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2007.11.23
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カテゴリ: 小説 Wonder Garden
第8話 部会

母の本音から翌日、今年初めて部会が開かれた。聡美の入部した部員数は35人である。
今日の部会で正式に入部が確定するのだ。聡美はわくわくした。
担当楽器は先生の指名で決まるのだが、聡美は希望の楽器に行けるのか心配だった。

「それでは、各楽器の指名を行います。」
そう先生が言うとあたりが静かになった。そして先輩一人ひとりの名前と担当楽器が言われ、先輩方はほっとしていた。
次は1年生の番。今年の1年生の入部人数は9人だ。しばらくすると聡美の番が来た。

「伊野聡美さん、あなたはフルートに入ってください。」
ガーン!!聡美はがっかりした。打楽器に入れると思っていたのだからショックは大きいだろう。


「いいなぁ、可奈子は希望通りで・・・」
「聡美さん、先生の気分次第だからしょうがないわよ。」
聡美はがっかりしながらもフルートパートの先輩に挨拶に行った。聡美の担当の先輩は2人いた。二人とも女の人だ。

「初めまして、先生に指名された伊野聡美です。よろしくお願いします。」
聡美は各先輩に頭を下げた。先輩はとても優しそうな人だった。
フルートはまったくの初心者で、以前に体験入部をしたときにはひとつも音が出なかった。
しかも、近々壮行式があるようで、期間は1ヶ月しかない。聡美は焦りまくった。

「1ヶ月で吹けってぇ!?」
聡美にとってはとんでもないことである。また大声を出してしまい恥ずかしい思いをしたが、聡美はフルートを握った。
フルートの持ち方に少し戸惑ったが、これからが大変。全ての音をその楽器で出さなくてはいけないのだ。
聡美はキーの押し方すら知らなかったので悪戦苦闘した。なんとか音階が出るようになった頃、初心者用の譜面が渡された。


「う~ん・・・手が追いつかないよぉ・・・」
手の動きが固い聡美はまったく指が言うことを聞いてくれない。聡美は半泣き状態だ。
先輩もそれを見て手助けをしてくれた。その事で何とか初心者用の譜面をゆっくりではあるが吹けたのである。
その譜面を吹くために何時間を費やしたのだろう。吹けるようになった頃には部活終了間際だった。

「先輩、今日は手助けをしてくれてどうもありがとうございました。」


「よぉし!あしたもがんばるぞ~!!」
聡美は意気込みをし、家路に着くのであったが、その途中、聡美は危険な目に遭うのであった。

(第9話へ続く)





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最終更新日  2007.11.23 08:20:48
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