3章 荒んだ世の中でも、『自分を見失わないで』生きる 人間関係の悩みは、毎日の生活の中の悩みの大部分を占める、といっても言い過ぎではないでしょう。 営業は、人を見る目を養うのに役立ちますが、逆に、中にはお客を騙す、よくない営業マンもいます。営業マンに限らず、世の中がせち辛くなり、あの手この手で、人を騙すトラブルがあちこちで発生しています。広義には、人間関係の悩みも「人が信頼できるかどうか」という問題に置き換えることができるかも知れません。 いずれにせよ「人を見る目」を養えば、人にだまされ裏切られる恐れもないはずです。ではどうしたら、人を見る目を養うことができるでしょうか。 原則的には、こちらが「自然体」で臨むこと。今も昔も、人をだまそうとする悪い奴はいるものです。「儲かります」「不治の病も治ります」「必ず美しくなります」「必ずやせます」「すばらしい交際(結婚)相手を紹介します。」こういう甘い言葉にだまされて、虎の子の貯金をだまし取られたり、インチキ医薬品や化粧品を売りつけられたり、交際相手に裏切られる人などが後を絶ちません。が、これらの場合騙すほうが悪いのは間違いありませんが、騙されるほうにも隙があったのです。つまり、「勝手に甘い夢を見て」相手のペースにはまり、冷静に相手を見きわめ、状況を見極める判断力を失っていたと考えられます。もっとも、最近では、グループで危機状態を演出する悪質な『振り込めさぎ』など、巧妙で悪質なケースも増えているようです。 だからこそ『クール』になることが必要で、どんな人にとっても ① 今、自分はどういう状況にいるかを判断する力 ② 決断すべきか、耐えるべきかを判断する能力 ③ 人を見る目