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2003年10月10日
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連休前の金曜日で、本来なら楽しい二人の時間を過ごせたはずなんだけど、「体の具合があんまり良くないから、早退するね!」のメールを残して、クミさんはマンションへ帰ってしまった。
以前に、具合が悪くて帰ってしまったこと有ったけど、久しぶりなので、少し慌ててしまった。「どうしたんだろう?」という不安が頭の中を駆け巡って、なんとか、連休前の忙しい仕事は終わらせたけど、帰る前に気がかりだったので、携帯を鳴らしてみた。
意外と元気そうな声で、ちょっと安心したんだけど、帰ってすぐに寝てしまったから、何にも食べていないんだって。買い物をして帰ることにしたけど、何を買っていいのか判らなくて、リンゴと出来た白がゆと梅干が頭に浮かんで、体に良さそうな野菜ジュース、柔らかく煮てある手作りの煮豆とか、駅前のスーパーの棚を見ながら思いついたのを買って帰った。
チャイムを鳴らしたら、ピンクのスウェットの上下を着たクミさんが玄関口に出てきた。元気そうで安心した。「いろいろ買ってきたけど、食欲はどう?」「うん、寝たら良くなったみたいで、お腹すいた。」「そうか、お腹が空けば大丈夫かな?何か薬、飲んだの?」「なんだかわかんないから何も飲んでないよ。」「食事の仕度するから、横になっていて。」「うん。ありがとう。ごめんね。忙しいのに。」「いいんだってば。」そこまで言うと、クミさん、なんだか目がウルウルしちゃって。頭を抱きかかえて、やさしくキスをほおにしてベッドに運ぶ。「出来たら、呼ぶから寝てなさい。」ちょっと笑顔を見せてくれた。

脂っこいのは食べる気がしないだろうから、おかゆを瀬戸物の入れ物にとって、レンジでチンして、梅干の大きいのを真中にもぐりこませて、ほうれん草を茹でて、しらすと合えて、買ってきた煮豆と野菜ジュースをコップに注いで、冷蔵庫の上に置いてあったトレイにのせて、ベッドへ。目を閉じてはいたけど、眠ってはいなかったみたいで、「ここじゃひっくり返しちゃうから、テーブルのとこへ行きます。」「いいよ。じゃあ、あっちへね。」「すみません。」
用意したスプーンを使わないで、お箸で食べ始めた。
「おいしい!お腹空いちゃったから、おかゆが食べたいなって思ってた。」お箸の先を口に入れてクミさん。
結構食べた。これだけ食欲があれば大丈夫だ。「これで、元気になるといいね。」「うん。」盛り付けを少量ずつにしたことも有るけど、みんなきれいに食べたクミさん、笑顔もいつもの笑顔になって、「体の中にエネルギーが入って行くみたい。」野菜ジュースもきれいの飲んで、食後のお茶を、おいしそうに飲んでいた。
「疲れちゃったのかなぁ?」「うん、寒い日があって、クミのが始まって、タイミング悪かったんだと思う。」「よかったよ。何だか安心した。」「大ちゃん、食事は?」「うん、これから。」「ありあわせだけど、冷蔵庫の食べて。」


しばらくして、キッチンで後片つけをしていたら、クミさんが後ろに来て、僕の背中に頭をつけて、甘えた仕草。「どうした?」って聞いても何も言わなかった。体の向きを変えると、クミさん、涙ボロボロ。拭おうともしないで立ってた。「クミ、うれしい!」
両肩を手で押さえるようにして、「あっちで休んでなさい。」なんて偉そうに言ってしまったけど、なんだか、意味も無く、僕もウルウルしてしまった。

リビングに行って二人でTVを観ていたら、「大ちゃん、もう少しいてくれる。クミ、大ちゃんがいる間にお風呂入ってくる。会社から帰って、着替えてそのまま寝ちゃったから。」「いいよ。そうだね、一人より安心だね。何か有ったら、何でも叩いて、合図して。」「ガラスのドアを叩くのが合図で、いい?」「O.K.」
半分冗談だったけど、半分は真剣だった。
シャワーの音が聞こえてきて、桶を音がしたりで、大丈夫そうだった。30分くらいしたかな?クミさん、頭にタオル巻いて出てきた。いい匂い。湯上りのほんのりピンクの顔色。そばに来て座ると、ボディソープの匂いと、クミさんの女らしい匂いがミックスされて、鼻をくすぐる。いつもだったら、跳びかかって押し倒してしまいそうだ。あぐらをかいた僕の前に座り込んできた。腕を前に回して豊かなノーブラのバストをまさぐる。でも、今日は、そこまでしか出来なかった。立ち上がってドライアーを当てに洗面所へ逃げられちゃった。「準備中」だもの、しょうがないよね。

「夜中でも、何かあったら携帯ならしてくれていいからね。すぐ、来るよ。」こっくりうなずくクミさん。おでこにキスして、そして、おやすみのくちずけを。クチビルを重ねると、クミさんの口から息が漏れて、せつない感じ。このまま、しちゃいたい気持ちだったから、余計だ。

もうすぐ午前様の時間に、いつのまにかなってしまってたけど、僕で役に立って良かったという安堵感みたいなものが、ふっと肩から抜けて行った。
大切な人なんだと思う。「何もしてあげられない。」から、「何とか役に立ったのかな。」へ、このような小さな積み重ねが大切だね。
神様に、試されたような金曜日。「どうですか?なんとかなりましたよ。」って上を向いて言いたくなった。元気になって欲しい!





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最終更新日  2003年10月11日 21時30分33秒
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