kuraの日記

日記



天使と悪魔



バチカンでは法王が死去のニュースで世界中が喪に服しているけれど、総人口の1%の日本のキリスト教ではやっぱり反応は薄いような気がする。神棚と仏壇があってクリスマスを祝うという日本人にはちょっと馴染みのない方だから感覚がないけれど、CNNニュース等では大きく報じられてます。以前「ダビンチ・コード」を書いたダン・ブラウンが法王死去からの陰謀をミステリーと推理仕立てで書いてますが、次の法王選出まで詳しく説明されていてキリスト教になじみのない日本人でも分りやすい説明がされています。コンクラーベに伴う陰謀とか、前法王の怪死、現実の史実も小説に負けないくらいの「陰謀説」が取りざたされている。日本人の宗教観とは相容れない(どうもハルマゲトン=キリスト教信者の救済等詳しくは勉強不足の為違う所もあるでしょうけれど・・。)ような気がする宗教観だけれど(個人的に日本人は無宗教だとは思っていないし、生活の中に日本人の宗教は息づいていると思ってはいますが・・)

ビル・トッテン「日本人の自然観」 の中ブッシュ大統領のキリス教原理主義とハルマゲトンの説明を書いてましたがその中で
「キリスト教原理主義者は人類の終末、つまり「ハルマゲドン」の到来を信じている。そしてハルマゲドンが来ても信徒であれば救世主として再臨するキリストとともに神の国の建設に参加できる(ラプチャーと呼ばれる)ため、地球が破壊されることは良い知らせなのである。したがって環境破壊などどうして思い悩む必要があろうか。さらに聖書によれば、聖地イスラエルを支援するのも当然で、米国のイラク侵略もすべて聖書に書いてあるということになる。

 2002年のタイム/CNNの世論調査によると米国人の59%は聖書の「黙示録」の予言を信じているという。洪水も飢餓も干ばつも地震も聖書が予言しているのだから、どうしてそれを心配する必要があろう。ラプチャーで救われるのに気候変動を心配する必要はないし、キリストが救ってくれるから石油の枯渇も心配はいらないのだ。だから京都議定書など意味がないというのがその言い分である。

 ブッシュ大統領自身はボーン・アゲインとよばれるキリスト教徒だが、米国のキリスト教徒が全員右翼の環境保護反対派だというわけではないだろう。しかし米国には数多くのキリスト教団が存在し、キリスト教ラジオ局は1600局、キリスト教テレビ局も250局ある。その熱心なキリスト教徒がブッシュを大統領に選んだということだ。」と述べています。






「ダビンチ・コード」日本バージョン
皇室に関連したSFまがいの話を思い出して(以前「ムー」あたりで出版されていたけれど・・) ユダヤの消えた10支族 が日本に流れて日本の古代史に大きな影響を与えているという話ですが、伊勢神宮に残されている灯篭や古事記、日本書紀等の文面をヘブライ語で解読とかの話ですが 日ユ同祖論 で論じられてますが、それが皇室まで繋がるけれど、確たる証拠はないそうです。宮内庁が古墳の発掘許可を与えるわけはないでしょうし、万世一系の系譜は世界でも例をみない歴史なのだから、祖先が何処であろうと「謎」のままにしたいという気持ちと「謎」解きを誰かして欲しいという気持ちは交錯するけれど、「ダビンチ・コード」の小説とは違い生きた「伝説」なので日本では書けないタブーの話なんでしょうね。世界中でこれだけ人気の話でも日本の身近にある伝説には無関心というのは面白いけれど・・・。





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