ブライアン・クラークの『この生命は誰のもの?』(Whose Life Is It Anyway? )を 劇団四季は8年の歳月をかけて創作劇として上演した。 彫刻家、早田健は交通事故で脊髄を損傷し、首から下が全身麻痺となり指一本動かせ ない。彼は彫刻家としての創作活動を奪われ、話すことしか出来ない今後の人生は苦痛 でしかないと考える。彼は、ベッドの上だけの余生を送るよりは、自ら死を選択するほ うが良いと考え、「人間には自分の意志で行動を決定する権利がある」と退院を主治医 に申し出る。当然、主治医はこれを「医の倫理」にしたがって断る。