風蘭匂記

風蘭匂記

nagoyaのkintama



~オモヒデ~神は居るのでしょうか?~



あの日、僕たちはパチンコ屋に居たんだ。


前日にしし座流星群を見ようと雨の東京を出発したんだ。

西へ西へと車を走らせたよ。


(バックミュージックはユーミンの中央フリーウェイでオナガイシマス)


その場所に着いたのはきれいな朝焼けの中だった。



飛び込みで泊まれるところを探したけれど、

僕たち、お財布には何も入っていなかったんだ。

そう、限度額一杯のJCBカードだけだった。

車の中で大慌てさ(クスッ)


そんな中で見つけたのは、オープンしたばかりのパチンコ屋・・・

お互いのポケットにはクシャクシャになった1000円札。


勇気を振り絞って1枚のパッキーカードを買ったんだ。

選んだ台はわらうせぇるすまん。新台だったよ。


こんな僕らを、君は馬鹿だなって笑うかい?

賭けだったんだよ。おうちに帰れるかどうかの。

だってガソリンは入ってないし、もちろん電車賃もない。

そんな僕らには精一杯の賭けだったんだ。




本当に神様は居るんだよ、静ちゃん。



500円使ったところで確変を引いたんだ。

本当に神様は居るんだよ、名古屋に。



その後食べたコーチンの水炊き・・・神様が僕らにくれた最高のプレゼントさ。



静ちゃん・・・名古屋のパチンコ玉は本当にキンタマだったよ・・・



~FIN~


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