2007年01月04日
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カテゴリ: 日常生活
●つくづく自分は政治的なイデオロギーから遠いと思った。

靖國神社に行ったことはあるが、その中にある遊就館には行ったことがなく、日本人としていずれは、と思っていた。

遊就館

私は戦争マニアでも兵器マニアでも歴史マニアでも右翼でも左翼でもない。
日本の過去の戦争を振り返るとき、自虐的な自己批判・隣国からの非難だけに耳を傾けていることが多いため、
「靖國神社」側の言い分も聞かなければと思い行った。


泣いた

号泣した。

特に、特攻隊員の遺書を読んで、あふれる涙を抑えることは出来なかった。

無精ヒゲを生やしたおっさんが涙と鼻水でグチャグチャになりながら、 トイレに3回 駆け込まざるを得なかった。

「お母さんお母さんお母さん」と20回以上呼びかけていた

親から受けた今までの無条件の愛情に感謝し、親孝行で返せない死にゆく身を嘆き、親や妻子の行く末を心配する。

絶望的な死を前にして、悩み尽くし、結局行き着くのは肉親への感謝と愛情。

揺れ動く心を落ち着かせるためには、死に行くための納得がいく理由が必要。

親を守り、妻を守り、子供の未来を守る。それが根っこにあり、国を守り山河を守り天皇を守る、という大義名分を持つことができる。

20歳そこそこの遺書がしっかりとした気持ちで書かれており、今の俺が同じ状況下に陥った時、
こんな文章が書けるだろうかと自問した。

やりたいこともあったろうに、戦争をしている国に生まれ、健康な体に恵まれてしまったがために兵役についた。
戦況もふるわず、死が刻々と近づいている。彼らにとって死は身近なものだったろう。
そんな極限的な状況でこそ、その人の魂は試される。
自暴自棄になりたい心を押さえ、逃げられない以上はやるべきことを認識し、自分を形作ってくれた
周囲の人間に感謝して、従容として死につく。


最近は大掛かりな戦争をしていない平和な国に生まれた幸せを噛み締め、彼らの犠牲の元にこの国が成り立っていることを
忘れてはいけないと思う。
過去に対する感謝を持ち、精一杯生きるしかない。

#一度ヘンケンをなくして見に行ってほしい。





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最終更新日  2007年01月08日 08時44分23秒
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