豊かな熟年

豊かな熟年

2004年2月号


         2004年2月号 第38号


   ┏━━ 目   次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

     ◆ ことば:「祝祭」          坂村真民作
     ◆ 茶の間のブロードバンド(14):ウイルス
     ◆ 豊かな熟年のキーワード:「人生設計」加藤 仁氏

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          万里一条鉄
          遂に願いは成就し
          五百号になった
          すべては宇宙心霊のおかげである
          鳥よ 飛べ
          花よ 咲け
          祝祭しよう
          念の成果を 
          念の偉大を

詩人坂村真民は昭和37年7月から詩誌『詩国』を毎月発刊。足かけ43年間一
回も休むことなく500号を達成された。これは普通の詩誌ではなく、「賦算
誌」と位置づけておられた。上記は坂村真民が作ったその祝歌である。
この詩の解説を、坂村真民さんを支える「全国朴の会」の会長片山克さんが
『詩国の朴』第195号で次のように書いておられる。


「万里一条鉄」は真民さんが好きな禅語です。「万里」は単なる距離のこと
ではなく、天地宇宙の意。「一条鉄」とは少しも曲がることなく、まっすぐ
に続く一本の道のことで、苦しくても辛くても途中で脱落することなく最後
まで一つの道を歩き続けることを言います。


『詩国』は500号で終え、『鳩寿』をスタートされる満95歳の真民さんであ
る。

     ◆ 茶の間のブロードバンド(14):ウイルス ◆

             NO.14 ウイルス

又、新しいウイルスが動き出したようです。その被害は企業は勿論、
個人でもやっかいなことが起こります。対応策は、ウイルス防止のソフトを
入れ、少しでも不審な添付ファイルは開かないことです。


< 新型ウイルスにご注意 >

アメリカで新型のウイルス「マイドゥーム」が猛威を振るっているとのニュ
ースが新聞に出ていた。名前は「マイドゥーム」=私の宿命=(別名ノバー
グ)という。問題はその感染スピードである。過去最高の速さで広がってい
る可能性がある。

 感染は今までと同じ。電子メールの添付ファイルを介して感染する。メー
ルの本文は、英文で技術的なことが書かれている。それでよく分からないの
でと、添付ファイルを開けると、感染してしまう仕組みになっているとい
う。

 これに感染すると、ウイルスをコンピューターに保存されている送信先に
勝手に送りつけたり、インターネット上の特定のサイトを攻撃しようとする
ようだ。この感染はマイクロソフト社の基本ソフト「ウィンドウズ」で動く
コンピューターにのみ感染する。日本でもこのウイルスが検知され、駆除し
たとの報道もあったので、日本にあっても無縁ではない。

「ウイルスバスター」などの防止ソフトは常時最新のソフトに先方から書き
換えに来てくれることと、自動チェックしてくれるので便利だ。最低限これ
は必須だろう。

< 私もウイルスにかかった >

1999年6月17日の日記より

「メールを送ると折り返し桝田直君(現スターバックス コーヒー ジャパン
株式会社 代表取締役 最高執行責任者(COO))から返事が来た。添付はzip
形式で、それも英語。内容を見ようとしたが開かない。そこで名付けてファ
イルに取り込んで開く。その直後、桝田君から「ウイルスだ」と電話連絡あ
り。このウイルスは香港からで桝田君のパソコンに侵入して、そこにあった
私のアドレスに桝田君の名前をかたって送ってきたのである。私としては、
パソコンに詳しい彼からのメールだから又、新しい試みだろうと疑いもなく
開いたのである。結果、いくつかのWordの文書が消えてしまった。同じこと
に1年後にも遭遇した。

2000年1月4日の日記より

「村上教授からウイルスを含んだメールを送ったとお詫びの電話をいただ
く。学生からのメールにウイルスがあったとのこと。ウイルスのせいで不要
なメッセージが繰り返される。」

この時は直接の被害はなかったが、慌てて必要なファイルまで消してしま
い、その後処理に時間と手間がかかった。



    ◆ 豊かな熟年のキーワード:「人生設計」◆

      加藤 仁さん(ノンフィクション作家)

<充分にある時間を活かした計画>

定年後はサラリーマン時代の制約から解き放たれて人生を楽しむことです。
そのためには、体力・気力、おカネ、時間が必要ですが、この3つがそろわ
ないものです。しかし、定年後の最大の強味は時間という資産があることで
す。それも誰にも平等にあるのです。 

人生設計は早く立て、準備をすることはいいことだ。そのために、定年前に
土日を使って慣らし運転のつもりで地域活動をしてみるのもよい。地域にあ
るサークルを知り、自分にあったものが見つかるかも知れない。

夫婦共通の趣味については、まず、それぞれが自分のやりたいことを優先的
にやること。趣味は違っていても映画や食事、旅行などはいつでもその気に
なれば、一緒に行ける。

<見込み違いだったら柔軟に修正を>

しかし、いざ、実行すると、こんなはずじゃなかったなんてことが一杯出
る。スタートラインからつまずくことも珍しくない。大事なのは、見込み違
いだったときに、柔軟に現実的に修正する力です。そうでないと、夢はうた
かたとなって消えてしまう。

好きなことができて、人に喜んでもらえるのは、幸せなことです。収入が伴
えば、もっとハッピーですけれど。とにかく、まずは好きなことをやるこ
と。

<私の場合>

定年後の計画はコルクの板を買ってきて、そこに思いついたことをポストイ
ットに書いて張り、色々考えてきた。しかし、それらは、現実に直面すると
実現しないことが分かってきて大方ボツになっていった。 

ボツになる理由は、やはり、願望や思い込みが多く、実際からの乖離が大き
かったことと他人を当てにし過ぎたこと。定年後、何もしないと能力が急速
にダウンする。それは、新幹線から鈍行列車に乗り換えたようなもので、入
ってくる情報量は激減し、情報の質も低下するものだ。現実との乖離を確認
する意味でも、まず、行動してみて、ダメだったらくじけず、また、立ち直
ってがんばることだと考えている。

<根本的な間違いは>

しかし、根本的な間違いは、従来の思考パターンや生活をベースに考えてい
ることではないだろうか。例えば、まだ、20年以上も自由になる時間の使
い方が分かっていない。また、おカネの面では「収入が伴えば、もっとハッ
ピー」だと言うことを意識しすぎて感謝の気持ちを忘れていたことであろ
う。そのためにボランティアの体験も少なく、その喜びも充分に知らないで
いる。

今後も色々な変化があり、思うようにいかないことがあるだろう。七転び八
起きで、少しでも恩返しができれば、と願っている。




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