。それも俺は宿題とか関係ないし別に問題はないだろう。もう一回ぐらい寝ておこうかな。
 そう思い俺は2人にもう一度眠る事を告げ、また机に突っ伏す。精神的に疲れていたためまたもや直に眠りにつくことができた。




……………
「湊……」
 中学生くらいの少女が、同じく中学生ほどの少年の方を向き呟いた。その少年――即ち俺――は膝を抱えて部屋の角で壁のほうを向き俯いていた。その肩は震えているように見える。
 少女はそんな俺の元に歩み寄り、そして慰める様に優しくその背中に抱きついた。
「湊……大丈夫……お姉ちゃんがいるから……湊は、一人じゃないから……」
「うん……分かってる、分かってるけど……」
 それでも両親がいないことには変わりないんだ。幾らあの少女がいるからってソイツは親ではない。もう親という存在はなくなってしまったから。
「もう、お父さんもお母さんもいなくなっちゃったけど、それでも私がいる。私じゃ……ダメなの……?2人の代わりに離れないけど、それでもお姉ちゃんとしてずっと一緒にいてあげる。だから――」
 その先の言葉は俺には聞き取る事はできなかった。だが、少年は少しだけ元気を取り戻したふうだった
「うん……もう大丈夫……何時までも泣いていたって意味はないんだ……」
 自分に言い聞かせるかのように、小声で呟いた。
「湊、これから、一緒に頑張ろうね」
 明らかに無理をして作った笑みを浮かべた少女。俺もそれに答えるかのように無理して笑顔を作っていた。
……………


 気がつけば俺は、体育館らしき場所の裏にいた。俺は今の自分の状況を理解するまでに一体どれ位の時間を要しただろう。
 俺は地面に刺さった十字の板に手足をロープで巻きつけられ、磔られていた。更に助けを呼べないようにするためだろう、俺の口にはガムテープが張られていた。
「ッ!」
 必至に体を動かしてみても地面に刺さったソレはびくともしない。口呼吸できない分体力の減りは激しかった。直に俺の体力は限界を向かえ、力は全く入らなくなった。
 何か良い方法はないか、俺は思考を巡らせる。だが、身動き一つとれずほんの微かな音しか立てられない今の俺には手は残されていなかった。俺は已む無く誰かが気付いてくれるのを待つ羽目になった。
「………」
 一体どれほどの時間が経っただろう。気がついたときにはまだ陽は高かった。だが、既に陽は暮れ始め茜色の空も黒みを帯びていた。ここまで来るともう苛立ちよりも恐怖心が勝っていた。 
 俺はどうなるんだろう……
 そんな思いが頭を過ぎり、不安ばかりが募る。麻衣ねえたちが気付いてくれればいいのだが……
 俺はもう目を開けているのも億劫になりその瞼を少しづつ下げていく。そして、闇が訪れる。キツク縛られた手足の感覚が全くない。ただ感じるのは肌寒さと不安だけ。
 諦めにも近い感情が俺の中に生まれ始めた頃、ザッ、ザッと誰かが向かってくる音がした。だが、もう目を開ける気力すら残っていない。俺は流れに見を任せた。
「湊様……ヒドイ……一体、どうしてこんな……」
 足跡の主は明緋のようだった。一体どんな目で俺を見ているんだろうか。
「湊様、今助けてあげますわ」
 まず、足首のロープが外された。そして、右手、左手と順にロープが外され、俺は地面に頽れた。長い間緊縛されていて足に力が入らなかった。俺は手をゆっくりと口元に持っていきガムテープを剥がす。そして、解放された事の安堵から気力も僅かながら回復し、俺は目を開いた。
「ッ!?」
 そこには、涕を浮かべている明緋の顔があった。その顔は、泣いているのと同時に怒りに満ちていた。
「湊様、立てるでしょうか」 
 俺が目を開けた事に気付いたのか、その怒りの表情を咄嗟に隠していた。
「あ、ああ……」
 俺はそう言って腕に力を篭めて立ち上がる。だが、まだ歩くには無理があった。立っているだけでもフラフラするのにここから家まで無事に帰れるのか分かったものではない。
「それなら、今日は泊まっていくと言うのはどうでしょう?亞姫菜も多分良いと言ってくれると思いますわ」
「いや、そこまでしなくても、少し休めば大丈夫だから」
 そう言った矢先に俺は銃身を崩して頽れてしまった。
「やっぱりダメですわ。今日は泊まって行ってください」
 俺は明緋のその気迫に圧され点頭いてしまった。

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