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2008年08月06日
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テーマ: 海外生活(7812)
カテゴリ: 旅行
7月16日(水)


ハムサンドにたまごサンド、そして野菜スープ、果物、ビスケットを用意した。
でもお天気がよくないらしい。とうとうクリストファーは遠出をあきらめたらしい。
高い山に登るときはやっぱりお天気がよくないと、意味が半減する。

去年オールドマン・コニストン(803m)を登った時、1m先が見えなかった。

ふもとが晴れていても、高山は曇っていることが多々ある。
晴れることを期待して歩き出したのだった。
がそのまま、曇っていて、1m先も見えない状態で頂上に到着した。
こういう深い霧の中を歩くのは、初めてだった。


翌日、また別のルートで登った。
頂上まで晴れていて、見晴らしは最高であった。

ついでに尾根を歩くことにナり、永延と言う言葉使いたくなるような感じで歩いた。
途中、てっぺんというのにふさわしい場では、高所恐怖症の私は、
岩にしがみついてへっぴり腰で這っているという感じで歩いた。

こわごわ歩いていたので「Are you all right?]と皆声をかけてくれる。
自分でいうのもなんだが笑えてしまう。
「Yes, I am all right, thank you.]

恐怖は疲れを増徴させる。
とにかく、疲れた。
何が楽しくて、こんな歩くのかしら、という考えが浮かんでは消えた。




話は、スコットランドに戻る。






コテージのホルダーの一つに入っていたメッセージにスティーブさんとエスタさんの農場の案内があった。彼らは9年前にヨークから移動して自作自農の生活を始めたらしい。
そしてその作物が売れる様にまでなったと、詳しいお手紙が入っていた。
とても彼らの農園に興味を引かれた。
朝に電話を入れたが留守番電話だった。

最後にまた後で電話しますと言い残して電話を切った。

今日の予定では、自転車でLoch Buidheビューヘ湖と発音するのだろうか・・・
行く予定だった。
土地勘がまだなかった私は、エンボの彼らの農場と今日の行き先は同じ方面かどうか、
夫に聞いたのだが、いつもながら言葉に誤解が生じ、結局クリストファーは私が農場に直接行きたがっていると理解し、車で農場に行こうという結論になった。
これは、ミスコミュニケーションが生んだ時間節約の結果なのか、はたまた、コミュニケーションはどうでもよいから、何をしたいのかを優先したコミュニケーションプログラムなのか・・・
一路、エンボストリートの彼らの農場、Bumblebeeバンブレビーコテージに行った。
はたして、彼らは家にいるのだろうか・・・・
はい、いました。

スティーブが彼の仕事場、(彼は家具職人らしい。)に入ったところをキャッチした。
なんと、彼らは、私達の村から8マイルくらい離れたサースクからここドーノックまで移動したらしい。
小さな家を買い、9年がかりで、増築し、庭を切り開き、自給自足の生活を志したらしい。
スティーブが大工さんというのも幸いしたのだと思うが、いまや、かれらの農場は小さな楽園だ。自給自足からそれを販売するというところまで来ている。
地元のホテルでは彼らの農場から作物を定期的に買ってくれているところもでたとか。
それにファーマーズマーケットに出展したり、非常に忙しくなったといっていた。
商売にするには安定した収穫が必至である。
それで、新しい温室も2つ増築したそうだ。
で、ますます忙しくなってしまったと。

定年退職を志、この偏狭の地にやってきて、またまた忙しい日々をすごすことになったのは、皮肉なのか、自然なのか。人生は面白い。
エスタが自分の農場を案内してくれるということになり、彼女の後にくっついていった。
秘密の花園みたいに花々が咲き乱れている。
元気な鶏達もいる。犬が2匹、名前は、サムとリリィー。
サムは甘えて、なでてもらいにやってくる。「お前はたくさんの愛が必要なんだね、サム」といいながらなでてあげると、だんだん調子付いて抱きついてくる。
おいおい、重いぞよ。

エスタの農場

温室にたくさんのビートルートとか豆類がなっていた。
コジェット、レタス、キャベツなどなど。
ビートルートを3本、葉っぱごと。
私はこのビートルートのこの葉の炒め物が大好物である。
イチゴがたわわに実ってる。生唾ゴクリ・・・おおきなラズベリーがたくさん実ってる。
今日買える分だけ買わせてもらって、残りは土曜日ということで農場を後にした。

エスタの庭

こんなに素敵な農場とすばらしい環境の下で暮らしているのに、エスタはリュウマチで苦しんでいる。今は24時間のモルヒネを投与してもらって、痛みから解放されて、なんとか農業ができるそうだ。が・・・

なんだか、明るい笑顔の中にあるしんどさが言葉から出てきて、気の毒に思った。
9月に骨を削る手術を受けるそうだ。
体質改善を徹底的にしていかないと、モルヒネに身体を支配されるのは、そんなに遠くはないのではないかと、危惧するのは私だけだろうか。

