なぜあの人は逆境に強いのか
』
(中谷彰宏、ダイヤモンド社、2011/7、1300円)
この本の続きを紹介します。
今回が第3回。最終回です。
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『 なぜあの人は逆境に強いのか
』
3
(第4章 「逆境に強いリーダーの条件」、あとがき より)
・100人を超えると全員を束ねるのは不可能。
(場合によっては7人という少人数であっても)
まず、小さいリーダーをつくって、
集団を小分けにして班を決めることから始めます。
全員一度に話し合うと、話は絶対まとまりません。
小さいリーダーがまず集まって相談するのです。
「組織をまとめる」というのは、学校でもなかなか苦労する問題です。
小分けにする、その中でリーダーを決める、というのは
いろいろな場面で使えそうです。
・ 優しいだけでは、人を救えない。
強さがなければ、人を助けることはできない。
いちいちくじけていたのでは、人を助けることはできない。
怒鳴られることなど、全然平気でいること。
・みんなが「こうしたい」と言い始めたら、
まとまりがつかなくなる。
最終的には、声の大きな人の勝ちになってしまう。
そのときに、 きちんと仕切っていける強さが必要
。
嫌われる、怒鳴られる、殴られる覚悟を持たなければならない
。
僕はすぐにへこんでしまいますが、
本当にしっかりやろうと思ったら、
そんなことではいけない、ということは分かります。
「やる」と決めた時点で、
イヤなことも想定して、覚悟しておかなければなりませんね。
・生まれ変わるとは、ちっちゃなことを改良すること。
小さい変化を、いかに自分の中で「画期的」と思えるかどうか。
・ 自治とは、「全員に役割があること」 。
・仕事に人を当てはめるのは、組織の考え方。
でも、自治は違う。
10人の人がいたら、10人に必要な仕事を振り分けるのではない。
「あなたのご趣味はなんですか」
「お仕事は何をされていたんですか」という形で聞いて、
できる仕事をやってもらう。
学校用語で「自治的諸活動」というものがあります。
「自治」ですから、「自ら」という言葉が入っています。
先生が決めて単にやらされているだけなのは、
自治とはいわないわけです。
「自治」をめざしたいなら、
ひとりひとりを知ることから。
ひとりひとりに合った仕事を見つけるのは容易ではありません。
だからこそ、やっぱり「自治」をめざしたい。
・最悪の事態に陥った時に一番しなければならないのは、
自分ひとりでガンバることではない。
相手ひとりにガンバってもらうことでもない。
大事なことは、
大切な人と一緒に苦労することです
。
(p129~終わりまで)
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この本では避難所でのことが主な事例として書かれていますが、人の集まるところすべてに共通する普遍的なことが多い気がします。
集団や組織というものをもう一度考え直して、覚悟をもって臨みたいと思います。
たとえそれが、一見平和に見える場所であっても。
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