大切な時間(夾×透)



いつもの朝の風景。

「…クソ鼠は?」
「由希君なら朝早くに学校にいかれました!なにやら生徒会が忙しいようで…」

そう、由希は生徒会長なのだ。

「だから今日は夾君と2人で学校に行くのです♪」
「透君、夾君、早く行かないと学校遅れちゃうよ?」
「あぁっそうでした!紫呉さん行ってきます!」





「夾君と2人だけの登校は久しぶりですねっ」
「あ?…そうだな」

いつも3人で通っているわけではないが、確かに透と2人だけで、というのは久しぶりである。

「そういえば夾君、師匠さんはお元気ですか?最近会っていないので…」
「師匠?あー元気元気。ぴんぴんしてる」
「そうですか!それは良かったですっ」
「…今度また師匠んとこ行くか?」
「よっよいのですか!?迷惑ではありませんか?」
「絶対そんなことねーよ。それに透にまた飯作ってもらいたいってこの前師匠言ってたぜ?」
「本当ですか!それは是非、作りに行かせてもらわねばなのです!」

たわいのない会話。こんな些細なことでも、透と話すだけで夾の心は穏やかになる。

「そんなに意気込まなくてもいいって」
「いいえっ!師匠さんのために腕によりをかけて作らせていただきます!!」

透の顔は、朝の光を浴びて透き通りように輝いている。
思わず触れてしまいそうなくらいに。

「…ま、またいつか道場に来いよな」
「はい!」





「夾君、もうすぐ学校ですっ!」
「ん…?あぁ本当だ」
「夾君と話していると、なんだかあっという間に学校に着いてしまいました」
「そ…そうか?」
「はい!とっても楽しかったです!!」

(こいつもそんなこと思ってたんだ…)

そう考えると、夾は無性に嬉しくなった。

「夾君、顔が赤いですよ?…はっ!もしかしてカゼですか?それはいけません!!」

透は慌てて自分の手を夾の額に持っていった。

「ばっ…違ぇよ/////」
「なにやらもっと赤くなりました!本当にカゼではないのですか?」
「お前…ワザとか?」
「へ?何がですか?」
「…何でもねぇよ」

(ワザとじゃない、っていうのがいちばんタチ悪ぃな…)



 2人だけの大切な時間。
 誰にも邪魔されることのない2人だけの時間。
 これからもずっと、大切にしていきたい時間。



                   Fin.

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
今回は夾×透ですvv
実は由希×透よりも書きやすかったり…(爆)
これも使い回しです。(死)新しいの考えるのメンドク…(ォィ)
自分では最後の透君の天然っぷりがちょっと気に入ってたり(笑)
感想くれると嬉しいです~☆


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