たくさんの人たちが痛みを消すために、違う方向に行っているような気がしてならない。
痛みは、つらいが、それは痛みを感じないよりはいいのだ。
私も歯が痛くなるたびに、しんどいけれど、痛みを観察している。
この痛いのを作ったのも自分自身なんだから。
身体の声を聞かなくては、と思う。
痛い間は、話ができないほどだけれども、痛みに感謝している。
身体の痛みは大事な信号だ。
ありがたく感じよう・・・でも痛みは私も嫌いである。
痛くない自分の身体に感謝である。コテージに戻って、サイクリングで近くの湖に行ってピクニックをしようという計画で、自転車にのりい出発した。
が、お尻がいたい。
なんとか、我慢しながらスケルボ城の跡をこし、かなり行ったところで、こりゃだめだと、ギブアップ。
家にもどり、車で途中まで行き、そこから歩くことにした。
この自転車のサドル、まったくきついのである。

車で10分ほど進み、いざ歩こうとしたら、例の歯の痛みが襲ってきた。
ズキーーンと、さっきまで自転車をこいでたときに寒かったから、その温度差が歯にしみるらしい。
そしたら、外は蝿の大群が押し寄せてきた。
ちょうど日向に車を止めたので、それで蝿がたかってきたのではないだろうか。
歯は痛いし、蝿がすごいし・・・なんなんだぁ・・・

気長にクリストファーは待ってくれているが、
とうとう、この蝿の大群に恐れをなして、車をもう少し走らせて、
上のほうに行けば蝿は来ないだろうと、運転を再開した。狭い道で車がすれ違えない。
駐車できるところを探しながら前へ前へ、とうとう湖まで来てしまった。
風が強くて、海みたいになっている。雨が降ってきた。この寒々とした風景を見ながらお弁当にした。こんな寂しそうなところでも家は建っている。
人間と言うのはすごいなぁといつでも思ってしまう。

野菜スープのスプーンを持ってくるのを忘れてしまった。
とりあえず、サンドウィッチを食べて、暖かいお茶を二人で仲良く飲んだ。
湖のところに海岸のように砂地があり、そこで焚き火をした跡があった。
風がなければきっとよいに違いないと思いながら、この自然の雨と風の威力には逆らいようもなく、しばし呆然として、そこを後にした。

ボナールブリッジを径由しようということになり、細い道路をくねくねと車を走らせた。
湖が見えてきた、と思って地図を確かめたらしれは湖ではなく海の一部。
Dornoch Firth,ドーノック湾になっていた。景観がとにかくきれいである、が、橋は・・・・むむむっつなんか「美」というものとかけ離れているような。
町も活気がないような・・・
今年のスコットランドはこの経済不況が大いに反映して客足が十のいいるようだ。
なにせガソリン代の値上がりがすごいのだ。
でもそれだけだろうか・・・
橋のふもとにクラフト&カフェとなっていたので、そこに行くことにした。
なにせ、トイレが~~ない。
入っていったら、何気にかわいらしい喫茶店で、川べりに建っているので眺めがよい。
そして、お客さんがたくさんいる。
手工芸品もかわいく売られていて、食べ物もそんなに高くはなかった。
心地よく、コーヒーとケーキをいただいた。
売り家がけっこう目につく。
いくらくらいなのかな?大きい家はそれでもまだまだ高いようだ。
興味が家ハンティングについつい行ってしまう。
オズモズリーの家はすきなのだが、なにせ暗いし天井が低いので、
クリストファーが今ちょっとストレスを感じ始めている。
それに野菜畑ができないのがつまらない。
借家でも畑ができればもっといいのになぁ・・・と贅沢なことを思っている。

ドーノック径由で、ちょっと買い物をして帰ってきた。
クリストファーが今晩のマッスル貝の料理に合わせてシャブリのワインを買ってきていた。高いのに・・・・大丈夫かな?
まぁありがたく、冷やしていただくことにしよう。
さてさて、魚屋さんにマッスル貝は届いているのだろうか。
クリストファーは自転車でサイクリングに出かけ、私は一人で車でゴルスピーの魚屋さんへ。

実は、ゴルスピーのチャリティーショップの窓側においてあった青色のボールがとても気になっているのだ。またまた物欲が、買いたい虫がうずうずしているらしい。
それに赤いモンスーンのブラウスも、あったら買おうと思っていた。

はたして・・・ボールはまだあった、3.5ポンドでお買い上げぇ~~
ブラウスはなかった。残念。

その足で、魚やさんへ。ちょうど、荷物が着いたところらしく、運び入れていた。
マッスル貝を1Kg買って3ポンド。けっこう大きい粒である。

今日の夕飯は、贅沢だった。
御昼の野菜スープを温めなおして、スターターにして、ビートルートの焼蒸し、葉っぱは葉っぱで調理した。マッスル貝の白ワイン蒸し。
サラダ、玄米ごはん、そしてルバーブクランブル。
そしてもちろんワインはシャブリである。

すべておいしくいただいた。
ビートルートの葉っぱの煮物とご飯の組み合わせは絶品だ。
味付けのコツは、ちょっとのお醤油にちょっとのバルサミッコビネガーだ。
ビートルート自体がとても甘いので、これくらいの味付けでビートルートのうまみがもっと引き出せるのだ。

旅先でもこうやっておいしいものが食べれて幸せだ。
ありがとう。










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最終更新日  2008年08月06日 18時09分51秒
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