やさしい暮らし~ねことお昼寝~
2004年、去年の今頃は夫はモーレツなアトピー性の痒みと湿疹で夜も眠れない日々を過ごしていました。仕事にも支障をきたし、二人で営んでいる店も朝開店させるのがままならず、妻が先に行き店を開けなければならないほどでした。 そのときは、朝起きると夜中にかき壊したせいでところどころ皮膚には血が滲み、爪の中は自分の皮膚の残骸で真っ黒。シーツには粉を振りまいたように、やはり剥がれ落ちた皮膚が無数ありました。 皮膚の内側から来るアトピー特有の痒みと掻き壊した傷の痛み、深い眠りを得られなかったための不快感、そして掻いてしまった事の自己嫌悪で、朝は肉体的にも精神的にもとにかくひどい状態でした。(アトピーは精神的にもかなり辛い症状なのだと夫をみて実感されられました。) なんとか気持ちを奮い立たせ、入浴をし(無理なときはシャワー)汗をかく努力をしていました。入浴後はまたまた痒みが襲ってくるので、1時間~2時間はひたすらスキンケアをしながら耐えているようでした。この頃が一番辛かったと思います。そのときの写真が 夫のアトピーその2 に掲載しています。
そこからもう少し悪化しましたが、11月に入ったころから徐々に赤みがひいていきました。痒みは相変わらずだったようですが、多少掻いても血が滲んで下着やシーツが血だらけになるのがなくなったことが、精神的にだいぶ楽になったようです。 しかし冬になると今度はひどい乾燥状態がやってきました。文字通り 粉を吹いている状態 です。シーツも部屋中も夫の皮膚の粉が降り積もるようでした。(大げさではありません) 良くなったり戻ったりを繰り返しましたが、ステロイドを止めて一気に悪化したときのような、あのひどい肌状態には戻りませんでした。今も肌状態は完治したとは言い切れませんが、ステロイドを使わずにこの状態を保っていられるので「良し」としているようです。(画像は一番下に載せました)そんなアトピー夫の普段のこの1年間のスキンケアをご紹介します。
赤みがだいぶなくなりました
脇は乾燥が残っています