bon voyage!

bon voyage!

海外編


と容赦なく我侭言われても、我慢我慢。
やがて飛行機は目的地へ到着。
われ先に機外でお客様を待機。
(お客様より前方通路側のシートを確保するようにしてます。)
検疫・入国審査へ向かいます。

入国審査、こればかりは各自で受けていただくのですが、
大体1・2人は要領悪く引っかかります。
何を仰られて引っかかるのかが、とーっても不思議。
「sightseeing」と言うだけで何故に?何故に?
そしてターンテーブルにて荷物をPICK UP。
損傷箇所の有無・個数を確認して税関を通過し、現地ガイドと合流。

空港内の銀行にてお客様が両替を済ませている間に
現地ガイドと人数・部屋数・行程を確認。
そうすると・・・
「ココノ観光ハ2日目ニ変更ネ。」
「時間チョウセー、ショッピングイク。」
と勝手に行程を変えようとしてくる。
ちょいとお待ち!主催元はウチだよ!ウチ!
時間・手配上止む終えない変更はお客様に丁寧にご説明しますが、
勝手に行程変更・買い物を増やされるのは納得いかない。
そこはビシビシとガイドではなく、
あくまで添乗員が主導権を持つ事をアピール。
ツアー料金が安ければ安いほど、ランドの負担が大きいのはよーく分かる。
土産屋に手数料もらいたいのもよーく分かる。
でも観光を減らしてまで買い物するのは、何が何でもいただけない。
買い物の時間が少なすぎても、それはそれでお客様の不満になるので、
“バランス”が大切なのであります。

ガイドの仕事を見張りつつ、
お客様がはぐれないように目を光らせつつ、観光が始まります。
「添乗員さんてsheep dogみたいだね。」と良く言われます。
だって外国で迷子探すの大変だもん。
イヤでも目がギラギラ光ります。
物知りなお客様も多く、逆に教えてもらったり、
知っていても惚けてヨイショしてあげたり、
「添乗員さん何歳?」「独身?」
「今回で何回目?」「この仕事大変でしょ?」
質問攻めもやんわりかわしつつ
ガイドの日本語が怪しければ、
ノート片手に説明しながら観光は続きます。
ガイド日本語上手は上手なんだけど、
「ハイッ!ミナサマ、バスに乗れ!」いきなり命令形だったり・・・。
お客様も私もビックリ。日本語ってやっぱり難しいんだね。

宿泊先についても、部屋割り・ホテル施設のご案内
朝食/集合/出発案内などを済ませ、
お客様の部屋に不都合がある時のために、しばらくはロビーで待機。
何もなければ夕食にご案内した後
ガイドとちょっぴり飲みつつ、翌日の打合せ。

そして問題がなければやっと添乗員も一人になれます。
しかしお風呂時間には要注意。
「お湯がでない。」「シャワーの勢いが悪い。」
などなど言ってくるお客様がいます。
なかなか着替えられないし、寝れないのであります。
報告書をまとめつつ、ボチボチ寝たかな?という頃にスーツを脱ぎます。

そんなこんな日程をこなし、日本が恋しくなってきた頃に
自前の「カリカリ梅」やら「お煎餅」やら、
寒い土地ではカイロなどを用意してお客様へちょっぴりプレゼント。
経費下りないけど、ま、気持ち。気持ち。
たかが数日の旅行でも、日本人はやっぱり和食恋しくなるもので。
ほんのちょっぴりの気持ちでもお客様は喜んでくれるし、
喜んでる笑顔が見たいから毎度止められない。
だからいつまでたっても貧乏。(T_T)

お誕生日のお客様がいれば、現地でケーキを手配したり、
誕生日プレゼントを準備したりもします。
大体のお客様は大感激されます。
感激のあまり涙されて、こっちまでジーーーンとしちゃったり。
ケーキは皆で食べれるので、他のお客様にも好評。
あくまで「公平」さを忘れてはいけないのであります。

やっとハモって来た頃にはもう最終日。
空港にてガイドとはお別れ、
しんみりしつつ添乗員の仕事はまだまだ続きます。
着た時と同じようにチェックイン・出国手続きを済ませ、DFSへご案内。
最後の最後までお買い物されるお客様を横目に、
ホッと一息お茶飲んでたりします。
新しくできた空港だと探検して、次の添乗員のために帰着後報告。
全員飛行機に搭乗するのをゲートで確認してもらい、本人も搭乗。
んもー帰るだけ。
日本についたら、入国審査・荷物PICK UP破損がなければ、さようなら~♪

「皆様、大変お疲れ様でした。
何かと不行き届きの点があったとは存じますが、
こうして全員そろって帰ってこれたのも、
皆様のご協力とご理解があったからです。
誠にありがとうございました。
またのご参加を心よりお待ち申し上げております。
お家に帰るまでがご旅行です。
どうぞお気をつけてお帰り下さい。」

パチパチパチ。握手。写真。(^_^)/~

と一通り見送ったらやっと解放。
後泊・乗継のお客様がいなければ、帰宅。

なんだかんだ色々やる事があるようであり、
ちょっぴり語学が伴ってくるものの
添乗業務自体は国内より楽勝なのであります。

バス日帰り→バス宿泊→電車→飛行機(国内)→海外
というように普通はステップアップしていくのですが、
なんせ普段は中で業務、添乗員が足りなくなると出動ってなペースなので
そんなステップ踏んでいる暇もなく
私の場合、バス日帰り→海外といきなりレベルアップ。
それでも何とか帰ってこれるのです。

「行けばわかるさ!なんとかなる!」

この一言につきるのであります。

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