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2008.02.05
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カテゴリ: 小説 Wonder Garden
第27話 頭の回転

次の日、聡美にとって一週間ぶりの授業が開始した。しかし高校の授業の速度は早い。知らぬ間にどこへ飛んだのか分からない。
すると放課後、直人が勉強の手助けをしてくれた。しかし、頭が回らない聡美にとってはチンプンカンプンである。

「だから!こうしてあーしてこうするの!!」
直人が何回も説明しても聡美は意味不明だった。さすがに直人もキレそうだ。聡美は焦った。
結局、聡美は直人をキレさせてしまった。聡美は涙目で必死に謝ったがなかなか直人の怒りが収まらない。

「聡美は何回説明したらわかんのさぁ!!いい加減してよ!!」
その後、直人の怒りが収まるまで熱血個人授業が始まった。聡美は涙を流しながら必死に問題を解いている。とそこへ先生が現れた。

「直人君、少しは手加減したら・・・」

もう直人の熱血ぶりは止まらない。結局、復帰一日目の放課後は直人の熱血授業となってしまった。

「はぁ・・・たぶん明日も直人くんの教えが入るんだろうな・・・」
聡美がつぶやくとこっそり後ろにいた直人が「うん」と声を出した。聡美が真面目にびっくりしている。

「なっ直人くん・・・いつの間に・・・」
「なんだ。気づいてなかったのかよ。」
聡美は後ろからの攻撃に弱く、気配も感じないほどだった。ちなみにうしろからくすぐられるともう立っていられないほど。

「明日も覚悟しろよ。今度は英語だ。」
聡美はあまりの熱血ムードに困惑した。聡美は直人の態度にもう逃げるすべを失った。
次の日、聡美は直人が来るとビクビクした。いつ熱血指導になるのか怖くてたまらなかった。

「やば・・・来た・・・」
聡美は逃げたかったがどうすることも出来ない。それより段々と直人が怖くなってきていた。

直人の教え方に聡美はだんだんと理解してきた。勉強が苦手な聡美は直人の教え方について必死にノートに書いた。
そして直人の熱血授業が終わり、聡美はほっとついたとき、直人が話しかけてきた。

「これで期末テストも大丈夫だね。」
聡美はこの言葉を聴いて驚いた。今日は7月3日、期末テストは7月10日。もう一週間しかない。
直人はちゃんと聡美のことを考えて教えていたのだ。聡美はこんな優しさに思わず直人を抱きしめた。


(第28話へ続く)





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最終更新日  2008.02.05 10:32:59
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