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科学的=真実ではない



 「科学」とは、三省堂 大辞林第二版によりますと、

(1)学問的知識。学。個別の専門分野から成る学問の総称。「分科の学」ないしは「百科の学術」に由来する。
(2)自然や社会など世界の特定領域に関する法則的認識を目指す合理的知識の体系または探究の営み。実験や観察に基づく経験的実証性と論理的推論に基づく体系的整合性をその特徴とする。研究の対象と方法の違いに応じて自然科学・社会科学・人文科学などに分類される。狭義には自然科学を指す。


とあります。
(2)の定義のはじめの文を読んで頂けるとわかりますが、科学とは真実ではなく、法則的認識を 目指す 合理的知識の体系、または探求の営みです。真実、事実とは一致する必要はなく、それを導き出す途上のものも科学と呼ぶことができます。

 また、「科学的」の定義は、同辞書によると
(1)論理的・客観的・実証的であるさま。
(2)特に、自然科学の方法・成果などに関するさま。
「―捜査」


とあります。
(1)に関して言えば、論理的と言う点では前提が間違っていても、もっともらしく聞こえることはあり、実際には実証的ではないものもあります。客観的と言っても、複数の者が取ったデータが再現性を認めるということで客観性は認められますが、当てはまらない場合も当然あり、それらについて充分にわからなくても客観的と言えるでしょうし、実証にしても統計学的に有意であれば効果ありと判断してしまう、いわゆる「個の真実」とは遠いものです。

(2)に関しては、その正確さは使用する自然科学の厳密性に依存するでしょう。

 科学的というと、絶対の真実のように思っている人を見かけますが、実際のところ検討の余地はまだまだあるようなものも少なくありません。



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