花夢島~Flower Dream Island~

花夢島~Flower Dream Island~

Epilogue~新たなハジマリ~


「湊、そろそろ起きないと遅刻するよー。今日からホームステイでしょ?」
「分かった。今行くよ!」 
 そうだ。今日から俺は学校行事で凡そ2週間のホームステイをしに行く。行き先は、そう。月だ。
 月に行ってホームステイをするのは緊張するけど、実際に月人に会う事で学べる事は数多くあるはずだ。俺は、不安よりも期待が勝っていた。
 俺は制服に手早く着替え、バッグを持って下に下りる。そこには、姉さんが先に朝食をとっていた。
「おはよ、姉さん」
 俺たちには両親がいない。俺が中学に上がると同時に、2人とも亡くなってしまった。だけど、両親の残してくれた財産もあったし、何より姉さんがいたから俺は今まで頑張ってこれた。そして、これからも……
 俺は手短に朝食をとり、バッグを持って外に出た。朝早いため、まだ薄らと月が見えた。俺は、その月を見上げた。
 今日からあそこに行くんだ。
 そう思うだけで胸が昂ぶる。俺は期待に胸躍らせ、集合場所へと歩いていった。

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